国道8号
ナビゲーションに移動
検索に移動
国道8号(こくどう8ごう)は、新潟県新潟市中央区から京都府京都市下京区を結ぶ一般国道である。路線番号は「8」。
概要[編集]
北陸地方の日本海側の主要都市を結び、道路改良と路線の付け替えによって4車線区間が多いものの、県境付近には歩道も整備されていない2車線区間もある。米原以北の区間では北陸自動車道が並行する。また、一部で近江鉄道や北陸本線および後身の三セク線とも並行し、北陸本線の廃線区間を転用した区間もある。県道や市町村道に転用された旧道や廃道も多い。
栗東市の名神栗東IC付近で国道1号と合流し、以西は国道1号と重複する。
沿革[編集]
平安時代に整備された北陸道までさかのぼる。江戸時代は彦根以南は中山道、以北は北国街道と称され宿場町が整備された。北陸本線の開通によって整備が遅れたが、昭和初期から拡幅、新道建設、舗装などの整備が始まった。
1920年から1952年まで、新潟~長岡間が国道10号、直江津~金沢間が国道11号、金沢~敦賀間が国道12号、米原~京都間が国道14号(旧国道8号と重複)だった。
沿線状況[編集]
新潟市[編集]
国道7号、国道49号との分岐点が起点である。西側へ向かい、この区間は自動車専用道路となっており、歩道はない。上越新幹線をくぐり、新潟大橋で信濃川を渡って黒崎ICで国道116号を分岐して南へ向かう。ここから歩道が設置され、再度上越新幹線をくぐり、北陸自動車道をくぐる。中ノ口川を渡り、西側に上越新幹線と中ノ口川と並行する。
新潟県燕市-[編集]
弥彦線をくぐり、三条大橋で信濃川を渡って上越新幹線をくぐると北陸自動車道中之島見附ICに接続する。
米原市 - 栗東市[編集]
米原市で国道21号と合流し、以南は旧中山道にほぼ沿っている。栗東市の国道1号合流地点まで鉄道の琵琶湖線よりは山寄りの経路で、一部は近江鉄道本線に沿っている。
その他[編集]
- かつては全線に亘って民間路線バスや国鉄バスが運行されていたが、長距離バスは北陸自動車道に、地域輸送のバスは、新しく建設されたバイパスは人口希薄地帯のために移行されず、旧道での運行を続け、県境や文化圏の境界(例:福井県の木ノ芽峠付近)でバイパスが建設されない区間は路線バスを廃止したため、2021年現在、運行される路線バスは少ない。
- 北陸地方を中心にチェーン展開している8番ラーメンの名称は本国道に因んでいる。
参考文献[編集]
- 黒田茂夫『ライトマップル新潟県道路地図』昭文社2007年1版16刷
- 『ライトマップル富山県道路地図』昭文社
- 『ライトマップル石川県道路地図』昭文社
- 『ライトマップル福井県道路地図』昭文社
- 『ライトマップル滋賀県道路地図』昭文社2010年2版5刷