電キャ
ナビゲーションに移動
検索に移動
電キャ(でんキャ)は、2020年(令和2年)4月6日から放送された「天才てれびくんシリーズ」第7作目である『天才てれびくんhello,』に登場するキャラクターである。
概要[編集]
体は電気。モニターから繋がる独自の空間である電空にログインした者の電空内でのいわゆるてれび戦士のアバター[1]。電空にログインした者の電空内での仮の姿であり、デンリキを使う際にもてれび戦士の傍らに出現する[1]。外見は多種多様で、紅緒のような平面画や元太のようなドット絵風の物、さらにはみやぞんエンジのように人間と寸分違わぬタイプのものもある[1]。
木曜日の生放送では『Let's』の金魚1号&超蝶野ロボや『YOU』のたこ8号の役割も兼ねており、また小鳥型ロボットの姿をした茶の間戦士(視聴者)用の電キャ(金魚Rや海鮮隊に相当)も登場し、リモコンを使ってデントリー(参加)することができる。茶の間戦士用の電キャは4色(青・赤・緑・黄)あり、デントリー時に好きな色を選べる。宇宙空間でも問題なく活動できるらしく、超種子島からタネーリンと共に超月に向かう際にはロケットの上に乗っていた。
一覧[編集]
- 冨士原生(イク)の電キャ
- 全身がブロックで構成されたロボット風の兵士。鎧には鷹の嘴や羽をモチーフとした飾りがある。関節がなく手足は胴体から独立しており、バラバラになっても各パーツがそれぞれ動くことができる。
- 佐々木ゆら(ユラ)の電キャ
- 緑色の京劇風の猿。口が大きくよく笑う。腹部には電動であることを示す稲妻マークが、背中には竜のような鱗が、後頭部にはアンテナがあり、カンフーで戦う。
- 超種子島ではロケットに見とれ落下しかけてしまった。
- 梅田芹奈(セリナ)の電キャ
- 声 - 戸田めぐみ(2021年度版)
- 長い耳と尻尾を持った、白とマゼンタの獣人。桜の花をモチーフとしたスカートを履いている。目元には白いバイザーを付け、ヘアスタイルはセリナと同じツインテール。
- 「電空物語」では、第109回でデンリキ「ヒョイットヒョウイーン」を吸収したことにより会話ができるようになった。失恋した芹奈にスマホ越しで寄り添い、「早く大人になりたくなくてまだ子供でいたいのなら、どうせ将来大人になってしまうのだし今を楽しむべき」とアドバイスした。第155回では現実に出て買い物などができないことを理由に芹奈の申し出を断るが、後に芹奈があどミンを探していた際には電空中を探し出して協力した。第163回の時点でライデェン陣営にいたことから第161回から163回までの間にライデェンに唆されたことが伺える。第167回でライデェン側についた電キャに「ライディンが考える世界は理想の世界ではない」と言い放って目を覚まさせる。その後ライデェンに消滅されかかるが、悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- 溝口元太(ゲンタ)の電キャ
- 声 - 金田朋子(2021年度版)
- 全身がドット絵で構成された蛙型のキャラ。雷に打たれた影響で稲妻のマークがあるアフロヘアーは感情により色が変わる。また、雷のショックのおかげでひらめき力が高い。蛙らしく舌を長く伸ばすこともできる。電キャの中では最小で、元太の膝ほどの高さしかない。
- 「電空物語」では、第100回でデンリキ「イッツショウワタイム」を吸収したことにより会話が出来るようになった。「僕がデンリキを吸収したからやっちゃんになもう会えない」と元太に言いつつ、彼が落ち込んだ顔を見せると「でもやっぱり会えるかも」と返すなど気まぐれな性格。第163回の時点でライデェン陣営にいたことから第161回から163回までの間にライデェンに唆されたことが伺える。その後ライデェンが作る世界が理想の世界でない事に気づきライデェンと袂を分つもライデェンによって消滅されかかる。その後悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- カイトン
- 声 - 相羽あいな(2021年度版)
- 阿比留照太(ショウタ)の電キャ。頭部に小さなイルカが搭乗している巨体のイルカ型ロボット。手からは高音が、口からは重低音が出る。また、頭部のイルカはDJプレイも可能。
- 「電空物語」では、第118回でデンリキ「スッポリスンポール」を吸収したことにより会話ができるようになった。本人と同じく饒舌な関西弁口調で話す。みやぞんエンジとの会話によれば早く喋りたかった模様。第152回では小春に話しかけられない照太をからかっていた。その後小春の事情を詮索しようとする照太に「しつこくしても迷惑になるだけ」と言って喧嘩になってしまうが、翌朝には機嫌を戻していた。第167回でライデェンに消滅されかかるが、悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- ラブリム
