津川雅彦

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津川 雅彦(つがわ まさひこ、昭和15年(1940年1月2日 - 平成30年(2018年8月4日)は、日本俳優映画監督、芸能プロモーター、評論家。伊丹十三シリーズでは欠かせない常連俳優であり、昭和を代表する名優のひとりである。本名は加藤 雅彦(かとう まさひこ)。映画は150作以上、ドラマは300作近い作品に出演した人物である[1]

略歴[編集]

京都府京都市中京区出身。別名義であるマキノ 雅彦(マキノ まさひこ)は映画監督をする際に名乗っている。芸能事務所グランパパプロダクションに所属し、同社の代表取締役を務めた。

妻は朝丘雪路。娘は真由子。父は澤村国太郎。母はマキノ智子。兄は長門裕之。義姉に南田洋子。祖父は日本映画の父と言われた牧野省三叔父マキノ雅弘

芸能一家の出身のため、幼少時から父親が主宰する劇団で子役として舞台や映画に出演した。終戦の年である昭和20年(1945年)に5歳で「狐の呉れた赤ん坊」で映画デビューする[2]

昭和31年(1956年)に新聞記者を志し、早稲田大学付属高等学院に入学するが、同年に石原裕次郎と共演した映画・「狂った果実」への出演を機に、本格的に役者としてデビューし、2枚目俳優として人気を博した。

悪役や渋い脇役などに芸域を広げ、国税の査察官を演じた「マルサの女」など伊丹十三作品には欠かせない俳優にまで成長する。昭和63年(1988年)にはその演技が評価されて日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞した。映画では「プライド 運命の瞬間」の東条英機やNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」の徳川家康など歴史上の重要人物を多く演じ、映画「ひとひらの雪」などで恋に溺れる中年男性を好演した。

他にも映画「マノン」でブルーリボン賞助演男優賞を受賞し、平成26年(2014年)には旭日小綬章を受章した。

平成18年(2006年)にはマキノ雅彦名義で、映画「寝ずの番」の初監督を務める。

私生活では女優の朝丘雪路と昭和48年(1973年)に結婚し、その間に娘の真由子が生まれたが、その真由子が昭和49年(1974年)に生後5ヶ月で誘拐される事件に遭っている(津川雅彦長女誘拐事件)。朝丘とはおしどり夫婦で知られ、長年を共にしたが、晩年はその朝丘がアルツハイマー症候群のために世話することを余儀なくされた。兄の長門も南田がアルツハイマーにかかって世話をしており、奇しくも兄弟共に晩年は同じ運命に遭っている。平成20年(2008年)には、30年前の昭和53年(1978年)に津川が立ち上げた玩具販売事業・「グランパパ」が失敗に終わり、6億円の負債を抱えることになる。

津川自身も晩年は肺炎を患うなど著しく健康を損ねていた。平成30年(2018年)4月27日に朝丘が死去し、津川は5月に公の場で会見したが、この際には鼻にチューブを入れて座った状態で会見に臨んでいた。そして津川も朝丘の後を追うようにわずか3ヵ月余り後の8月4日午後5時45分[2]心不全のため死去した。78歳没。朝丘の死からわずか99日後のことであった[1]。また、渥美清と同じ命日でもあった[1]

最後の仕事は6月まで行なわれ、遺作は2019年に放送予定のテレビ朝日系「ドラマスペシャル 松本清張『疑惑』」であった[3]

11月21日に東京・青山葬儀所で「合同葬お別れの会」が開催され、浅丘ルリ子沢村一樹夏木マリ西岡徳馬らなど早々たる面々が多数参列した。

人物[編集]

その長い俳優人生のため、多くの俳優と親交があった。宮本信子とは伊丹十三作品で数多く共演し、マサヒコちゃん、ノブちゃんと呼び合う仲であった。市川海老蔵とは市川、小林麻央の子供達が産まれた時や誕生日にプレゼントを贈る仲であり、市川は「心配りが繊細で素晴らしい大先輩」と述べている[4][1]高橋克典は「僕の俳優人生の恩人」と述べている[5][1]

