JR越美北線
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西日本旅客鉄道 越美北線 | |
---|---|
基本情報 | |
通称 | 九頭竜線 |
国 | 日本 |
所在地 | 福井県 |
種類 | 普通鉄道(在来線・地方交通線) |
起点 | 越前花堂駅 |
終点 | 九頭竜湖駅 |
駅数 | 22駅 |
開業 | 1960年12月15日 |
最終延伸 | 1972年12月15日 |
所有者 | 西日本旅客鉄道(第1種鉄道事業者) |
運営者 | 西日本旅客鉄道 |
車両基地 | 福井地域鉄道部福井運転センター |
使用車両 | キハ120形 |
路線諸元 | |
路線距離 | 52.5 km |
軌間 | 1,067 mm (狭軌) |
線路数 | 全線単線 |
電化方式 | 全線非電化 |
閉塞方式 | 特殊自動閉塞式(軌道回路検知式)(越前花堂 - 越前大野間) スタフ閉塞式(越前大野 - 九頭竜湖間) |
保安装置 | ATS-SW |
最高速度 | 85 km/h[1] |
越美北線(えつみほくせん)は、福井県福井市の越前花堂駅から福井県大野市の九頭竜湖駅に至る西日本旅客鉄道(JR西日本)の鉄道路線(地方交通線)である。
概要[編集]
「九頭竜線」(くずりゅうせん)の愛称が付けられており、福井駅をはじめとする旅客案内上はこの愛称が用いられている。
駅一覧[編集]
便宜上、越前花堂側の全列車が直通する福井駅からの区間を記載する。
- 駅名 … (貨):貨物専用駅(越美北線の貨物取扱はなし)
- 全列車普通列車(全駅に停車)
- 累計営業キロは越前花堂駅からのもの。
- 線路(越美北線は全線単線) … ◇・∨:列車交換可、|:列車交換不可、∥:複線(北陸本線内)
- 全駅福井県内に所在
路線名 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | 線路 | 所在地 | |
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駅間 | 累計 | |||||
ハピラインふくい線 | 福井駅 | - | 2.6 | 西日本旅客鉄道:北陸新幹線 ハピラインふくい:ハピラインふくい線(大聖寺方面) えちぜん鉄道:勝山永平寺線・三国芦原線[* 1] 福井鉄道:福武線 (福井駅前駅) |
∥ | 福井市 |
(貨)南福井駅 | 1.8 | 0.8 | (ハピラインふくい線の貨物駅。ハピラインふくい線との実際の分岐点) | ∨ | ||
越前花堂駅 | 0.8 | 0.0 | ハピラインふくい:ハピラインふくい線(敦賀方面) | | | ||
越美北線 | ||||||
六条駅 | 2.3 | 2.3 | | | |||
足羽駅 | 1.4 | 3.7 | | | |||
越前東郷駅 | 2.0 | 5.7 | | | |||
一乗谷駅 | 2.6 | 8.3 | | | |||
越前高田駅 | 3.1 | 11.4 | | | |||
市波駅 | 1.2 | 12.6 | | | |||
小和清水駅 | 2.0 | 14.6 | | | |||
美山駅 | 2.9 | 17.5 | ◇ | |||
越前薬師駅 | 2.0 | 19.5 | | | |||
越前大宮駅 | 2.7 | 22.2 | | | |||
計石駅 | 2.2 | 24.4 | | | |||
牛ケ原駅 | 3.2 | 27.6 | | | 大野市 | ||
北大野駅 | 1.8 | 29.4 | | | |||
越前大野駅 | 2.0 | 31.4 | ◇ | |||
越前田野駅 | 2.9 | 34.3 | | | |||
越前富田駅 | 1.4 | 35.7 | | | |||
下唯野駅 | 3.1 | 38.8 | | | |||
柿ケ島駅 | 1.0 | 39.8 | | | |||
勝原駅 | 2.5 | 42.3 | | | |||
越前下山駅 | 6.5 | 48.8 | | | |||
九頭竜湖駅 | 3.7 | 52.5 | | |
越美北線内での直営駅は越前大野駅のみで、簡易委託駅も九頭竜湖駅のみである。それ以外の20駅はすべて無人駅である。
運行形態[編集]
越前花堂発着の列車はなく、すべて福井駅に乗り入れる。かつては越前大野 - 九頭竜湖間の区間列車もあったが既に廃止。
2022年現在、福井 -越前大野間で7往復半、越前大野 - 九頭竜湖間で4往復半が設定され、後者についてはローカルバス並みに早く営業を終える。
車両[編集]
2022年現在、すべての運用を福井所属のキハ120形200番台が担い、原則1または2両編成で運転される。
歴史[編集]
越美線は北陸本線の貨物バイパス線構想の一環として1934年に岐阜県側が開通したが、諸々の事情で福井県側に延伸せず、大正期に大野三番駅まで開通した越前電気鉄道や永平寺鉄道が福井や金津といった平野部との交通を担っていた。しかし、戦前に中部縦貫線の一部として国有化されることは無かった。
このように私鉄交通網が整っていたにも関わらず、「国鉄線を開業させたい」という地域の贅沢な要望で、1960年に勝原、1972年に九頭竜湖まで開通した。
参考文献[編集]
関連項目[編集]
- 日本の鉄道路線一覧
- 大野線 - 国鉄時代、越美国境区間の先行路線として京福大野駅(京福電気鉄道越前本線)と勝原駅(越美北線)経由で美濃白鳥駅との間で国鉄バスとして運行し、国鉄分民化後は九頭竜湖駅以東でJR東海バスの季節路線として運行されていたバス路線。
- 美祢線、山口線、山陰本線 - 水害による橋梁流出等(美祢線は2010年、山口線・山陰本線は2013年)からの復旧に際し、越美北線と同様のスキームを導入している
外部リンク[編集]
- Let's乗車!越美北線 - 大野市
- 越美北線の概要 - 福井県地域戦略部交通まちづくり課
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ データで見るJR西日本2018 安全 列車の安全運行(PDF) - 西日本旅客鉄道