どうする家康
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演:早川剛史
利家の嫡男。守山城主。越中宰相。
利家亡き後五大老を継ぐ。家康の恫喝に遭い、浅野長政と共にびびり、母を人質に出す。
上杉景勝
演:津田寛治
会津120万石の大名。会津若松城主だが、神指城を新たに築いている。同じく五大老の一人。会津中納言。
大坂冬の陣では家康に味方し活躍、ねぎらいの言葉を受ける
演:TAKAHIRO
置賜30万石の上杉家家老。米沢城主。山城守。
直江状で家康を挑発する。
戦後は本多正信の次男を養子に迎え、徳川との絆を深める。
毛利輝元
演:吹越満
山陰山陽112万石の大名。広島城主。同じく五大老の一人。安芸中納言。
口ひげと眉毛がとても大きく濃い。
大坂城を騙され退去、家康に翻弄され隠居に追い込まれる。
宇喜多秀家
演:栁俊太郎
備前57万石の大名。岡山城主。同。備前中納言。
西軍における関ヶ原での実質的な指揮官
戦後は八丈島に流され、島で生涯を閉じる
どうする家康(どうするいえやす)とは2023年度の第62回NHK大河ドラマである。
概要[編集]
- 2023年1月8日から12月17日まで本編放送。12月29日に総集編放送。
- 徳川家康主人公の大河ドラマ第3作。家康を「生死に関わる究極の選択」に何度も陥る武将として描いている。
登場人物[編集]
徳川氏[編集]
- 徳川家康
- 演:松本潤/川口和空(幼少期)
- 松平広忠の子(三男。お大の子としては長男)[1]として生まれ、竹千代と名乗る。今川家の人質として送られる波乱の幼年期を送る。人形遊びを好み、相撲は苦手
- 桶狭間の戦いで主君・今川義元を失うと織田軍に攻撃されて、大樹寺を経由して岡崎城まで逃げ延びる。その後清洲同盟を締結し織田信長と共に戦に参加する。
- しかし、武田氏との戦いで多くの犠牲をはらった頃に信長を恨む様になり、築山殿と嫡男の信康は武田勝頼と手を組み信長を倒す様要求。結果、勝頼方から漏れて築山殿は処刑、信康は切腹して子と妻を失うと、本能寺で信長を討つ計画を立てる
- 信長は先手を取った明智光秀により討たれてしまい、信長亡き後、次の標的は家康となってしまう。その後、浜松に戻ると秀吉と対立し、織田信雄と同盟を結んで秀吉に戦いを挑むこととなる。どうする、家康!
- 秀吉は妹と母を人質に出し家康を上洛、臣従させる。小田原の役後には江戸240万石[2]。五大老になり武蔵内大臣と呼ばれる。
- 関ケ原で石田らを葬り去り、征夷大将軍となるが秀忠に譲り「大御所」となる。大坂夏の陣で豊臣を滅ぼす
- 最期は死んだ家臣たちが池の鯉を食べたり「海老すくい」を踊る幻を見ながら永眠。
- 松平信康
- 演:細田佳央太
- 家康の長男。岡崎城主
- 結城秀康
- 家康の次男。関ヶ原で上杉軍を南下させず、恩賞で結城と越前ほか67万石の大領を得る。
- 徳川秀忠
- 家康の三男。気弱な二代将軍。千姫の父
- 松平勝俊
- 演:長尾謙杜
- 家康の異父弟。甲斐から帰路で足の指を失い、早死
- 松平広忠
- 演:飯田基祐
- 家康の実父であり、回想シーンを除いて第一回「どうする桶狭間!」にのみ登場。安祥城合戦以降、織田勢の反撃に苦しめられる。
- 久松長家
- 演:リリー・フランキー