多くの作品で共演した西田敏行は「巨星落つ」と評した[1]東山紀之は「本当の父親以上の存在」と述べている[3]

安倍晋三とも親交があり、安倍は「昭和、平成を代表する映画人であった」と評している[1]

実兄長門裕之とはデビュー以来何かと比較されライバル関係が続いていたが、『マノン』の演技で津川が1982年度のブルーリボン賞最優秀助演男優賞を受賞した際に、長門が津川の実力を認め、和解して現在に至る。長門の晩年は共演が多く、『八代将軍吉宗』『サラリーマン金太郎』『刑事☆イチロー』『相棒』『戦国自衛隊・関ヶ原の戦い』などがある。また自身の監督作品『寝ずの番』『次郎長三国志』にも長門が出演した。長門が危篤になった2011年(平成23年)5月21日、津川は胸に異変を訴えてICUに入っており、大事には至らなかったものの死に目に会うことはできなかった[6]

『あの波の果てまで』での共演で知り合った岩下志麻とは50年来の親友であるが、異性としての付き合いを意識したことはお互い一度もないという[7]

家族[編集]

曾祖父[編集]

  • 藤野齋 - 勤王派山国隊の部隊副官。

祖父母[編集]

父母[編集]

叔父・叔母とその家族[編集]

母方の係累[編集]

父方の係累[編集]

兄弟[編集]

妻子[編集]

出演作品[編集]

映画[編集]

