2021年京王線車両放火事件
日付 | 2021年10月31日 |
時間 | 19時56分 |
場所 | 京王線布田駅 - 国領駅間 |
負傷者 | 18人(うち1人は意識不明の重体)[1] |
結果 | 京王線はつつじヶ丘駅 - 飛田給駅間、相模原線は調布駅 - 若葉台駅間で約5時間運転を見合わせ |
犯人 | H容疑者(単独犯行) |
備考 | 犯人は国領駅2番線で現行犯逮捕 |
2021年京王線車両放火事件(2021ねんけいおうせんしゃりょうほうかじけん)とは、2021年10月31日19時56分ごろ、東京都調布市の京王電鉄京王線車内で20歳前後の男が液体をまいて放火し、複数の乗客が負傷した事件である。事件は東京都調布市の布田駅付近を走行中の上り新宿行きの特急電車の車内で発生した。[2]この事件の影響により、京王電鉄はつつじヶ丘駅 - 飛田給駅と調布駅 - 若葉台駅間の上下線で運転を見合わせ、振替輸送が実施された。Twitter上には、乗客が火災のあった車両から窓を開けて脱出する動画が投稿されている。
犯人の状況[編集]
犯人は身柄確保された。犯人は「人を殺せば死刑になると思った」[3]と供述していることから死刑になりたくて事件を起こしたものと思われる。
また、小田急線はあの事件以降警備が強化されているため(実際に列車内に警官が乗り込んでいる場合もあるとのこと)、京王線を狙ったとのこと。
特急は停車駅が少ないため、被害が拡大すると思って狙ったとのこと。
また、電車内でタバコを吸っているのを乗客に注意されていたとのこと。
人物像[編集]
- 真面目で目立たないタイプ。
- 映画バットマンシリーズに登場する「ジョーカー」への憧れがあった。
- ハロウィンに合わせた犯行と仮装。
- 犯行動機については「仕事や友人関係がうまく行かなかった」事に起因するとされている。
被害[編集]
ニュース記事[3]を見ると70代男性が意識不明の重体、他16人が軽症であることがわかる。 車両への被害はこのニュース記事[4]を見ると車両の一部が焼けたことがわかる。
消防庁の11月1日18時30分付けの速報では「負傷者18人(うち重傷1人)」となっていたので、あとから軽傷1人プラスされた模様。
この影響で、京王線のつつじヶ丘-飛田給間と京王相模原線の調布-若葉台間が翌1日午前1時ごろまで運転を見合わせた。
また、翌日午前にはお詫び文が京王の公式ホームページに掲載された。
重傷の男性は、犯人の車内喫煙を注意した事が引き金となり、殺虫剤を目にかけられたあとに右胸をナイフで刺された。普通に話しかけて友人関係になっていれば根本原因から解決できていた、かもしれない。[Joke]
11月9日、刺された男性の意識が回復した。[5]
課題[編集]
- 今回事件が発生した京王8000系の車内に防犯カメラは無かったとされており、今後設置する事が検討されている様子[注 1][注 2]。その後、防犯カメラがない車両にはIoTubeが設置された。
- 列車と駅のホームドアが非常ドアコックの取り扱いによりズレて停車して扉が開かず、乗客は窓から脱出するよりなかった点も課題とされている。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
関連項目[編集]
- 小田急線列車内無差別殺人未遂事件 - 当事件の2か月前の事件で、今回の事件の容疑者が参考とした事件。
- 九州新幹線放火未遂事件 - 当事件から間もない2021年11月9日に起きた、当事件を参考とした事件。
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