ミラクルシャッター

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ミラクルシャッター』(ミラクルシャッター)は、2009年4月6日から2009年6月29日までにNHK教育テレビジョンの子供向けバラエティ『天才てれびくんMAX』のコーナードラマである。同番組コーナーである「天てれドラマ」として2009年度1学期の月曜日に放送された。全11回。5話から8話にはホラー映画監督の清水崇が演出を担当している。

あらすじ[編集]

菜々香の誕生日に、サプライズパーティをしようとする次元たち。次元は菜々香の写真を撮ってやろうと意気込んでいたが、本番前にカメラを壊してしまった。どうにかしようと外に出た次元は、なにやら怪しい路上販売のおじさんに出会う。そしてそこで変わったカメラを購入するが、そのカメラは過去が撮影できるもので…。

前半6話はカメラを使って次元達が人助けをしていく様子を明るく描いた。後半は過去を知ることの悪影響やカメラによって友情に罅が入っていく様子をシリアスに描いていく。

用語解説[編集]

ミラクルシャッター
年数をセットすると、過去の撮影場所の様子が撮れるカメラ。世界中の珍品・高級品を路上販売していた店で、次元が300円で購入したもの。ちなみに撮影できる時代には制限があり、30年前以上の過去は撮ることができない。ちなみに未来も撮影は不可能である。これは30年前の100億円事件を解決する目的で作られたためである。開発者は研究者の手島博士。最終回で次元たちの手によって壊された。
また、次元たちはこの名前でいわゆる『何でも屋』を開業。このカメラを人助けに活用する。カメラを壊したのと同時に、この店は閉店した。
スナックかくれが
トミー富岡が経営しているスナック。しかし、現在は休業中である。かつては別の者が経営していて、トミーは売れる前、この店に来てよく歌っていた。次元たち4人組はここを秘密基地にしている。
未解決事件解明総合研究所(MJK)
表向きは未解決の事件を解決する目的で建てられた研究所だが、本当の顔は30年前の「100億円事件」を再現した悪の組織。所長の黒谷誠治、副所長の黄山直人は、100億円事件の解決をすると嘘をつき、研究者の手島にミラクルシャッターの開発を頼んだ。そして手島を裏切り、彼を実行犯に仕立て上げた。

ドラマ内で登場したトミー富岡の歌[編集]

これらの曲以外にも、タイトルのない曲がいくつかある。ここでは、タイトルの付いた曲のみ列挙する。

大人のかくれんぼ
第2話で登場。
はつこい
第3話で登場。
リーダーリーダー
曲調はどう聞いてもリンダリンダ。第4話で登場。
気配り
第5話で登場。
カッコ良くなりてぇ
第5話で登場。
ユリが咲き…
トミー富岡がサキにプロポーズするために作った曲。サキの死後、トミーは毎年彼女の命日に墓の前でこの曲を捧げている。第6話で登場。
癒し・癒され 共倒れ(・にはハートマークが入る)
第8話で登場。
誰もこない…
第9話で登場。

登場人物[編集]

レギュラー出演者[編集]

主人公兼語り手。語尾があいまいな口調で話す。菜々香に好意を抱いている模様。鋭い推理力も持っている。第4話より、ミラクルシャッターのリーダーに任命される。最終回で、思い切って菜々香に告白した。
次元の幼馴染。面倒見のよい、相撲好きな女の子。第8話でみどりの策略により次元と仲違いしてしまう。第9話で仲直りしようと持ちかけた次元に呼び出され、スナックかくれがに行ったところ、黒谷、木山にさらわれ、MJKの倉庫に監禁されたが、倉庫に現れた手島に助けられる。そして手島からMJKの裏の顔を聞かされた。
次元の幼馴染。名前の通りバスケ好きで、ややナルシスト。性格は極めてガキ大将。親指で鼻の下をこするのが癖。なお、「ゴルフBOY」にて、彼と思われるキャラクターが登場している。
次元の幼馴染。「そこがポイント!」が口癖。彼がこの言葉を発したときに間違っていた事は過去に5回しかないらしい。時折KYな発言が目立つ。第7話で、ある誤解からかくれがに来なくなってしまった。その後、MJKに研究員として入るが、偶然MJKの本当の目的を知ってしまう。
次元の叔父さんで、通称トミーおじさん。4人組の保護者的立場で、助言を与えることもある。昔は歌手だった。しかし、フィアンセのサキの死後、歌手をやめた。