  • 狐の呉れた赤ん坊(1945年、大映) - 善太(7歳) 役(澤村 マサヒコ名義)
  • 東京特急四列車(1946年、松竹) - 国雄 役(澤村 マサヒコ名義)
  • 逃亡者(1947年、大映) - 近藤実 役
  • 素浪人罷通る(1947年、大映) - 少年三吉 役
  • かくて忍術映画は終りぬ(1948年、大映) - 秋葉幸夫 役
  • 天狗飛脚(1949年、大映) - 平太郎 役(澤村 マサヒコ名義)
  • 乞食大将(1952年、大映 ※製作は1945年) - 花石 役(澤村 マサヒコ名義)
  • ひよどり草紙(1952年、東映) - 麻吉 役
  • 武蔵と小次郎(1952年、松竹) - 吉岡又七郎 役
  • 獅子の座(1953年、大映) - 石之助 役
  • 山椒大夫(1954年、大映) - 少年時代の厨子王 役
  • 狂った果実(1956年、日活) - 滝島春次 役
  • 夏の嵐(1956年、日活) - 浅井明 役
  • 人間魚雷出撃す(1956年、日活) - 今西一曹の弟 役
  • お転婆三人姉妹 踊る太陽(1957年、日活)
  • 孤獨の人(1957年、日活) - 千谷吉彦 役
  • 青春の抗議(1957年、日活) - 茂木保吉 役
  • 今日のいのち(1957年、日活) - 鳥羽岳二 役
  • 月下の若武者(1957年、日活) - 千寿丸 役
  • 十七才の抵抗(1957年、日活) - 長谷川哲次 役
  • 危険な年齢(1957年、日活) - 村井和夫 役
  • 江戸の小鼠たち(1957年、日活) - 次郎吉 役
  • 禁じられた唇(1958年、日活) - 五郎 役
  • 明日の太陽(1959年、松竹)
  • 惜春鳥(1959年、松竹) - 牧田康正 役
  • どんと行こうぜ(1959年、松竹) - 茂々木三郎 役
  • 素晴らしき十九才(1959年、松竹) - 有松克彦 役
  • ここに男あり(1959年、松竹) - 立花竜太郎 役
  • 花の幡随院(1959年、松竹) - 白井権八
  • 霧ある情事(1959年、松竹) - 森野聰 役
  • 晴れ姿勢揃い 剣侠五人男(1959年、松竹) - 浅香源太郎 役
  • 二度とこないぞ青春は(1960年、松竹) - 池島亮一 役
  • 朱の花粉(1960年、松竹) - 浜名井太郎 役
  • 波の塔(1960年、松竹) - 小野木喬夫 役
  • バナナ(1960年、松竹) - 呉竜馬 役
  • 伊豆の踊子(1960年、松竹) - 学生水原 役
  • しかも彼等は行く(1960年、松竹) - 河田敏夫 役
  • 太陽の墓場(1960年、松竹) - 信 役
  • 日本の夜と霧(1960年、松竹) - 太田 役
  • ろくでなし(1960年、松竹) - 北島淳 役
  • 暴れん坊三羽烏(1960年、松竹) - 島崎吾郎 役
  • 鑑賞用男性(1960年、松竹) - ボーイ 役
  • 悪人志願(1960年、松竹) - 竜夫 役
  • 旗本愚連隊(1960年、松竹) - 長坂千槍三郎 役
  • 悪の華(1961年、松竹) - 上坂タカシ 役
  • 図々しい奴(1961年、松竹) - 伊勢田直政 役
  • 引越やつれ(1961年、松竹) - 山内実 役
  • のれんと花嫁(1961年、松竹) - 石原城太郎 役
  • 甘い夜の果て(1961年、松竹) - 手塚二郎 役
  • 風来先生(1961年、松竹) - 白戸勉吉 役
  • 妻あり子あり友ありて(1961年、松竹) - 辺見竜四郎 役
  • あの波の果てまで 前篇・後篇・完結篇(1961年、松竹) - 佐竹竜一 役
  • 千客万来(1962年、松竹) - 吉田修 役
  • 酔っぱらい天国(1962年、松竹) - 片岡晃一郎 役
  • 空と海の結婚(1962年、松竹) - 寺井夏雄 役
  • かあちゃん結婚しろよ(1962年、松竹) - 下瀬先生 役
  • この日美わし(1962年、松竹) - 聴涛和也 役
  • 三人娘乾杯!(1962年、松竹) - 吉岡修二 役
  • 愛と悲しみと(1962年、松竹) - 黒田武 役
