明智光秀
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明智 光秀(あけち みつひで、1528年 - 天正10年6月13日(1582年7月2日))は、戦国時代から安土桃山時代にかけての武将・大名。織田信長に気に入られ重臣となるが、自身で本能寺の変を起こし織田信長を自害させ、一時的に中央政権を牛耳る。しかし、中国大返しを敢行した羽柴秀吉の反抗を受け、わずか10日ほどで敗れて政権は崩壊し、自らは落武者狩りに討ち取られるという哀れな最期を遂げた(3日天下)。
敵は本能寺にあり![編集]
光秀が京都本能寺にいる主君・信長を襲撃する際に家臣に対して「敵は本能寺にあり!」と、京都に入る前の桂川を渡河する際に言い放ったとして有名である。これは真の敵が別の場所にいるという意味で現在まで使用されている。
ただし、光秀はこの言葉を史実で使用したという記録は無い。この言葉が初めて登場するのは変後から250年も経った江戸時代後期の文政10年(1827年)、頼三陽が自らの著作である『日本外史』で書いているのが初出である。恐らく、頼三陽は自身の著書を面白くそしてわかりやすくするため、このように書いたものと思われる。
当時の記録では、光秀は変事を決行することを明智秀満や斎藤利三ら一部の重臣にだけしか明かしていない。事前に多くの人物に明かせば、軍から離脱して本能寺にいる信長の下に密告する可能性もあり、そのため高度な情報統制が敷かれていたと見られている。
祭礼・イベント[編集]
知行地[編集]
- 亀岡光秀まつり
- 光秀公正辰祭(御霊神社 (福知山市))
- 福知山ドッコイセ祭り
出生伝承地[編集]
- 光秀まつり(岐阜県恵那市の旧明智町、5月3日)
明智光秀を主題とした作品[編集]
「本能寺の変を題材とした作品」も参照
- 小説
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- 『明智光秀』:1910年、奥村恒次郎著
- 『幽鬼』:1968年、井上靖著 (短編集『楼蘭』所収、新潮文庫)
- 『国盗り物語』:1971年、司馬遼太郎著(新潮文庫)
- 『逆軍の旗』:1976年、藤沢周平著(青樹社、文春文庫)
- 『桔梗の旗風』:1983年 南条範夫著(文藝春秋)
- 『明智光秀』:1988年、徳永真一郎著(PHP研究所、ISBN 4-569-56405-4)
- 『鬼と人と 信長と光秀』:1989年、堺屋太一著(PHP研究所)
- 『明智光秀』:1991年、早乙女貢著(文藝春秋、ISBN 4-16-723024-0)
- 『明智光秀 本能寺の変』:1991年、浜野卓也著(講談社火の鳥伝記文庫、ISBN 4-06-147578-9)
- 『反・太閤記 — 光秀覇王伝』:1991年、桐野作人著 (学習研究社)
- 『光秀の十二日』:1993年、羽山信樹著(新人物往来社、ISBN 9784404020420)
- 『明智光秀の生涯―歴史随想』:1996年、二階堂省著(近代文芸社、ISBN 978-4773349146)
- 『湖影』:1998年、中島道子著(KTC中央出版、ISBN 978-4877580797)
- 『本能寺』:2004年、池宮彰一郎著(角川書店、ISBN 978-4043687015)
- 『是非に及ばず』:2006年、山口敏太郎 著 (青林堂、ISBN 4-7926-0386-2)
- 『明智光秀物語 浅き夢見し』:2006年、高橋和島 著 (廣済堂出版、ISBN 978-4331612293)
- 『天眼 ─ 光秀風水綺譚』:2007年、戸矢学著(河出書房新社、ISBN 978-4309018348)
- 『覇王の番人』:2008年、真保裕一著 (講談社、ISBN 4-7926-0393-5)
- 『明智軍戦記』:2010年、神宮寺元著 (学研プラス)
- 『大逆本能寺』:2010年、円堂 晃著(角川書店、ISBN 978-4890632640)
- 『明智光秀転生―逆賊から江戸幕府黒幕へ』:2011年、伊牟田比呂多著 (海鳥社、ISBN 978-4874158210)
- 『光秀の定理』:2013年、垣根涼介著 (角川書店、ISBN 978-4041105221)
- 『本能寺の変 つくられた謀反人 光秀』:2014年、岡野正昭著(幻冬舎、 ISBN 978-4-344-97127-1)
- 『明智大戦記』:2015年、竹中亮著(徳間書店、ISBN 978-4198939816)
- 書籍(ノンフィクション)
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- 信原克哉 『明智光秀と旅』ブックハウスHD、2005年
- 映画
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- 『旧劇 太功記十段目 尼ヶ崎の段』(1908年、M・パテー商会)
- 『敵は本能寺にあり』(1960年、松竹、演:八代目松本幸四郎)[注釈 1]
- テレビドラマ
- 漫画
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- もとむらえり『愛しの焔 〜ゆめまぼろしのごとく〜』(2007年 - 、FlexComixフレア)
- 重野なおき『明智光秀放浪記』(2019年、マンガPark)
- テレビ番組
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- 古舘トーキングヒストリー 〜戦国最大のミステリー 本能寺の変、完全実況〜(2018年、テレビ朝日、演:大杉漣)
- コンピュータゲーム
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- SIMPLEシリーズ『SIMPLE2000シリーズ Vol.118 THE 落武者 ~怒獲武サムライ登場~』(2007年 、ディースリー・パブリッシャー)
明智光秀が登場した作品[編集]
- テレビドラマ
- *大河ドラマ
- **太閤記(1965年、演 佐藤慶)
- **国盗り物語(1973年、演 近藤正臣)
- **黄金の日日(1978年、演 内藤武敏)
- **おんな太閤記(1981年、演 石濱朗)
- **徳川家康(1983年、演 寺田農)
- **春日局(1989年、演 五木ひろし)
- **信長 KING OF ZIPANGU(1992年、演 マイケル富岡)
- **秀吉(1996年、演 村上弘明)
- **利家とまつ〜加賀百万石物語〜(2002年、演 萩原健一)
- **功名が辻(2006年、演 坂東三津五郎)
- **天地人(2009年、演 鶴見辰吾)
- **江〜姫たちの戦国〜(2011年、演 市村正親)
- **軍師官兵衛(2014年、演 春風亭小朝)
- **真田丸(2016年、演 岩下尚史)
- **おんな城主 直虎(2017年、演 光石研)
- **麒麟がくる(2020年、演 長谷川博己)
- *太閤記 サルと呼ばれた男(2003年、演 宮迫博之)
- 漫画
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ “2020年NHK大河ドラマ 明智光秀主人公「麒麟がくる」主演は長谷川博己、脚本は池端俊策氏”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2018年4月19日) 2018年4月19日閲覧。
外部リンク[編集]
- 明智光秀の出自と系譜
- 明智光秀文書書状
- 京都府神社庁 福知山御霊神社
- 亀岡市観光協会
- 岐阜城盛り上げ隊 - 岐阜城ボランティア団体