東北新幹線送電設備故障 (2024年)
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このページでは、2024年1月23日に東北・上越・北陸新幹線の列車が大幅運休した事象に関して記載する。
概要[編集]
2024年1月23日、東北新幹線上野~大宮間(埼京線北与野駅付近)で架線が垂れ下がる事故が発生し、東北新幹線・上越新幹線・北陸新幹線がストップする事態となった[1]。
影響[編集]
いずれも、1月23日中の影響で、1月24日始発から運転を再開した。
- 北陸新幹線は一部列車が長野~金沢折り返しとなった(一部列車は高崎まで運転)
- 東北新幹線は東京~仙台間で最終まで全列車が運休となり、常磐線特急や救済快速が設定されることになった。また上野東京ライン系統に高崎や宇都宮から人が流れ込み大混雑となった。
なお、車両運用の都合で24日も 早朝の「なすの」の一部が運休となった。 - 上越新幹線は東京~高崎間がストップし、本数を減らしての運行となったため上越線に臨時列車が運転された。
原因[編集]
確定した原因は現在も不明だが、報道によれば、架線のテンションを安定にする錘(重り)を支える部品が壊れたことで架線が垂れ下がったことが推測される[2]とされ、応急的に同種の部品が採用されている箇所の点検と金具での補強を行い、かつバネ式の装置への交換を検討すると記者会見で発表した。
その他[編集]
事故が起きたのは大宮駅以南であるが、送電区間の都合で大宮駅折り返しによる東北新幹線の早期運行再開ができなかったとのこと[3]。
後日行われた記者会見では、架線を支える重りに関する対策が公表された一方、架線垂れ下がりの影響のなかった大宮以北で東北新幹線が半日以上運休したことへの対策については、ニュース報道の限りでは、全く言及が無かった。
出典[編集]
- ↑ “東北・北陸・上越新幹線運転見合わせ 新幹線使わずに仙台・福島・金沢・新潟などに行くには”. NHK (2024年1月23日). 2024年1月23日確認。
- ↑ 新幹線停電、重り破損し架線垂れたか 500カ所緊急点検 日本経済新聞
- ↑ なぜ大宮駅で折り返し運転できなかったのか ネックとなった送電区間 朝日新聞
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