  • 裸体(1962年、松竹) - ハンサム・ボーイ 役
  • 「可否道」より なんじゃもんじゃ(1963年、松竹) - 前衛写真家太田 役
  • 無宿人別帳(1963年、松竹) - 仙太 役
  • 残菊物語(1963年、松竹) - 中村福助 役
  • 舞妓と暗殺者(1963年、大映) - 九鬼進二郎 役
  • 100万人の娘たち(1963年、松竹) - 柏木登 役
  • 魚河岸の旋風娘(1963年、松竹) - 立花浩一 役
  • 歌え若人達(1963年、松竹) - 説明する学生 役
  • 江戸無情(1963年、大映) - 名越兵馬 役
  • 次郎長三国志(1963年、東映) - 増川仙右衛門 役
  • 続・次郎長三国志(1963年、東映)
  • 日本侠客伝(1964年、東映) - ポンポンの繁 役
  • さまざまの夜(1964年、松竹) - 屋沢一郎 役
  • モンローのような女(1964年、松竹)
  • いれずみ突撃隊(1964年、東映) - 宮田二等兵 役
  • 明治侠客伝 三代目襲名(1965年、東映) - 江本春夫 役
  • 昭和残侠伝 唐獅子牡丹(1966年、東映) - 清川周平 役
  • 喜劇 駅前弁天(1966年、東宝) - 高田先生 役
  • 氷点(1966年、大映) - 北原 役
  • 男の顔は切り札(1966年、松竹) - 清吉 役
  • 昭和残侠伝 血染めの唐獅子(1967年、東映) - お坊主竹 役
  • 砂糖菓子が壊れるとき(1967年、大映) - 奥村豊 役
  • 尼寺(秘)物語(1968年、東映) - キク 役
  • キューバの恋人(1969年、日本・キューバ合作) - アキア 役
  • 日本侠客伝 花と龍(1969年、東映) - ノロ甚 役
  • 日本残侠伝(1969年、日活) - 木曽の吾作 役
  • 悪名一番勝負(1969年、大映) - 川流れの仙次 役
  • 女賭博師花の切り札(1969年、大映) - 夜泣きの半次 役
  • 玄海遊侠伝 破れかぶれ(1970年、大映) - 岡部亭蔵 役
  • 女組長(1970年、大映) - 信吉 役
  • 昭和残侠伝 死んで貰います(1970年、東映) - 書生節の男 役
  • 男一匹ガキ大将(1971年、ダイニチ映配) - 乞食 役
  • 日本女侠伝 血斗乱れ花(1971年、東映) - 平野藤吉 役
  • 男はつらいよ 私の寅さん(1973年、松竹) - 画商 役
  • 花心中(1973年、松竹) - 蔵洋介 役
  • 地獄拳シリーズ(東映)
  • 直撃!地獄拳(1974年) - マリオ・水原 役
  • 山口組外伝 九州進攻作戦(1974年、東映) - 吉村弘 役
  • どてらい男(1975年、東宝) - 竹田一夫 役
  • 春琴抄(1976年、東宝) - 美濃屋利太郎 役
  • 天使を誘惑(1979年、東宝) - 岩淵薫 役
  • マノン(1981年、東宝) - 滝沢 役
  • ザ・レイプ(1982年、東映) - 高木三郎 役
  • 時代屋の女房(1983年、松竹) - サンライズ・マスター 役
  • 迷走地図(1983年、松竹) - 川村正明 役
  • お葬式(1984年、ATG) - 木村先生 役
  • 天国の駅 HEAVEN STATION (1984年、東映) - 福見康治 役
  • ひとひらの雪(1985年、東映) - 伊織祥一郎 役
  • タンポポ(1985年、東宝) - マネージャー 役
  • ウホッホ探検隊(1986年、東映) - テープの声 役
  • 夜汽車(1987年、東映) - 溝上昇 役
  • マルサの女(1987年、東宝) - 花村 役
  • 別れぬ理由(1987年、東映) - 速水修平 役
  • 永遠の1/2(1987年、東宝) - 藤田 役
  • マルサの女2(1988年、東宝) - 花村 役
  • 郷愁(1988年、ATG) - 山沖挙春 役
  • ガラスの中の少女(1988年、東映) - 沖中杉太郎 役
  • せんせい(1989年、松竹) - 津田牧彦 役
  • 善人の条件(1989年、松竹) - 牧原芳彦 役
