南海電気鉄道

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南海電気鉄道(なんかいでんきてつどう、英語: Nankai Electric Railway Co., Ltd.)は、大阪府大阪市に本社をおく鉄道事業等の企業である。

概要[編集]

南海グループの中核企業で、大阪府南部、和歌山県北部を勢力下に置く大手私鉄である。略称は南海南海電車

社名は五畿七道南海道からつけられた。その名の通り、内航海運による四国連絡も行っている。

関連企業による事業は南海グループ#会社一覧を参照。

鉄道事業[編集]

事業概要[編集]

創業時からの事業。 2026年4月をめどに分社化予定[1]

鉄道路線[編集]

大阪府と和歌山県に以下の路線を擁する。

他の直営事業[編集]

歴史[編集]

  • 1884年(明治17年) 6月、大阪堺間鉄道設立。
  •           11月、大阪堺間鉄道が阪堺鉄道に社名変更。
  • 1885年(明治18年)12月、阪堺鉄道が難波~大和川(後に廃止)間開通。
  • 1895年(明治28年)8月、南海鉄道設立。
  • 1898年(明治31年)10月、阪堺鉄道が南海鉄道に事業譲渡。
  • 1900年(明治33年)10月、天王寺支線(天下茶屋~天王寺)を開業。
  • 1903年(明治36年)3月、難波~和歌山市間全通。
  • 1907年(明治40年) 8月、前月に複線化工事も済ませていた難波~浜寺間で電車運転を開始(天王寺支線は同年11月から電車運転開始)。
  • 1909年(明治42年)12月、浪速電車軌道を合併。上町線とする。
  • 1911年(明治44年)11月、難波~和歌山市間の全線電化完成。
  • 1915年(大正4年)6月、(初代)阪堺電気軌道を合併。阪堺線、大浜線、平野線とする。
  • 1922年(大正11年)9月、大阪高野鉄道、高野大師鉄道(未開業)を合併。高野線とする。
  •           12月、南海本線全線複線化完成。
  • 1925年(大正14年)3月、高野山電気鉄道設立。
  • 1929年(昭和4年)2月、高野山電気鉄道・鉄道線(高野下〜極楽橋間)開業。
  • 1938年(昭和13年)2月、高野線の汐見橋~長野(現・河内長野)間複線化完成。
  • 1940年(昭和15年)12月、阪和電気鉄道を合併。山手線とする。
  • 1942年(昭和17年)2月、加太電気鉄道を合併。加太線とする。
  • 1944年(昭和19年)5月、運輸通信省が山手線を買収。国鉄阪和線となる。
  •           6月、関西急行鉄道と南海鉄道が合併、近畿日本鉄道となる。
  • 1947年(昭和22年)3月、高野山電気鉄道が南海電気鉄道に社名変更。
  •           6月、南海電気鉄道が、近畿日本鉄道より、旧・南海鉄道の路線を譲受[注 1]
  • 1949年(昭和24年)3月、大浜線(宿院 - 大浜海岸間)が休止。
  • 1961年(昭和36年)11月、和歌山電気軌道を合併。貴志川線、和歌山軌道線とする。
  • 1966年(昭和41年)12月、加太線北島支線(北島 - 東松江間)廃止。
  •           12月、新今宮駅を設置。
  • 1971年(昭和46年)4月、和歌山軌道線が全線廃止。
  • 1980年(昭和55年)11月、平野線と大浜線が廃止される。平野線は大阪市営地下鉄 (現・大阪市高速電気軌道)谷町線天王寺~八尾南間に代替。
  •           12月、上町線と阪堺線を阪堺電気軌道(2代)に分離譲渡。
  • 1984年(昭和59年)11月、天王寺支線の天下茶屋~今池町間が廃止される。
  • 1993年(平成5年)4月、天王寺支線の今池町~天王寺間が廃止され、同線全線廃止。
  • 2006年(平成18年)4月、貴志川線を岡山電気軌道の子会社和歌山電鐵に譲渡。
  • 2025年(令和7年)4月(予定)- 系列の泉北高速鉄道を吸収合併。

データ[編集]

  • 代表電話番号 06-6643-1005

脚注[編集]

  1. この際、旧新京阪線強奪に成功した京阪神急行電鉄と違い、同じ狭軌の旧大阪鉄道 (2代目)の路線(本線、柏原線、長野線)を路線網に組み込むことはできなかった。
出典
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