- 家康の継父。臣下となるも後に袂を分かつ
- 松平昌久
- 演:角田晃広
織田氏[編集]
- 織田信長
- 演:岡田准一
- 戦国の覇者。桶狭間の戦いで今川義元を2000の軍隊で討ち取り日本中にその名が知れ渡る。
- 家康を「俺の白兎」と呼ぶ。美濃攻めの真っ最中に家康と同盟を締結し、「天下布武」を掲げて美濃・越前・近江を制圧した後に畿内を中心に攻めて行く。
- 1582年、天敵・武田を討って徳川家康に富士遊覧をもてなされた。6月には安土を出立して本能寺に到着するが、謀略を企んだ明智光秀により攻撃され、自刃して死亡する。
- 織田信雄
- 演:浜野謙太
- 清洲会議で秀吉と池田の勝ち馬に乗り、新当主・三法師(織田秀信)の後見人となる。不仲の庶弟・信孝を排除する
- 伊勢尾張78万石から家康旧領119万石への国替えを断り、秀吉に改易される。のち小大名で復活
- 大坂城に入るが、大野母子らが片桐且元と信雄を暗殺しようとしてるとの噂を、千姫から聞き恐くなり、脱出し京都で異母妹・五徳の隠棲宅に逃げ込む
- 織田信孝
- 演:吉田朋弘
- 信長の三男。秀吉・信雄との後継争いに負け自刃
- 織田信秀
- 演:藤岡弘、
- 尾張下四郡の守護代の奉行。信長の父。弾正少忠
今川氏[編集]
豊臣氏[編集]
- 豊臣秀吉
- 演:ムロツヨシ
- 織田家の中国司令官から天下人にのし上がる。関白のち太閤。隠居後は伏見城に移る
- 豊臣秀長
- 演:佐藤隆太
- 秀吉の弟。大和郡山城主
- 豊臣秀次
- 演:山下真人
- 秀吉の甥。小牧・長久手で大敗する。近江八幡城主
- 豊臣鶴松
- 捨(すて)。秀吉と茶々の長男。幼くして病没する。
- 豊臣秀頼
- 演:作間龍斗
- 拾(ひろい)。秀吉と茶々の次男。偉丈夫の巨漢に成長する。
豊臣五大老[編集]
足利将軍家[編集]
北条氏[編集]
妻・女性[編集]
- 瀬名
- 演:有村架純
- 家康の最初の正室。従来のドラマは「悪女」に偏りがちだったが新たな妻像が描かれている。家康の浜松城主転出後に自害。
- お市の方
- 演:北川景子
- 信秀の娘。信長の妹。北庄城攻防戦で敗走し、天守閣内で自害したと伝わる。
- 千代
- 演:古川琴音
- 望月城主の元妻であり、夫の望月盛時が川中島の戦いで亡くなってからはくノ一となり、瀬名を武田氏に内通させる引き金となった人物として描かれている。公開放送としては世界で2番目に登場した。
- 長篠合戦後、鳥居元忠の妻となり、上杉征伐後の三成の伏見城襲撃で元忠と共に戦った。
- 督姫
- 演:清乃あさ姫
- 作中では「おふう」として描かれるが、おふうは第7回「わしの家」で本證寺の遊び女として、別人で登場している。勿論別人なので演じた女優も異なる。
- 茶々
- 演:白鳥玉季 → 北川景子(二役)
- 旭
- 演:山田真歩
- 家康の後妻であり、秀吉の妹。仲(秀吉の母)と共に人質として岡崎に送られる。
- 仲
- 演:高畑淳子
- 秀吉・秀長・旭の生母。
徳川家臣団[編集]
- 酒井忠次(左衛門尉)
- 演:大森南朋
- 徳川四天王。えびすくい
- 本多忠勝(平八郎)
- 演:山田裕貴
- 下に同じ。怪我知らず
- 井伊直政(万千代)
- 演:板垣李光人
- 下に同じ。遠江井伊谷の国人
- 榊原康政(小平太)
- 演:杉野遙亮
