闇のもじ守
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闇のもじ守(やみのもじもり)は、NHK教育テレビジョンの子供向けバラエティ番組『天才てれびくん』に登場する架空の組織である。主人公であるてれび戦士と2017年度で敵対する組織として描かれる。
概要[編集]
守守団と対峙した4人の悪のもじ守たちで2017年度の敵対勢力。元々は何らかの負の感情や欲望を抱えた人間で、毎回、各々が何らかの形で入手した闇の袋とじの力を使い、「暗黒の歌」と「憎しみの心」でもじもんをもじ魔獣に変えてその力で世界を滅亡させようと企む。後に2017年度の闇のもじ守は禍禍団が送り込んできた刺客であり、全員がまでぃえすに利用されていた被害者だったと判明する。また、どみねすとろんぐをもじ魔獣に変えたのも闇のもじ守であることが判明した。
人物[編集]
- オンリー・ロンリー・ローリー(演:ROLLY)
- 「天才てれびくんY」に乱入してきたミュージシャンで、最初の闇のもじ守。腐のもじもん・ふてくさーるをもじ魔獣にし、世界を腐らせようと企む。ソーリーという双子の弟がいる。
- 純粋に音楽を愛するが、バンド仲間に裏切られて自身が作曲した曲を盗まれ、ネットで自分の曲を紹介するも、酷いコメントで滅多打ちにされ、全てを恨むようになった過去がある。
- ふてくさーるが元の姿に戻ったことで敗北。世界を腐らせる野望は打ち砕かれ、ふてくさーるから「自分と置かれた立場が似ている」ことを理由に同情する言葉をかけられ、自ら負けを認めて去っていった。その後、愛のミュージシャンとなって、愛の花を咲かせるようなすばらしい曲を作って地道にやっていくことになった。
- 銀沢アイスかずこ(演:黒沢かずこ(森三中))
- 氷のもじもん・れいかを誘拐した犯人で、2人目にして唯一の女性の闇のもじ守。
- 以前はフィギュアスケート選手で、その時の名前は金沢かずこ。大事な試合で流す曲のカセットテープを間違えて(本当は『白鳥の湖』だったが、リラックスのために聴いていた『スーダラ節』のテープをスタッフに渡してしまう)大会で失格となってしまい、その後逃げるようにスケートを捨て失踪し、その後はナイトクラブのダンサー→アイスキャンディー屋→エステサロン→カラオケボックスのスタッフと転職を繰り返していたがことごとくうまくいかず自棄を起こしてれいかをもじ魔獣にし、世界を氷漬けにしようと企む。
- 一同を陥れるために高田の中継をジャックしてれいかのもじ魔獣が完全体になる日を予告したり、みずえのファンを自称して盗聴器入りの水瓶を渡し、れいかのみずえに対する負の感情を利用してもじ魔獣を巨大化させるという狡猾な面もある。
- れいかのもじ魔獣は完全体にして襲い掛かるが、もじもんと守守団の奮闘によりれいかが元の姿に戻ったことで敗北。世界を氷漬けにする野望を打ち砕かれたことで僻んでいたが、れいかに「凍りついた世界で独りぼっちのアイスショーをしても寂しいだけ」という指摘と夢が破れた事への同情の言葉をかけられると素直に去っていった。その後、朝日ダンスたいちと手を組み社交ダンスの道を歩む。
- シロッキークロッキー(演:くっきー(野性爆弾))
- 画家を名乗る3人目の闇のもじ守で本名は白木黒蔵。
- 当初は「『汚』のもじ魔獣に襲われた」と言ってそれに唯一対抗できるという白のレアもじもん「ほわないと」を仲間にするべく、ほわないとの召還に必要な「原色戦隊もじレンジャー」の3体のもじもん(『赤』のもじもん『れっどれお』、『青』のもじもん『ぶるーく』、『緑』のもじもん『ぐりんきゅあら』の3体)を探すことを依頼。風変わりな外見だが、毎回絵を描いててれび戦士にアドバイスをするなど表向きはいい人に見えたが、その真の目的はほわないとをもじ魔獣に変えてその力で世界中を真っ白にして人々を白けさせたり、人々の言葉を告白させたりし、世界中を真っ白に染めて母親の絵で埋め尽くすことであり、最初に彼が襲われたと言っていた『汚』のもじ魔獣の話はすべて立花団長と守守団全メンバーを騙すための真っ赤な嘘だった
- 幼い頃から絵を描くことが大好きだったが自分の描く絵は周りに受け入れられず、母親(演:柴田理恵)だけが自分の絵のセンスの唯一の理解者であり、その母親が1年前に亡くなった事が暴走のきっかけである。
- また、もじレンジャーを白くさせ動きを封じる[1]、もじ魔獣化したほわないとを操ってモジゲン空間の入り口を消す、ほわないとの友人という立場につけ込んでかめんれおんを脅迫し立花団長のお宝を奪わせるなど狡賢い作戦が多い。
- 決戦では周囲を白黒にしてもじもんの攻撃を封じたり、アイテム送信を妨害などで優勢になるも、出張茶の間戦士の活躍で挽回されもじ魔獣が停止。復活させようとする前にほわないとを元に戻され敗北し泣き崩れたが、弟の克弥とほわないとの励ましで謝罪した。