  • 桜の樹の下で(1989年、東映) - 遊佐恭平 役
  • あげまん(1990年、東宝) - 鈴木主水 役
  • 極道の妻たち 最後の戦い(1990年、東映) - 市場憲章 役
  • 天と地と(1990年、東映) - 武田信玄
  • 首領になった男(1991年、東映) - 金子荘太郎 役
  • 幕末純情伝(1991年、松竹) - 岩倉具視
  • いつかどこかで(1991年、東宝) - 北沢 役
  • ありふれた愛に関する調査(1992年、アルゴプロジェクト) - 黒崎 役
  • 墨東綺譚(1992年、ATG) - 永井荷風
  • ミンボーの女(1992年、東宝) - 外務省高官 役
  • 課長島耕作(1992年、東宝) - 大泉裕介 役
  • きらきらひかる(1992年、ヘラルド・エース=日本ヘラルド) - 加山忠志 役
  • 大病人(1993年、東宝) - 医師 役
  • 女ざかり(1994年、松竹) - 豊崎洋吉 役
  • 東雲楼・女の乱(1994年、東映) - 山岡八兵衛 役
  • 忠臣蔵外伝 四谷怪談(1994年、松竹) - 大石内蔵助
  • 集団左遷(1994年、東映) - 横山輝生 役
  • 午後の遺言状(1995年、日本ヘラルド映画) - 森本三郎 役
  • 必殺!主水死す(1996年、松竹) - 権の四郎 役
  • スーパーの女(1996年、東宝) - 小林五郎 役
  • 新・居酒屋ゆうれい(1996年、東宝) - 佐久間 役
  • マルタイの女(1997年、東宝) - 真行寺編成局長 役
  • 学校の怪談3(1997年、東宝) - 校長先生 役
  • 私たちが好きだったこと(1997年、東映) - 美容院のオーナー 役
  • 身も心も(1997年、東京テアトル) - 綾の父 役
  • 緑の街(1998年、ファー・イースト・クラブ) - 坂本 役
  • Looking For(1998年、近代映画協会) - 松戸 役
  • プライド・運命の瞬間(1998年、東映) - 東條英機 役
  • 絆 -きずな-(1998年、東宝) - 小橋副総監 役
  • ショムニ(1998年、松竹)
  • おもちゃ(1999年、東映) - 吉川嘉一郎 役
  • 生きたい(1999年、日本ヘラルド映画) - 烏丸長者 役
  • ガメラ3 邪神覚醒(1999年、大映) - 航空総隊司令 役
  • Nile ナイル(1999年、東映) - 板東環 役
  • サラリーマン金太郎(1999年、東宝) - 大和龍之介 役
  • ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃(2001年、東宝) - 官房長官 役
  • ムルデカ17805(2001年、東宝) - 今村中将 役
  • RED SHADOW 赤影(2001年、東映) - 東郷秀信 役
  • 伝説のやくざ ボンノ(2002年、東映ビデオ)
  • KUMISO(2002年、アースライズ) - 宮田 役
  • ぷりてぃ・ウーマン(2003年、シネカノン) - 市役所の部長 役
  • 許されざる者(2003年、シネマパラダイス)
  • バトル・ロワイアルII 鎮魂歌(2003年、東映) - 内閣総理大臣 役
  • 偶然にも最悪な少年(2003年、東映) - アクセサリー売りのおじさん 役
  • いつかA列車に乗って(2003年、シネマクロッキオ) - 梅田茂一郎 役
  • 油断大敵(2004年、ゼアリズエンタープライズ=ケングルーヴ) - 東条医師 役
  • 新・日本の首領(2004年、シネマパラダイス) - 生田源之助 役
  • ミラーを拭く男(2004年、パル企画) - 関西人サイクリスト 役
  • 渋谷物語(2005年、東映) - 天野政道 役
  • 劇場版ナニワ金融道 灰原勝負!起死回生のおとしまえ!!(2005年、アートポート) - 金畑金三 役
  • 欲望(2005年) - 袴田亮介 役
  • THE 有頂天ホテル(2006年、東宝) - 板東健治 役
  • 転がれ!たま子(2006年、シネカノン) - 大福千歳 役
