徹子の部屋
徹子の部屋(てつこのへや)とは、1976年2月からテレビ朝日制作で系列局にてお昼に放送されているトーク番組。
概要[編集]
黒柳徹子さんとゲストのトークを行う番組。2025年現在は世界のトーク番組でも長寿番組となっており、いくつかもギネス記録も達成している。
2000年から『徹子の部屋コンサート』も開催されている。
ちなみに黒柳徹子は関西のネットチェンジ以前から前身のNETで放送していた「13時ショー」から司会を続投している。
収録風景[編集]
徹子が番組開始に当たって、テレビ局に出した条件が
- 編集をしないこと
- スタッフの入れ替えをしないこと
であった。前者は徹子・番組スタッフ・ゲストで意見の食い違いを防ぐためと生放送状態の方がゲストのありのままを引き出せるためという徹子自身の考えから来ている。後者では、これは番組がいつまで続くか分からかったスタート初期であり、現在に至るまでスタッフは何回か入れ替わっている。
また、番組初期にはトークの他にラビット関根が担当した『フラッシュクイズ』という独立したコーナーがあった。これは地味なトークでは視聴率が取れないと懸念されていたため。しかし、トーク進行の時よりも、温度差が激しく、視聴者から苦情が出ため、僅か1年でそのクイズコーナーは終了し、以降はトーク進行のみとなる。
番組の特徴[編集]
ゲストは旬の芸能人に限らない。三笠宮家の皇族が出演したり、慈善家やK-POP歌手も出演する。「探偵!ナイトスクープ」での投稿をきっかけに斬られ役のスペシャリストだった福本清三が出演したのは語り草になっている。
基本的にゲストとのトークが中心となるが、中にはそれまで明かせなかったことを話したり、高齢者ゲストになると「終活」についても触れる機会がある。これは本番組の特徴とも言える。
ANN系列で芸能人の訃報を伝える際、過去の出演映像が使われることも多い。
視聴率[編集]
お昼の時間帯でもあるが、2025年現在は2%-3%を推移している。90年代後半の一時期、視聴率低下により、打ち切りの危機が2回もあったが、徹子自身の「自分が辞めると言うまで番組を続ける」という強い根性により、打ち切りは回避され、今に至る長寿番組へと成長を果たした。
地方でのネット・配信[編集]
2025年1月現在はテレビ朝日系フルネット局のみ同時ネット。放送後はTVerやAbemaで1週間見逃し配信されている。
かつてはテレビ山梨、福井テレビ、山陰放送、テレビ宮崎といったフルネット局の無い地方でも遅れネットされていた。また、テレビ朝日などで早朝に再放送されたこともある。