樅ノ木は残った (NHK大河ドラマ)

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大河ドラマ
通番 題名 放映期間
第7作 天と地と 1969年1月
- 1969年12月
第8作 樅ノ木は残った 1970年1月
- 1970年12月
第9作 春の坂道 1971年1月
- 1971年12月

樅ノ木は残った』(もみノきはのこった)は、1970年1月4日 - 12月27日まで放送されたNHK大河ドラマ第8作。全52回。

登場人物[編集]

従来の多くの作品では、「伊達騒動の首謀者」という悪役として描かれてきたが、本作ではお家乗っ取りを防ぐために命を掛けた名臣として描かれている。
畑与右衛門の娘。両親を殺されたことにより失声症になる(原作とは異なる)。その後しばらくの間甲斐のもとにおり、そこで樅の木を見せられる。
若き日の甲斐と親しい間柄だった。しかし、身分が違うために結婚できないと悟った後、精神を病む。その後鹿に襲われて死ぬ。
甲斐の心中を察しながらも、あえて厳しく接する。
甲斐の先妻。浮気を理由に離縁されるも、甲斐の死について「うそで固めなければならないこともある」と語り冥福を祈った。
本作では先妻として茂庭氏(律)を登場させているが、史実における甲斐の正妻は津田氏(津田景康の姉)のみであり、茂庭氏は架空のキャラクターである。
本作は一般的には従来の伊達騒動に関する見解を覆した作品として認知されているが、兵部は従来の通り悪役である。三十万石分与の為に様々な陰謀を張り巡らすが、それが伊達家取り潰しの口実になるとは思ってもいない。
幕府より突然逼塞が命じられた。その後は貴族さながらの生活を送っていたが、それは幕府に反抗をしないことを示す行動だった。甲斐のことを信頼している。
原田家菩提寺の僧。樅の木の前で宇乃に、甲斐が幕府の非道に対して異を唱えるには他に方法がなかったと話す。
酒井雅楽頭の考えを支持するも、そのやり方には疑問を抱いている。瀕死の甲斐に伊達家存続を確約する。
浪人。兵部の支援を得て道場を開いている。
六郎兵衛の妹。新八と恋仲になる。
仙台藩士で、綱宗の側近。万治3年7月19日の夜、「上意打ち」を口にするものによって殺される。
又市の弟。兄の死後出奔し、自暴自棄の生活を送るが・・・。
兵部の側近。モデルは実在の一関藩家老・新妻胤実
仙台藩士で、綱宗の側近。万治3年7月19日の夜、「上意打ち」を口にするものによって殺される。
酒井雅樂頭の家臣。雅樂頭の屋敷で甲斐達伊達家の面々を殺害する討ち手の一人。
部屋住みだが、甲斐とは親しい間柄だった。甥の采女や里見十左衛門と兵部暗殺を計画するが、家来の裏切りにより発覚し、捕らえられ斬首される

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