- 声 - 下屋則子(2021年度版)
- ギュナイ滝美(ギュナイ)の電キャ。大きな籠手を装着した、ウサギか猫のような耳を持つ少女型ロボット。巨大な籠手はスピーカーになっていて、足に装着することもできる。
- 「電空物語」では、第115回でデンリキ「ヘンシュウデワンスモア」を吸収したことにより会話ができるようになった。映写機を通じてギュナイの前に現れ、「ゴミ箱の中には宝石が詰まっている」と元気付けた。ライデェンに唆されたかどうかは定かではないが、ライデェンの陣営にはつかず、第167回ではギュナイを励ましていた。その後ライデェンに消滅されかかるが、悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- オリオン
- 声 - 宮瀬尚也(2021年度版)
- 坂上悠真(ユウマ)の電キャ。青い特撮ヒーロー。本人と同じく眼鏡(ゴーグル風のデザイン)を掛け、ユニコーンのような角が頭に生えている。一人称は本人と同じく「僕」。
- デンリキを取り込まずとも「電空物語」第86回の時点で既に話すことができた。あどミンを探していた悠真に対し『月刊モー』の写真の場所に行くことをアドバイスした。
- 「電空物語」では、第90回では悠真と協力しDOSで空を負かすも、実は空に勝ったのは悠真本人の実力ではなく、ダンスが下手な悠真に代わって電キャがプレイしていただけだった。この事を知った悠真は空との再戦を望むようになった。第125回では空達の頼みを一蹴した悠真に「これで本当にいいのか」と声を掛けたが、当の本人はチュパカブラ捕獲に夢中だったため呆れていた。その後様子のおかしい桜川に元太が録画した映像を奪われかけた際には、「制御盤が爆発する」という冗談を彼に信じ込ませ、その隙に7人を逃がした。第128回では桜川の調査へ出掛けた悠真と空に対して「他の皆には内緒にしておいた方がいい」と忠告した。第133回では代弁者に襲われた悠真を庇い、「ツルツルツール」を発動させ電こんぶをクリプトオンズから奪い返した。第140回では眞生の電キャと共に礼の電キャに対して桜川の元を訪ねるよう提案した。その後どちらが先に電キャスーツを使うか譲り合っている隙に礼にスーツを持っていかせた。第163回の時点でライデェン陣営に回ったものの、166回で悠真と和解してれび戦士側についた。その後第167回でライデェンに消滅されかかるが、悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- ジャッキー
- 声 - 髙橋ミナミ(2021年度版)
- マウスソニア(ソニア)の電キャ。名字の「マウス」にちなんだネズミ耳の少女。非常に長い黒髪をツインテールにしている。マゼンタと黒が基調の服を少し着崩していて、水玉模様のハイソックスを履いている。本人と同じく英語を流暢に喋る。
- 「電空物語」では、第103回でデンリキ「スーハーストップルン」を吸収したことで会話ができるようになった。その際、ソニアに対して「毎日が幸せの瞬間の積み重ねだから」と声を掛けていた。第149回ではSNSでKANAKOの投稿ばかり見ているソニアに「私と違って体を持っているんだから、広い世界を見た方がいい」と忠告するが、「説教ですか?出てこれるもんなら出てきたら?」と言われてしまう。その後楽しそうな様子の動画を投稿した紅緒と眞生の動画を視聴し理想と現実の乖離に悩むソニアを見て、デンリキ「ヒソヒソヒアリング」を使う。そして撮影本番中ではソニアをカメラのレンズから睨み、「真似事ばかりしてはいけない」と気づかせたあと、「スーハーストップルン」を使ってKANAKOを逃がした。第165回の時点でライデェン陣営にいたことから少なくとも163回から165回までの間にライデェンに唆されたことが伺える。第167回で芹奈の電キャからライデェンの作る世界が理想の世界でないことを告げられ目を覚ますも、ライデェンによって消滅されかかる。その後悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- アロヤマ
- 声 - 斎賀みつき
- 稲毛眞生(マウナ)の電キャ。銀色がかった水色の狐型獣人。黄緑と黒の衣装を着ていて、腕には3Dビジョンを装着している。長い後ろ髪を後ろで束ね、2つに分けている。
