集中治療室(しゅうちゅうちりょうしつ、Intensive Care Unit)とは、専門的な医療従事者が、重症患者の治療を集中的に行い、24時間態勢で全身を管理する治療室のことである。人工呼吸器や輸液ポンプ、酸素濃度計などの機器が備わり、患者2人に対し看護師1人以上の配置が求められている。日本医師会の調査によると、2020年の時点で日本全国の病床数は約6000床、重症度は低いが一般病床での対応が困難な患者を受け入れる高度治療室(HCU)も約5000床ある。