道路
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道路(どうろ)とは、屋外において一般交通の用に給する通路で、トンネル、橋梁、渡船施設、道路用エレベーターを含むものである。中央部に併用軌道を設ける場合もある。
構造[編集]
排水を容易にするため中央部がやや盛り上がり、端部が低くなり、排水溝を設置する。舗装は、砂利、コンクリート、アスファルトが使用される。車両が速度を落とさずに走行できるように曲線半径は大きいほど良いが、用地買収や地形上の制約があって小さくなる傾向があった。しかし郊外にトンネルを設けたバイパスが作られるようになり、高速で通過できる安全な道路ができた。曲線には緩和曲線(クロソイド)が設けられる。
歴史[編集]
大型動物が森林や草地を繰り返し同じところを歩いて低木や草本が踏み倒されてできた踏み分け道が道路の始まりである。やがて低木を斧で切り倒し、草本をかまで切って人工的な道を作るようになった。農業が始まり、交易が盛んになると道路を作る専門家集団が現れ、行政によって道路が整備されるようになった。
日本の道路の歴史[編集]
古代[編集]
律令制度のもと、中央集権制度で、中央から地方に派遣される国司や軍隊の移動、商業活動のために京都から各地へ伸びる道路が整備された。
近世[編集]
近代[編集]
明治時代に入ると各地の関所が廃止され、東海道の大きな河川にも架橋された。また、馬車や大八車が通行できるように道路も改良された。
明治期は、鉄道の整備が優先され、鉄道駅周辺を中心に道路の整備がされ、一部では併用軌道が敷設されたが、トラックやバスが登場すると鉄道駅と各地を結ぶ道路の整備がされるようになった。昭和時代に入ると、軍用目的や日本本土空襲に備えて道路拡張工事が行われた。
戦後[編集]
道路特定財源が確立すると広域連絡の幹線道路の整備が進んだ。