  • 燃ゆるとき(2006年、東映) - 高木遼太郎社長 役
  • 雪に願うこと(2006年、ビターズ・エンド) - 大関 役
  • デスノート / デスノート the Last name(2006年) - 佐伯警察庁長官 役
  • 長い散歩(2006年、キネティック) - 医師 役
  • 愛の流刑地(2007年、東宝) - 中瀬宏 役
  • 蒼き狼 〜地果て海尽きるまで〜(2007年、松竹) - ケクチェ 役
  • 大帝の剣(2007年、東映) - おやかた様
  • The焼肉ムービー プルコギ(2007年、ファントム・フィルム) - 「ヤキニクバトルロワイヤル」審査員長 役
  • 怪談(2007年、松竹) - 三蔵 役
  • 相棒 -劇場版- 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン(2008年、東映) - 瀬戸内米蔵 役
  • 落語娘(2008年、日活) - 三々亭平左 役
  • 風が強く吹いている(2009年、松竹) - 田崎源一郎 役
  • ジャイブ 海風に吹かれて(2009年、ダゲレオ出版) - 泊繁三 役
  • カケラ(2010年、ピクチャーズデプト) - 田中正 役
  • ラムネ(2010年、エイベックスエンタテインメント)
  • 交渉人 THE MOVIE タイムリミット高度10,000mの頭脳戦(2010年、東映) - 御堂啓一郎 役
  • 死刑台のエレベーター(2010年、角川映画) - 手都孝光 役
  • 脇役物語(2010年、東京テアトル)- 松崎健太 役
  • あしたのジョー(2011年、東宝) - 白木幹之介 役
  • 一枚のハガキ(2011年、東京テアトル) - 利ヱ門 役
  • セイジ -陸の魚-(2012年、ギャガ / キノフィルムズ) - ゲン爺 役
  • ラーメン侍(2012年、ティ・ジョイ) - 森田役
  • ストロベリーナイト(2013年、東宝) - 國奥定之助 役
  • 青木ヶ原(2013年) - 住職 役
  • ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル(2013年、松竹) - 礼堂ホツマ 役
  • 偉大なる、しゅららぼん(2014年3月8日、アスミック・エース) - 日出淡八郎 役
  • ウルトラマンギンガ 劇場スペシャル ウルトラ怪獣☆ヒーロー大乱戦!(2014年3月15日、松竹) - 礼堂ホツマ 役
  • 舞妓はレディ(2014年9月13日、東宝) - 馴染の客 役
  • 0.5ミリ(2014年11月8日、彩プロ) - 真壁義男 役
  • 救いたい(2014年11月22日、AMGエンタテインメント) - 岸義行 役
  • 迷宮カフェ(2015年3月7日、KADOKAWA)- 骨髄移植コーディネーター 役
  • ソロモンの偽証 後篇・裁判(2015年4月11日、松竹) - 小林修造 役
  • 向日葵の丘・1983年夏(2015年8月22日、青空映画舎) - 梶原支配人 役
  • 陽光桜-YOKO THE CHERRY BLOSSOM-(2015年11月21日、GRAND KAFE PICTURES) - 農林水産省次官 役
  • ゆずの葉ゆれて(2016年8月20日、エレファントハウス) - ジイちゃん(鈴田久雄) 役
  • 後妻業の女(2016年8月27日、東宝) - 中瀬耕造 役[8]
  • 涙の数だけ笑おうよ(2016年9月3日、ドキュメンタリー映画) - ナレーション [9]
  • たたら侍(2017年5月20日、LDH PICTURES) - 与平 役
  • 生きとし生けるもの(2017年6月3日、ドキュメンタリー映画) - ナレーション
  • HIGH&LOW THEMOVIE2 END OF SKY (2017年8月19日、東宝)-九世龍心 役
  • HIGH&LOW THE MOVIE3 FINAL MISSION (2017年11月11日、東宝)-九世龍心 役
  • 鳩 Pigeon(アジア三面鏡2016:リフレクションズ)(2018年10月12日、国際交流基金)-田中道三郎 役