- 夢見崎★(すたー)体育(演:岡崎体育)
- YouMEITubeの『夢見崎チャンネル』で動画を配信している、4人目にして最後の闇のもじ守。熱海の旅館「湯加減よさ荘」を経営する湯加減よし子の息子で、本名は湯加減ほど吉。
- 『名』のもじもん・なまえんじぇるを「暗黒の歌」と「憎しみの心」でもじ魔獣化させ、人名や地名、名所など様々な「名前」を操る悪事を行って動画視聴者を増やしていたが、その真の目的は全世界で一番有名になるためである。当初は遊び感覚でやっており、わざわざ事件の真相がわかる動画を投稿したり、もじもんをアジトではなく人目につく公園でもじ魔獣に変えるなどだったが、次第にきのこのこに八つ当たり的したり、守守団を食った言動をし、さらに立花団長の記憶を奪うなどエスカレートしていった。
- かつてなまえんじぇるから「夢見崎★体育」の名前をもらっており、2ヵ月前に改名後も売れなかったことに対してなまえんじぇるに文句を言った後、何者かに闇の袋とじを送られなまえんじぇるをもじ魔獣化させるに至ったことが明らかにされる。
- 決戦でなまえんじぇるのもじ魔獣は完全体となり守守団と交戦。激闘の末なまえんじぇるが元の姿に戻ったことで敗北。有名人を誘拐していたことや惨めな敗者という醜態を日本全国に晒す形で有名になることとなった。敗北後には夢が破れて落ち込み、立花団長にも罵声を浴びせられ不貞腐れていたが、もじもん達の励ましを受け元気を取り戻した。しかし、突然までぃえすが乱入し、実は夢見崎を含む4人の闇のもじ守はいいように利用されていた被害者だったということが判明した。
- その後、名前を湯加減ほど吉に戻し、旅館の手伝いしながら「立派なYOUチューバーになる」と地道な努力をするようになった。
- 大祀、晃(演:天照)
- かつてどみねすとろんぐをもじ魔獣に変えた張本人である2人組の闇のもじ守。回想シーンでもじ魔獣を生み出す場面と裕之心に動きを止める札を貼られて倒れる場面のみの登場だったため、どのような経緯で闇落ちしたか、及びもじ魔獣を倒された後の去就については謎である。なお最終決戦でどみねすとろんぐのもじ魔獣の心の中のにあった2人の写真を見た向は「見るからに悪そう」と言っていた。
闇のもじ守によってもじ魔獣に変異させられたもじもん[編集]
関連用語[編集]
- 闇の袋とじ
- 闇のもじ守が所持している袋とじ。表紙部分には「閲覧禁止」と書かれ、中にはもじ魔獣を生み出す方法が記されている。元々はもじてんに綴じられていたが、立花団長がもじてんを持ち出してうたた寝していた間に行方不明になってしまった。その後ローリーの手元に渡って彼の元から消えて以降行方が分からなくなっていたが、までぃえすの手によって夢見崎★体育の元へ郵送されていたことが判明する(この間に銀沢、シロッキークロッキーの元にも渡っていたと思われる)。その後、ゆらがとれじゃーの羽の力を使い無事に回収して奪還に成功するが、までぃえすが「人の体を使い最強のもじ魔獣を生み出す新システムを完成させたため用済み」という理由で燃やしてしまう。
関係者[編集]
- 白木克也(演:ロッシー)
- シロッキークロッキーの兄でシロッキークリーニングの店主。てれび戦士に弟が暴走した経緯を話し、後に暴走の阻止を託した。
- 温智静仁信女(演:紫田理恵)
- シロッキークロッキーと白木克也兄弟の母。シロッキークロッキーの絵を唯一認めており、シロッキークロッキーにとっては心の支えと言うべき人物であった。なお本編では既に他界したことになっており、演じた柴田理恵自身は出演せず写真のみの登場だった。
- 月江譲二(演:渋江譲二)
- ドラマ「逃げるは弱虫!役立たず!」の主演俳優。夢見崎に名前を奪われ、「バイトB」の仮称を付けられて雑用にされたが、なまえんじぇるのもじ魔獣が浄化されたことで名前と記憶を取り戻した模様。
- 荒石みなみ(演:仙石みなみ)
- ドラマ「逃げるは弱虫!役立たず!」の主演女優。夢見崎に名前を奪われ、「ファン1号」の仮称を付けられて雑用にされたが、なまえんじぇるのもじ魔獣が浄化されたことで名前と記憶を取り戻した模様。
- 露鳩出仁郎(演:テル)
- ドラマ「逃げるは弱虫!役立たず!」の監督。夢見崎に名前を奪われ、「バイトC」の仮称を付けられて雑用にされたが、なまえんじぇるのもじ魔獣が浄化されたことで名前と記憶を取り戻した模様。
- バイトD(演:KAZMA SAKAMOTO)
- 先述の月江、荒石、露鳩と同様に夢見崎の手下にされた男。夢見崎の手下の中では唯一本名と肩書きが分からない人物。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ れっどれお、ぶるーく、ぐりんきゅあらの三体はほわないとが浄化されて元の姿に戻ると同時に色が戻って動けるようになった。