セウタ

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セウタスペイン語Ceuta)とは、北アフリカにあるスペインの領土。自治都市に位置付けられている。

概要[編集]

モンテ・アチョと呼ばれる丘を中心に市街地が広がっている。沖合いのサンタ・カタリーナ島もスペイン領である。

典型的な地中海性気候であり、冬も温暖。降雨は不定期。

歴史[編集]

フェキニアの入植地アビラが現存する最古の記録。その後ギリシアの都市ヘプタ・アデルフォイ[1]となり、紀元前319年にフェキニア系のカルタゴ人に占領される。その後ヌミディア王国マウレタニア王国と領有国が変化し、最終的にローマ帝国の都市セプティムとなる。

ローマ帝国の衰退後、街は最終的に西ゴート王国領となる。710年に知事ユリアヌスの裏切りによりウマイヤ朝に占領され、イベリア半島攻略の拠点になる。後ウマイヤ朝の独立後はイドリース朝との間で領有が争われる。

1415年ポルトガル王国エンリケ航海王子が街を占領。ポルトガル領時代の痕跡は現在の街の紋章などに残っている。

1580年アヴィス家の断絶に伴いスペインに併合され[2]1640年のポルトガル独立後もスペインの領有が続く。

地理[編集]

周辺の主要都市および距離
アルヘシラス(30km)
プンタカルネロ(23km)
ベンズ(7km)
ジブラルタル(28km)
(地中海)
(地中海)
(地中海)
タンジェ(47km)
クサルスギール(23km)
ベリューネシュ(8km)
セウタ (地中海)
アンジュラ(31km)
タグラームト(18km)
フニデク(7km)
テトゥアン(36km)
ムディーク(23km)
タムダベイ(11km)
(地中海)


脚注[編集]

  1. A Latin Dictionary. Founded on Andrews' edition of Freund's Latin dictionary. revised, enlarged, and in great part rewritten by. Charlton T. Lewis, Ph.D. and. Charles Short, LL.D. (Oxford:Clarendon Press, 1879), "Abyla" [1]
  2. Griffin, H 『Ceuta Mini Guide』 Mirage、2010年。ISBN 978-0-9543335-3-9

関連項目[編集]