テレビドラマ[編集]

第29話「浮世絵の女」
第30話「情事の秘密」
第308話「結婚サギ師・責任とってもらいます」
第318話「夫を盗まれた妻の復讐」
第320話「ボウリング場殺人事件」
第324話「ズッコケ娘にホトホトまいった」
第333話「フランスで死んだ女」
第334話「荒野のカー・アクション殺人」
第345話「まあ恥ずかしい!スターの告白」
第347話「すごーい奥さんの飛行機爆破作戦」

劇場アニメ[編集]

吹き替え[編集]

ラジオ[編集]

司会[編集]

  • MBS競馬中継MBSラジオ、後に『サンデー競馬中継 みんなの競馬』→『GOGO競馬サンデー!』)の司会を1970年代前半に務めたことがある。生粋の「穴狙い」で、本命で決着した際は、「本命でした!チェッ!」と言う癖があった。

バラエティ[編集]

  • スター千一夜(放送第1回目に長門裕之と兄弟でゲスト出演)
  • たかじんのそこまで言って委員会(2012年7月15日 - 、読売テレビ) - パネリスト
  • 津川雅彦がゆく加賀 酒紀行(2015年3月25日、NHK BSプレミアム) - 旅人

広告[編集]

監督作品[編集]

映画監督マキノ雅弘の甥である津川は、マキノ雅彦名義で映画監督として活動している。

著書[編集]

  • 『恋娘 パパを育ててくれた君へ』(津川雅彦著、主婦の友社、1984年) - 娘の真由子に語りかける文体で構成されたエッセイ。「第二章 誘拐事件」では事件の発端から解決までの顛末が仔細に語られている。

関連書籍[編集]

  • 『人は大切なことも忘れてしまうから 松竹大船撮影所物語』(山田太一、斉藤正夫、田中康義、宮川昭司、吉田剛、渡辺浩 / 編著。マガジンハウス) - 津川を含む松竹ゆかりの人たちへのインタビュー集。
  • 『国と歴史を語って何が悪い』(WiLL別冊「歴史通」第3号インタビュー 聞き手は加瀬英明

脚注[編集]

  1. a b c d e f g 日刊スポーツ。2018年8月9日。25面。
  2. a b 日刊経済新聞。2018年8月9日。43面。
  3. a b 日刊スポーツ。2018年8月9日。24面。
  4. 市川海老蔵、オフィシャルブログより
  5. 高橋克典、オフィシャルブログより
  6. 読売テレビ情報ライブ ミヤネ屋」でのインタビューで本人発言。2011年5月24日放送。
  7. 徹子の部屋』2011年2月3日放送分にて共演時
  8. “大竹しのぶ、「後妻業」映画化で“悪女”を好演!共演に豊川悦司&笑福亭鶴瓶ら”. シネマカフェ. (2015年8月4日. http://www.cinemacafe.net/article/2015/08/04/33170.html 2015年10月4日閲覧。 
  9. “41歳で脳出血…林家かん平ドキュメンタリー完成”. 日刊スポーツ. (2016年8月29日. http://www.nikkansports.com/entertainment/news/1701843.html 2016年8月29日閲覧。 
  10. 東山紀之主演時代劇『信長燃ゆ』に中島裕翔&神山智洋が出演”. ORICON STYLE (2015年12月5日). 2015年12月7日確認。
  11. “東山紀之×加藤剛、新旧『大岡越前』が競演”. ORICON STYLE. (2016年10月6日. http://www.oricon.co.jp/news/2079550/full/ 2016年10月7日閲覧。 
  12. “新旧・大岡越前が白洲で対決 東山紀之、加藤剛との共演は「ご褒美」”. ORICON STYLE. (2016年12月6日. http://www.oricon.co.jp/news/2082600/full/ 2016年12月6日閲覧。 
  13. 撮影中に死去した石田太郎の代役で出演。
  14. “草なぎ剛、主演ドラマで大島優子と三角関係 どん底ホームレスの復讐劇”. modelpress. (2014年12月1日. http://mdpr.jp/news/detail/1450162 2014年12月1日閲覧。 
  15. 米倉涼子、松本清張原作の歴史サスペンスに主演”. ORICON STYLE (2016年2月19日). 2016年2月19日確認。
  16. 津川雅彦が語る“敵役”の矜持 『ドクター調査班』に出演”. ORICON STYLE (2016年5月13日). 2016年5月14日確認。
  17. “石原さとみ、戦艦武蔵を題材にしたドラマに主演「何度も涙しました」”. ORICON STYLE. (2016年6月28日. http://www.oricon.co.jp/news/2074197/full/ 2016年6月29日閲覧。 
  18. “『そして誰もいなくなった』渡瀬恒彦、共演陣は「クセがあるというか」”. SANSPO.COM産経デジタル). (2017年1月31日. http://www.sanspo.com/geino/news/20170131/geo17013105030022-n1.html 2017年3月16日閲覧。 
  19. 津川雅彦さん最後のドラマはテレ朝「疑惑」来年放送”. 日刊スポーツ (2018年8月9日). 2018年8月9日確認。[
  20. 細野守監督『バケモノの子』、地上波初放送!またあの夏がやってくる!”. Cinema Cafe (2016年6月2日). 2016年6月2日確認。
  21. 津川雅彦、75歳で初カンヌへ!アニメ映画版「星の王子さま」声優が発表”. シネマトゥデイ (2015年4月17日). 2015年4月17日確認。

