歴史

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歴史(れきし、英:History)とは事物・物事や人間が経てきた変遷・発展の経過。及びその記録をさす。人間が存在してきたことを文書に表したものが歴史である。この点で、文字文化成立以前を扱う考古学や、自然科学の範疇である自然史とは異なる。

概要[編集]

元来は「史」一文字でいわゆる「歴史」の意味がある。元々「史」には「文字で記録した過去全ての出来事」という意味が含まれている。明治時代にHistoryに対する訳語として「歴史」と言う言葉が当てはめられたと言われている。「歴」とは経過した時間を意味する。英語のhistoryとstoryは語源が同じであるから、歴史は物語でもある。

英語の語源[編集]

「歴史」の英語「History」はギリシア語の動詞 ἱστορέω (historéō) に語源がある。これは (1) 調査すること、(2) 知識・情報を得ること、(3) 記述・説明すること、を意味する。つまり歴史と物語は不可分である。つまり過去の出来事を知識として語ることも歴史なのである。

名言[編集]

  • 歴史とは考えたことではない。歴史とは記憶である。
  • 歴史は暗記ではなく、「歴史的思考力」の育成が重要である。
  • 歴史のほとんどは犯罪・愚行・不運の登記簿である。(ギボン 「ローマ帝国衰亡史」)
  • 記憶には主観的意味があり、歴史には客観的意味がある。

手法[編集]

記録(史料)として残っていないと歴史学は爪も立たない。問題は「いつ」がわからん、「どこで」がわからん、下手をすると「何が」もわからんし、「なぜ」もわからない。「誰が」「どうやって」に至るとほぼ史料はあてにならない。「なぜ少年王ツタンカーメンはアマルナ革命をひっくり返してアトン信仰に回帰したのか?」みたいな話は、位置天文学の専門家がコンピューターぶん回して「ツタンカーメン日蝕が、その原因ではないだろうか」という結果が得られたという実例がある。
三千八百年くらい昔のプリンプトン322という数学粘土板を、パソコンをぶん回して解読した馬鹿もいる。

その他[編集]

人間は失敗から学ぶ生き物と言われている。失敗から学ぶため、歴史を学ぶ。失敗してから学ぶことは「後講釈」という批判もある。試行錯誤と言われるように、トライする事の中から生き残るものが真のイノベーションであろう。新しいことをすれば、失敗はつきものである。

教育[編集]

現在(2022年)の日本では、小学校中学校高等学校高等専門学校で必須科目、大学では教養部の選択科目となっているほか、専門科目として設置しているところもある。 なお高等学校では、日本史世界史がそれぞれ個別の科目となっている他、大学教養部ではもっと細かい科目分けがされている。

関連項目[編集]

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