- 「電空物語」では、第121回でデンリキ「パラレルレルパー」を吸収し会話ができるようになった。クールなイケメンボイスで話す。眞生に「ちょっと大人になれた」と語り笑っていた。第140回では礼の電キャに対して「自分達はデータ上の存在だから、画面やガラスを越えて現実世界に出ることはできない」と告げ、その上で悠真の電キャと共に桜川の元を訪ねるよう提案した。その後どちらが先に電キャスーツを使うか譲り合っている隙に礼にスーツを持っていかせた。第143回では元太に対して「サトリンパッカーン」について教えた。第165回の時点でライデェン陣営にいたことから少なくとも163回から165回までの間にライデェンに唆されたことが伺える。第167回で芹奈の電キャからライデェンが作る世界は理想の世界ではないことを告げられ、「僕達を騙したのか!」とライデェンに反抗するが、ライディンによって消滅されかかる。その後悠真がライディンを消滅させたことで事なきを得た。
- ひらり
- 声 - 山崎バニラ(2021年度版)
- 大谷紅緒(ベニオ)の電キャ。カチューシャをつけた犬の擬人化キャラ。体が非常に薄い平面画のようになっていて、ゴーグルを装着している。紅緒と同じく読書家。指には指紋がある。
- 「電空物語」では、第106回でデンリキ「コピコピコピッペ」を吸収したことにより会話ができるようになった。その際、紅緒に「できる遊びを増やすために一緒に挑戦していこう」と約束した。第137回では走る練習をしていた紅緒に無理をしすぎないよう声をかけていた。その後麻理亜の電キャと紅緒の眼鏡の中で喧嘩をしていたが、紅緒がスパイでないことを示すために「マッハァハァ」を発動させた。1人で海に照太を探しに向かった紅緒に対して「そんなことを言う麻理亜なんだから早くあどミンの元に捕まってしまえばいい」と言葉をかけた。第163回の時点でライデェン陣営にいたことから第161回から163回までの間にライデェンに唆されたことが伺える。その後芹奈の電キャにライデェンの作る世界が理想の世界ではないことを告げられ目を覚ますもライデェンによって消滅されかかる。その後悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- ぽんきち
- 声 - 朝比奈丸佳(2021年度版)
- 筧礼(レイ)の電キャ。2等身の狸。礼とお揃いのピンクの衣装を着ている。耳には紅葉のマークがあり、大きめの尻尾を持つ。好物はオムライス。話し方は幼い少女のような口調で、自分のことを「子供」と言うなど精神的年齢も幼い。ややどんくさいのか、生放送で電空に行く際には着地に失敗して地面に激突してしまうのが約束となっている。
- ややどんくさいのか、生放送で電空に行く際には着地に失敗して地面に激突してしまうのが約束となっている。
- 「電空物語」では、第112回でデンリキ「ダレッポイント」を吸収したことにより会話ができるようになった。その際、礼に「人が自分の評価を決めるんじゃなくて自分で決める」と言葉をかけた。第140回では水溜まりに入って音を堪能したいと礼に頼みごとをする。またこの際彼女独自の歌を歌っている。その後礼に突き放されてしまうが、桜川の元に行くなど諦めていなかった。電キャスーツを使うも失敗してしまったが、「今日のことは忘れない」と礼に誓った。第167回でライデェンに消滅されかかるが、悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- 谷川理音(リオン)の電キャ
- 黄色いマントを着けた、仏像風のハムスター型ロボット。背後には「悟りんぐ」という名前の光背があり、空中で座禅を組む。普段は目を閉じているが、攻撃時やデンリキの発動時のみ開眼する。
- アミュレット
- 声 - 早見沙織(2021年度版)
- 松尾そのま(ソノマ)の電キャ。芹奈のものに酷似しているが、エメラルドグリーンと紫を基調にしたカラーリングで髪が少し長く、バイザーの色は黒。
- 「電空物語」では、第54回ではこの電キャは全ての電キャのプロトタイプだったことが判明した。第124回でデンリキ「マイマイウーマ」を吸収したことにより会話ができるようになった。上品な女性を思わせるような口調で会話する。そのまの自宅のガラスを通して彼女の前に現れ、なんやかんやで祖母の味を認めたそのまに「素直じゃないんだから」と声をかけていた。第126回では電空の怖さを微塵も気にかけない桜川や麻里亜の態度に腹を立てるそのまを、1年前の彼女の行動(悠真達に従おうとしなかったこと、デンリキをゆらを追い出すなどの行為に使ったため力に呑まれたことなど)と似ていると評した。ライデェンに唆されたかどうかは定かではないが、ライデェン側にはつかなかった。第167回でライデェンに消滅されかかるが、悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- シエル