外部リンク[編集]

1 - 10作

1 (1963) 二代目 尾上松緑 | 2 (1964) 長谷川一夫 | 3 (1965) 緒形拳 | 4 (1966) 四代目 尾上菊之助 | 5 (1967) 岡田茉莉子 / 藤村志保 / 栗原小巻 | 6 (1968) 北大路欣也 | 7 (1969) 石坂浩二 | 8 (1970) 平幹二朗 | 9 (1971) 初代 中村錦之助 | 10 (1972) 仲代達矢

11 - 20作

11 (1973) 平幹二朗 / 高橋英樹 | 12 (1974) 渡哲也松方弘樹 | 13 (1975) 石坂浩二 | 14 (1976) 加藤剛 | 15 (1977) 四代目 中村梅之助 | 16 (1978) 六代目 市川染五郎 | 17 (1979) 石坂浩二 / 岩下志麻 | 18 (1980) 菅原文太 / 加藤剛 | 19 (1981) 佐久間良子 | 20 (1982) 緒形拳

21 - 30作

21 (1983) 滝田栄 | 22 (1984) 九代目 松本幸四郎 / 西田敏行 | 23 (1985) 松坂慶子 | 24 (1986) 三田佳子 | 25 (1987) 渡辺謙 | 26 (1988) 中井貴一 | 27 (1989) 大原麗子 | 28 (1990) 西田敏行 / 鹿賀丈史 | 29 (1991) 真田広之 | 30 (1992) 緒形直人

31 - 40作

31 (1993前期) 東山紀之 | 32 (1993後期) 渡辺謙 / 村上弘明 | 33 (1994) 三田佳子 | 34 (1995) 西田敏行 | 35 (1996) 竹中直人 | 36 (1997) 三代目 中村橋之助 | 37 (1998) 本木雅弘 | 38 (1999) 五代目 中村勘九郎 | 39 (2000) 津川雅彦 / 西田敏行 / 二代目 尾上辰之助 | 40 (2001) 和泉元彌

41 - 50作

41 (2002) 唐沢寿明 / 松嶋菜々子 | 42 (2003) 七代目 市川新之助 | 43 (2004) 香取慎吾 | 44 (2005) 滝沢秀明 | 45 (2006) 仲間由紀恵 / 上川隆也 | 46 (2007) 内野聖陽 | 47 (2008) 宮﨑あおい | 48 (2009) 妻夫木聡 | 49 (2010) 福山雅治 | 50 (2011) 上野樹里

51 - 60作

51 (2012) 松山ケンイチ | 52 (2013) 綾瀬はるか | 53 (2014) 岡田准一 | 54 (2015) 井上真央 | 55 (2016) 堺雅人 | 56 (2017) 柴咲コウ | 57 (2018) 鈴木亮平 | 58 (2019) 六代目 中村勘九郎 / 阿部サダヲ | 59 (2020) 長谷川博己 | 60 (2021) 吉沢亮

61 - 70作

61 (2022) 小栗旬 | 62 (2023) 松本潤 | 63 (2024) 吉高由里子 | 64 (2025) 横浜流星

その他

NHK新大型時代劇 1 (1984) 役所広司 | 2 (1985) 渡瀬恒彦 | 3 (1986) 二代目 中村吉右衛門 | スペシャルドラマ (2009-2011) 本木雅弘 / 阿部寛 / 香川照之