JR播但線
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西日本旅客鉄道 J 播但線 | |
---|---|
基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 兵庫県 |
種類 | 普通鉄道(在来線・地方交通線) |
起点 | 姫路駅 |
終点 | 和田山駅 |
駅数 | 18駅 |
電報略号 | タンセ[1] |
路線記号 | J |
開業 | 1894年7月26日 |
全通 | 1906年4月1日 |
所有者 | 西日本旅客鉄道 |
運営者 | 西日本旅客鉄道 |
車両基地 | 網干総合車両所、 福知山電車区豊岡支所ほか |
使用車両 | 使用車両の節を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 65.7 km |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
線路数 | 全線単線 |
電化区間 | 姫路駅 - 寺前駅間 |
電化方式 | 直流1.5 kV 架空電車線方式 |
閉塞方式 | 自動閉塞式(特殊) |
保安装置 | ATS-SW |
最高速度 | 110 km/h |
播但線(ばんたんせん)は、兵庫県姫路市の姫路駅と兵庫県の和田山駅とを結ぶ西日本旅客鉄道の鉄道路線 (地方交通線)である。
概要[編集]
運用[編集]
大阪駅 - 香住駅・浜坂駅・鳥取駅間で特急「はまかぜ」が3往復運転されているが、線内を通しで走破する普通列車はなく、電化区間の姫路駅 - 寺前駅間と非電化区間の寺前駅 - 和田山駅間で運行系統が分断されている。
なお、寺前 - 和田山間に小断面トンネルが存在するため、寺前以北の電車化は困難である。
沿革[編集]
「播但線の歴史」も参照
- 1986年10月31日:飾磨港駅-姫路駅廃止。
- 1987年4月1日:国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の鉄道路線 (地方交通線)となる。
- 1998年3月14日:姫路駅-寺前駅29.3kmが直流電化される。
駅一覧[編集]
電化状況 | 駅名 | 駅間 営業キロ |
累計 営業キロ |
運賃 | 接続路線 | 線路 | 所在地 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
電化 | 姫路駅 | - | 0.0 | - | 西日本旅客鉄道: 山陽新幹線・A 山陽本線(神戸方面はJR神戸線)・K 姫新線・A 赤穂線[* 1] 山陽電気鉄道:SY 本線 …山陽姫路駅 |
∨ | 姫路市 | |
京口駅 | 1.7 | 1.7 | 150 | ◇ | ||||
野里駅 | 2.6 | 4.3 | 190 | ◇ | ||||
砥堀駅 | 1.7 | 6.0 | 190 | ◇ | ||||
仁豊野駅 | 2.2 | 8.2 | 210 | ◇ | ||||
香呂駅 | 3.0 | 11.2 | 240 | ◇ | ||||
溝口駅 | 2.0 | 13.2 | 240 | ◇ | ||||
福崎駅 | 3.9 | 17.1 | 330 | ◇ | 神崎郡 | 福崎町 | ||
甘地駅 | 3.5 | 20.6 | 420 | ◇ | 市川町 | |||
鶴居駅 | 3.9 | 24.5 | 510 | ◇ | ||||
新野駅 | 3.2 | 27.7 | 510 | ◇ | 神河町 | |||
寺前駅 | 1.9 | 29.6 | 590 | ◇ | ||||
非電化 | 長谷駅 | 6.3 | 35.9 | 680 | ◇ | |||
生野駅 | 7.7 | 43.6 | 860 | ◇ | 朝来市 | |||
新井駅 | 8.3 | 51.9 | 990 | ◇ | ||||
青倉駅 | 3.7 | 55.6 | 1170 | | | ||||
竹田駅 | 4.3 | 59.9 | 1170 | ◇ | ||||
和田山駅 | 5.8 | 65.7 | 1340 | 西日本旅客鉄道:E 山陰本線 | ∧ |
下記以外の駅は無人駅である。
- JR西日本直営の有人駅(4駅)
- 姫路駅・福崎駅・寺前駅・和田山駅
- JR西日本交通サービスによる業務委託駅(4駅)
- 野里駅・仁豊野駅・香呂駅・溝口駅
- 簡易委託駅(4駅)
- 甘地駅・生野駅・新井駅・竹田駅
廃止区間(飾磨港線)[編集]
全駅兵庫県姫路市内に所在。接続路線の事業者名は当区間廃止時。
駅名 | 駅間 営業キロ |
累計 営業キロ |
接続路線・備考 |
---|---|---|---|
飾磨港駅 | - | 0.0 | |
飾磨駅 | 1.3 | 1.3 | |
亀山駅 | 1.9 | 3.2 | 山陽電気鉄道:本線 …電鉄亀山駅(現・亀山駅。国鉄の駅から約200m) |
豆腐町駅 | 2.1 | 5.3 | 1925年廃止 |
姫路駅 | 0.3 | 5.6 | 日本国有鉄道:山陽新幹線・山陽本線・姫新線 |
車両[編集]
特急はまかぜはキハ189系、電化区間普通列車は103系3500番台、非電化区間の普通列車はキハ40・41が使用される。電化区間では221系が朝ラッシュ時に乗り入れ、223系も代走で乗り入れることがあるが、キハ47が使用されることはない。
その他[編集]
播但北線とも称される寺前〜和田山間では輸送密度が1000人ほどと平成9年の約半分程度となっている。そのためJR西日本基準の廃止条件ではなく地域とお話が必要となった。そこで播但線の周辺自治体は輸送密度2000人/日以上を目指し輸送改善を行うこととなった。期限は2027年に設定され目標値に届かなかった場合はJR西日本とお話することとなっている。
因みに和田山〜姫路間は姫路〜尼崎間と同等となっており通勤出来ない通勤が可能であるという。
目標値[編集]
駅名 | 寺前 | 長谷 | 生野 | 新井 | 青倉 | 竹田 | 和田山 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
目標値 | 760 | 100 | 590 | 270 | 100 | 230 | 1,040 |
H9 実績 | 757 | 103 | 585 | 272 | 100 | 227 | 1,043 |
R1 実績 | 372 | 17 | 247 | 120 | 66 | 152 | 639 |
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 日本国有鉄道電気局 『鉄道電報略号』、1959年9月17日、21頁。
外部リンク[編集]
- 銀のみち 鉄の路 - 神戸新聞 - ウェイバックマシン(2011年11月28日アーカイブ分)