東成田駅
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東成田駅(ひがしなりたえき)とは、千葉県成田市にある芝山鉄道と京成電鉄が所有するゴーストタウンである。京成東成田線の鉄道駅である。
概要[編集]
京成が初代成田空港駅として開業させた駅。当時の国鉄は通過予定地の反対にも関わらず空港第1ビル直結の成田新幹線開業に拘っていたため、北西に追いやられた地への開設を迫られた。このため、鉄道輸送で特急「スカイライナー」を当駅まで運行した京成は国鉄より優位だったが、それでもターミナルビルへはバス連絡が必要だったのでリムジンバスに対しては劣勢だった。
1991年に2代目成田空港駅が現在地に開設されると、乗客は空港従業員が中心になり、特急「スカイライナー」や日中の空港連絡バスも全て撤退した。
2002年には、芝山鉄道線が開通し、起点駅となった。
現状[編集]
駅施設は一部は倉庫に使われるが、大半は放置状態で一気にゴーストタウンに転落している。
しかし、2023年、成田空港会社が新第2、第3旅客ターミナル代替の新ターミナルを東成田駅近傍に整備する計画を発表。計画の進め方次第で再び空港玄関駅として復活の可能性も出ている。
駅周辺[編集]
ダイヤ[編集]
- 空港整備場(芝山千代田)方面
- 毎時1.5本発車する。
- 佐倉・八千代台方面
- 快速特急が、朝に一日1本のみ発車する。
- その他の種別は、佐倉方面への直通列車が朝と夕方のみ、成田行は日中も含めて毎時1.5本発車する。特急・通勤特急・快速もあるが、すべて佐倉までは各駅停車。
その他[編集]
- 第2ターミナルの国内線乗り場は東成田駅と直線距離では近い。
- 京成は九十九里への延伸計画があったために、当駅をこの場所に開設したという説があるが実際は不明。なお、芝山千代田駅には最近まで『九十九里に延伸』してくれと書かれた看板が立っていた。
余談[編集]
2015年に開設のLCC対応の空港第3ターミナルビルは、空港第2ビル駅から北西に徒歩20分と誠に不便極まりない。せめて、東成田駅のゴーストタウンを掘り起こし、第3ターミナルを設けて往時の隆盛を取り返すことはできなかったかと…。もっとも、東成田駅からだと滑走路がもっと遠いが、空港内シャトルバスのように空港内交通が発達するのが日本の空港の常だから、鉄道駅からの遠さが目立つのは、まあ有り得るだろう。
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