ライデェン
ライデェンは、NHK教育テレビジョンの子供向けバラエティ番組『天才てれびくんhello,』のドラマコーナー「電空物語」に登場するキャラクターである。主人公であるてれび戦士と2021年度・2022年度で敵対する。声は子安武人。
概要[編集]
2021年度版「電空物語」第132回で声での初登場。「電キャの目覚めた心の声の代弁者」を自称する謎の存在の黒い雷キャ(アバター)。名前を呼ばれるとデリート(消滅)する。
2021年度版「電空物語」第132・133回では中村(演:中村有沙)に憑依し、クリプトオンズ(演:NOPPO)を引き連れて電空の王者(ダンス・オブ・スカイ〈DOS〉のチャンピオン)をデリートする目的でてれび戦士の悠真(演:坂上悠真)、そのま(演:松尾そのま)、萌衣(演:香月萌衣)らを攻撃する。最終的にあどミンに攻撃され、中村の体から出ていった。これによってDOSの大会の会場を覆っていた暗号も消えたが、悠真の妹の風花(演:江原風花)の雷キャ(声:飯田里穂)も消滅してしまった。2021年度版「電空物語」第161回で黒いアバターとして登場し、風花の雷キャのライリキ・クリアルウォールを用いて人間の名前を奪ったり、てれび戦士の電キャを理想に共鳴させて味方に引き込んだりした。
その目的は名前を奪うことで個人の概念をなくし、争いを根絶することにあり、自身も「名前のない場所」を好む。そのため、未来ゲームスの地下にある空き区画=名前のない場所に拠点である「裏電空」への入り口を設けている。
正体は桜川春一郎(演:前田公輝)が子供のころに書いたシナリオのメインキャラクター「名前のない王」が実体化したもの。行動理念はそのシナリオである「名前がなくなったことで誰も喧嘩しなくなった世界」の実現。大人になった桜川に存在を忘れられたことで、自身を忘れた桜川へ同じ思いを味わわせて復讐することが目的だった。
裏電空の入り口にたどり着いたてれび戦士たちと、離反した電キャ達が自身の語る理想の真相にたどり着いたことで姿を現し、電キャ達とてれび戦士をまとめてデリートにかかるがデンリキで動きを止められ、本当の名を突き付けられたことで敗北。桜川に忘れられたことの悲しみを口にしながら姿を消していった。
2022年度版「電空物語」においては闇から蘇った雷キャ及び黒いあどミンことくろミン(声:新谷真弓)に担ぎ上げられてその手先となり、雷キャんぷベースを拠点にQマークを目的として遥斗(演:大野遥斗)、煌翔(演:丸山煌翔)、美音(演:盛武美音)を騙して「てれび騎士」としてその雷キャを率いてタマ電Qを集め始めていた。てれび騎士がてれび戦士に加入後は風花から風花自身の雷キャに「モモチー」の名を与えられた事など周りから名前を呼ばれるのが大嫌いであり、自身の名前を言いかけた際には怒鳴りつけて止めている。また人間の事を非難している。 当初はくろミンに従っていたが、やがて「自分もくろミンに利用されているのでは」という考えを持ち始める。 そして桜川から「名前のない王」の設定ノートを見せられたことで、自分は幼少期に友達がいなかった彼が生み出したイマジナリーフレンドであることを知る。その後くろミンと手を切り、「俺はずっと友達が欲しかったんだ」と桜川をくろミンの攻撃から守るも力を使い果たして消滅したかに見えたが、桜川の手に雷印が現れたことで正式に桜川の雷キャとして復活を果たし、この際「名前を呼ばれると消える」という性質もなくなった。しかしこの時くろミンをデリートしてしまったことにより電デビル(声:中井美琴)が復活するきっかけを作ってしまうことになった。なお桜川の雷キャとなってからも「ヤミの雷キャ」とテロップされていたが、第194回で「桜川の雷キャ」にテロップが変更されている。
電デビルが撃破された後は桜川と暮らすことになる。