コスタリカ

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国旗

コスタリカ(コスタリカ共和国、: Republic of Costa Ricaスペイン語: República de Costa Rica)は、北アメリカの国である。常備軍を持たず、他国との軍事同盟も結ばない、世界唯一の永世非武装中立国家であることで知られる。

コスタリカの産業[編集]

かつてはバナナコーヒーというモノカルチャー経済に頼っていたが、1960年代からは工業化が進み、コスタリカに進出したインテルの影響もありCPUなどのコンピュータ部品の輸出品も多い。なおインテルは中南米半導体サプライチェーン構築のため、コスタリカに多額の投資をしている。

経済[編集]

OECD(国際経済協力機構)の38番目の加盟国となった。またIMFはコスタリカを先進国に認定している。

コスタリカの軍事[編集]

コスタリカはホセ・フェレール大統領が1949年に軍隊を廃止した。隣国のニカラグアとは決して友好的ではなく、コスタリカの反政府組織をニカラグアが支援し、コスタリカの町が占拠されたこともある。 軍隊を廃止したとはいえ、他国からの侵略に無抵抗を貫くものではなく、自衛権の行使を厭わないものとなっている。コスタリカは軍を持たないものの、公安部隊や市民警備隊と呼ばれる組織が警察組織として自国の治安維持と防衛を兼ねている。警察組織とはいえ、サブマシンガンアサルトライフルグレネードランチャーから迫撃砲まで配備されている。 なお、コスタリカは米州機構(OAS)に加盟しているため、加盟国の有事の際は平和維持軍としてコスタリカの武装警察が派遣されることがある。

コスタリカのスポーツ[編集]

多くのラテンアメリカ諸国と同様、伝統的にサッカーが盛んで、国内リーグのプリメーラ・ディビシオンは1世紀以上の歴史を持つ。国家代表チームはFIFAワールドカップに6度出場している。中でも2014年のブラジル大会では、5バックを敷き統率の取れた守備でオフサイドを誘いつつカウンターで一瞬の隙を付く戦法が功を奏しベスト8に躍進した。

また、同国のオリンピックのメダルは全て競泳で獲得したものである。

コスタリカを舞台とした作品[編集]

気候[編集]

亜熱帯多雨および高山気候。サン・ホセは中米7か国の首都では最も気温が低い。夏でも18~23℃で東京より涼しい。降水量は日本の2倍くらい。

歴史[編集]

16世紀にスペインの植民地となり、グアテマラ総督領の一部であった。グアテマラ総督領が、1823年に中央アメリカ連邦共和国としてメキシコより独立、その中央アメリカ連邦共和国が州単位で分裂、1839年にコスタリカが独立した。

国民[編集]

  • 白人60%、混血34%、黒人3%、その他3%
  • 他の中米諸国に比べて先住民が少ない。
  • 黒人の大半はジャマイカからの季節労働者で、独自のコミュニティを持ち、英語を話す[1]

関連リンク[編集]

外部リンク[編集]

関連項目[編集]

加盟国 アルバニア - アンドラ - アルメニア - ベルギーフランス語共同体)- ベナン - ブルガリア - ブルキナファソ - ブルンジ - カンボジア - カメルーン - カナダケベック州ニューブランズウィック州)- カーボヴェルデ - 中央アフリカ共和国 - コモロ - コンゴ民主共和国 - コンゴ共和国 - コートジボワール - ジブチ - ドミニカ国 - エジプト - フランス - ガボン - ギリシャ - ルクセンブルク - ギニア - ギニアビサウ - 赤道ギニア - ハイチ - ラオス - レバノン - 北マケドニア - マダガスカル - マリ - モロッコ - モーリシャス - モーリタニア - モルドバ - モナコ - ニジェール - ルーマニア - ルワンダ - セントルシア - サントメ・プリンシペ - セネガル - セーシェル - スイス - チャド - トーゴ - チュニジア - バヌアツ - ベトナム
準加盟国 キプロス - ガーナ - ニューカレドニア - カタール
オブザーバー アルゼンチン - オーストリア - ボスニア・ヘルツェゴビナ - 韓国 - コスタリカ - クロアチア - アラブ首長国連邦 - エストニア - ジョージア - ハンガリー - コソヴォ - ラトビア - リトアニア - メキシコ - モンテネグロ - モザンビーク - オンタリオ州 - ポーランド - ドミニカ共和国 - チェコ - セルビア - スロバキア - スロベニア - ウクライナ - ウルグアイ
資格停止中 タイ
  1. コスタリカ人口調査(2020)