- 下に同じ。伊勢の出自。武骨者ばかりの三河侍と違い、文章が書けて達筆。秀吉を誹謗する檄文を長久手で散蒔く
- 鳥居忠吉
- 演:イッセー尾形
- 耄碌じいさん。言語不明瞭
- 鳥居元忠
- 演:音尾琢真
- 忠吉の嫡男
- 夏目広次(吉信)
- 演:甲本雅裕
- 影が薄い
- 服部半蔵
- 演:山田孝之
私は忍びではなく真っ当なさむら…- 大久保忠世
- 演:小手伸也
- 何に対しても繊細であり、常に周りの言動に気を配る武将として描く。二俣城主になった後、信康が自害するところを目の当たりにする。
- 平岩親吉(七之助)
- 演:岡部大
- 本多忠真
- 演:浪岡一喜
- 亀のように酒を鯨飲する
- 奥平信昌
- 演:白洲迅
- 演:岡崎体育
- 茶屋四郎次郎
- 演:中村勘九郎
- 大岡弥四郎
- 演:毎熊克哉
- 岡崎城にて信康・築山殿を討ち取る計画を実行するが、失敗して処刑される(大岡弥四郎の乱)。
- 本多正信
- 演:松山ケンイチ
- 伊賀越え後の後、鷹の世話係として復帰。イカサマ軍師として人々から嫌われていたが、徐々に徳川に名を表していき、天才軍師の異名を持つこととなる。佐渡守。
- 年下の徳川家臣たちが故人となるなか、最後まで残り家康を見守る。「海老すくい」は格好悪いので踊らない。
- 外様大藩と交流があり、子孫は日本最大の陪臣(上杉のち前田の筆頭家老)となる
織田家臣団[編集]
- 羽柴秀吉
- 演:ムロツヨシ
- 明智光秀
- 演:酒向芳
- 従来のイメージと異なり、怒りっぽく家臣を足蹴にするなど下司で残虐な小物
- 柴田勝家
- 演:吉原光夫
- 佐久間信盛
- 演:立川談春
- 水野信元
- 演:寺島進
- 家康の伯父。刈谷城は一貫して織田領なので、家康は三河を丸々領有していない。
- 森蘭丸
- 演:大西利空
- 作中では「森乱」として呼ばれる。
- 丹羽長秀
- 演:福澤朗
- 池田勝入(恒興 → 勝入)
- 演:徳重聡
- 長久手で「中入り」策が失敗。討ち死にする。
- 森長可
- 演:城田優
豊臣家臣団[編集]
浅井氏[編集]
武田氏[編集]
- 武田信玄
- 演:阿部寛
- 貫禄のある大入道。信濃でも上野でも飛騨でも、これ以上進めない上杉との戦い(北進策)をやめ、南下戦略にシフトする
- 武田勝頼
- 演:眞栄田郷敦
- 信玄亡き後、領国をさらに南へと拡大した。信玄も落とすことが出来なかった高天神城を落とす戦功を残すが、長篠・設楽原合戦が引き金となり武田は弱体化する。なんとか建て直そうとするが、甲斐まで攻められ天目山で自害。
武田家臣団[編集]
今川家臣団[編集]
- 鵜殿長照
- 演:野間口徹
- 桶狭間合戦の後、今川から離叛して織田についた元康を織田から引き離すべく、築山殿とその子を攫うが、上ノ郷城の戦いにて討ち死にする。
- 関口氏純
- 演:渡部篤郎
- 地味で控えめな今川親戚衆
出奔者[編集]
スタッフ[編集]
- 脚本:古沢良太
原案は良太で、あらすじが書かれた小説も出版されている。
どうする家康ツアーズ(紀行)[編集]
第一回から順。
久能山東照宮博物館[編集]
岡崎城[編集]
反響[編集]
平塚市にて家康お好み弁当が発売される他、家康にゆかりある岡崎市や浜松市などでも限定メニューなどが出品された。
脚注[編集]