ブレグジット

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ブレグジット(英:Brexit)は英国がEU(欧州連合)から離脱することをいう。「英国」を表す「Britain」と「離脱」を意味する「Exit」を組み合わせた造語である。英国のEU離脱ともいう。

経緯[編集]

2016年6月23日にイギリスが欧州連合(EU)を離脱するかどうかを問う国民投票が行われた。結果は、離脱が51.89%(17,410,742票)、残留が48.11%(16,141,241票)と僅差であった。すなわち離脱派が勝利した[1]。投票率は約72%であった。 これにより英国は2019年3月29日をもって、EU(欧州連合)から正式に離脱することになった。国際通貨基金(IMF)や世界銀行は離脱した場合の多大な経済的損失を警告していた。

この結果に国際社会は大きな衝撃を受けた。英国で抗うつ薬の処方量が急増していると報道された[2]。 EU支持者であるキャメロン英首相(当時)は首相辞任を表明し、後継者選びのための保守党党首選は5人が立候補したが、次々と辞退したため、2016年7月12日に党首選挙候補者挙にはテリーザ・メイだけが残った。そこでメイはバッキンガム宮殿へ参内し、エリザベス2世女王から首相就任の承認を受け、2016年7月13日、第76代イギリス首相に就任した。

2019年1月15日、英国議会下院は英国政府が欧州連合(EU)と合意した離脱協定案に関する採決を行い、賛成202、反対432の大差で否決した。これにより合意なき離脱(ハードブレグジット)の可能性が高まったとの味方がある[3]。その一方では、否決を受けて英国ポンドが大幅に上昇した。これは3月29日には合意なし離脱は行わないと解釈されているためという[4]


参考文献[編集]