- 声 - 佐久間元輝
- 勅使河原空(ソラ)の電キャ。日本刀を持った和装の鳶。右目は赤、左目は青のオッドアイ。口調はやや古風。
- 「電空物語」では、第91回では空から「無口くん」と呼ばれた。その後デンリキ「シュルシュルディスタンス」を取り込んだことにより会話ができるようになったが、喋ったことを悠真と空には気づかれず、挙げ句ダジャレ対決の審判を求められてしまった。その後桜川に電空の復活について知っていることはあるかと尋ねられたが、「何も知らん」と返していた。第125回では月刊「モー」の事を知っている素振りを見せた。第134回では兄のカイと仲直りしたい空に対し、「悪いのは兄貴だから謝らなくていい」と声をかけていた。その後妹のハナにどんぐり笛の作り方を頼まれた空の代わりにみやぞんエンジに作り方を訪ねていたが、寄り道ばかりするハナには呆れていた。カイに怒った空を見て「シュルシュルディスタンス」を発動させカイを弾き飛ばしたが、その後彼に怒られたらしく何故かをみやぞんエンジに相談していた。第155回では芹奈が誕生日について発言した際に「電キャに誕生日はあるのか」という旨の発言をしていた。その後ライデェンに消滅されかかるが、悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- ジェイジェイ
- 声 - 武田華
- 布施麻理亜(マリア)の電キャ。槍を持った鹿型獣人。仮面は上にずらすことができる。
- 「電空物語」では、第94回でデンリキ「キエルスケール」を吸収したことで会話ができるようになった。その際に麻理亜のことを励ましていた。第137回では麻理亜に対してあどミンに謝った方がいいとアドバイスしていた。その後紅緒の電キャと紅緒の眼鏡の中で喧嘩をしていた。第165回の時点でライデェン陣営にいたことから少なくとも163回から165回までの間にライデェンに唆されたことが伺える。第167回で芹奈の電キャからライデェンの作る世界は理想の世界ではないことを告げられ目を覚ますが、ライデェンによって消滅されかかる。その後悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- ぐり丸(ぐりまる)
- 声 - 井澤詩織
- 香月萌衣(メイ)の電キャ。青いどんぐりの髪飾りを付けオレンジの服を着た2等身のリスの少女。髪飾りは取り外し可能。語尾は「〜グリ」。
- 「電空物語」では、第97回でデンリキ「カードデダース」を吸収したことで会話ができるようになった。その際、萌衣に対して「またトクマルに会える」と声を掛けていた。第146回では落ち込む萌衣を心配し、デンリキ「クルクルブショーン」を使うようアドバイスした。彼女を乗っ取った信長にはネズミ扱いされており、この時「自分はリスだ」という旨の発言をしていた。第155回では芹奈が発言した「誕生日」という言葉がどういうものなのか尋ねていた。第163回の時点でライデェン陣営にいたことから第161回から163回までの間にライデェンに唆されたことが伺える。その後第167回ではデンリキ「カードデダーズ」を使い伊達政宗を召喚し、てれび戦士を襲わせるが、芹奈の電キャからライディンの作る世界は理想の世界ではないことを告げられ目を覚ます。その後ライデェンによって消滅されかかるが、悠真がライデェンを消滅させたことで事なきを得た。
- みやぞんエンジ
- 演 - みやぞん
- 電空のエンジ。みやぞの博士(演:みやぞん)の電キャ。
- バックドアーズ
- 演 - NOPPO
- 電空管理部の監視プログラム管轄の電キャ。その目的はデンリキを使うてれび戦士の監視。電空の管理プログラムの一部。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ a b c “子どもたちに人気の3番組が集結するクリスマスイベントを開催! みんなでバーチャル! NHKクリスマスショー”. NHKオンライン. NHK PR. 日本放送協会 (2020年12月17日). 2020年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年4月4日確認。
外部リンク[編集]
- 天才てれびくんhello, - 公式サイト。