サブ出演者・ゲスト出演者[編集]

  • 路上販売のおじさん(演:森田ガンツ)
第1話に登場。世界中の珍品・高級品を売っていると言う見るからに怪しい男。次元に『ミラクルシャッター』を300円で売ったが、ミラクルシャッターは彼の物ではなく、手島がこれを持って黒谷と黄山から逃げる途中に彼の商品の中に紛れ込ませたものである。
第3話に登場。菜々香の親友。引っ越してしまった憧れの先輩とのツーショット写真が欲しくて次元たちに依頼してきた、あがり症で行動も消極的な女の子。しかし、後に両想いだったことが判明し、思い切って告白したところ結ばれた模様。
第4話に登場。2人でサッカーをしていたところ、誤って他人の家の植木鉢を割ってしまい、どちらが蹴ったボールのせいかをはっきりさせるために依頼してくる。結局は2人同時に蹴っていたことが判明。2人で喧嘩する前に、植木鉢の持ち主に謝るべきだったのではないかと次元に諭され、仲直りする。
  • 佐藤英樹(演:大平崚也)
第5話に登場。昔はバスケットボールが弱く、ぱっとしない性格だったが、怪我を機に血のにじむような努力をして強くなり、女の子にももてるようになり、ダンクにバスケットボールで勝った。その後、再びダンクに勝負を頼まれるが、この勝負の結果はドラマ内では描かれなかった。
第6話に登場。「どくだみミュージック」代表取締役社長。25年前は、「ダンディ西」の名で、トミーのコンサートの前座をやっていた。トミーに「ユリが咲き…」を売ってくれとしつこく頼んでいる。
第6話に登場(回想シーン)。トミーのフィアンセ。かつてスナックかくれがで働いていた。しかし、トミーがプロポーズしようとした日、コンサートに行く途中で車に轢かれ亡くなってしまった。
  • ヘドロックス(演:LIVES
第6話に登場。トミー富岡の後輩。2008年度の天てれドラマ「ミラクルボイス」にも登場していた。
  • みどり(演:美咲奈緒)
第8話に登場。次元と仲良くなろうと思い、ミラクルシャッターのメンバーを仲違いさせた。
第9話から第11話までに登場。黒谷はMJKの所長、黄山はMJKの副所長。100億円事件を再現し、手島を犯人に仕立て上げたが、最終的には次元たちに捕まえられてしまった。
第10話・第11話に登場。ミラクルシャッターの開発者。この道具を黒谷と黄山に100億円事件の解決に協力するために開発したが騙されて、事件の犯人に仕立て上げられてしまった。しかし、最終回の次元たちの活躍に助けられ、お礼としてミラクルシャッターを彼らに渡した。

放映リスト[編集]

話数 演出 脚本 放送日 サブ出演者・ゲスト出演者 備考
1 豊島圭介 吉田浩太 2009年04月06日 森田ガンツ
2 04月13日 竹森ゆい
星れいら
鮎川せと
3 吉田浩太
小山正博
04月20日 平田真優香
山田玲央
4 吉田浩太 05月4日 木村遼
上妻成吾
なちゅ
小林正樹
山田ルイ53世(髭男爵
ひぐち君(髭男爵)
5 清水崇 05月11日 大平崚也
6 吉田浩太
青木克紀
05月18日 大浜直樹
杉本有美
LIVES
7 吉田浩太
05月25日
8 06月08日 美咲奈緒
9 大郷永雄 06月15日 田中卓志(アンガールズ)
山根良顕(アンガールズ)
10 06月22日 田中卓志(アンガールズ)
山根良顕(アンガールズ)
モト冬樹
11 06月29日