鉄道車両の愛称一覧
鉄道車両の愛称とは、鉄道ファンが勝手につけたあだ名である。
概要[編集]
- 何かに似ている
- もう1両しか現存しない
- そのグループの塗装がそう呼ばれている等
- の理由であだ名が付けられる形式や車両は少なくない。
蒸気機関車[編集]
D51形[編集]
ナメクジ[編集]
1次型のみで、その特徴的な車体形状が由来。
デゴイチ[編集]
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国鉄型電気機関車[編集]
EF58形[編集]
青大将[編集]
詳細は「青大将」を参照
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EF64形[編集]
ザンナナ[編集]
EF64形の37号機に対して呼ばれていた(引退済)。
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セントップ・センイチ[編集]
EF64形の1001号機に対して呼ばれる。
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死神[編集]
- EF64形の1030・1031・1032号機に対して呼ばれる。長野への廃車回送の牽引機として活躍していることからこう呼ばれる。
- 同様の理由でEF81形の134・140・141号機に対してもこう呼称される(EF81形の場合は主に郡山への廃車回送)。
うんこはちまき[編集]
- うんこのような焦げ茶色の塗装に白い帯だから。末期のEF64形1052号機に対して呼ばれていた。それ以前は1001号機がこの塗装だった。
牛乳パック[編集]
- 牛乳パックのように青と白で塗装されているから。
EF65形[編集]
EF65形には、貨物用の0番台、旅客用の500番台(F型、FはFreightから・P型、PはPassengerから)、そして貨客対応の1000番台(PF型、PはPassenger・FはFreightから)が存在する。
Pトップ・ピーワン・ゴマイチ[編集]
- EF65形の501号機に対して呼ばれる。500番台・P型のトップナンバーであることから、「Pトップ」や「ピーワン」と呼ばれる。
- 「ゴマイチ」は「501」の読みをもじったもので、これはE501系についてもこう呼ばれることがある(後述)。
PF[編集]
- EF65形の1000番台・2000番台に対して呼ばれる。Passenger・Freightの頭文字を取って「PF」と呼ばれる。なお、2000番台は1000番台の改番で生じた形態のため、こちらも同様にPFと呼ばれる。
- 派生形として「ぺふ」と呼ばれる場合も。
- JR東日本尾久車両センター所属機は田端PF・尾久PF、JR西日本下関総合車両所所属機は下関PF、JR貨物新鶴見機関区所属機は新鶴見PFと呼ばれる。
虹釜[編集]
- ジョイフルトレイン「スーパーエクスプレスレインボー」の牽引機であったことから、赤色塗装に斜め文字で車番が書かれる塗色がレインボー色と呼ばれている。
- EF65形の1019号機、1118号機、EF81形の95号機がこのように呼ばれている。単にレインボーと呼ばれることもある。
センゴク[編集]
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ゲッパ[編集]
- EF65形の1118号機に対して呼ばれる。レインボー塗色をまとった虹釜であったことから、個別の愛称が命名されている。鉄道ファンの間では、数字の「1」を「ゲ」と読む習慣があり、その際の読みの「ゲゲゲッパ」から短縮されて「ゲッパ」となった。
トワ釜[編集]
- EF65形の1124号機、EF81形の113号機に対して呼ばれる。旧・トワイライトエクスプレスの牽引機かつ、現在でも当時のトワイライトエクスプレスの塗装を維持している機関車であるため、このように呼ばれている。
ニゲトップ[編集]
- EF65形の2101号機に対して呼ばれる。元JR東日本田端運転所所属機であり、新鶴見機関区所属機で唯一のクリームナンバープレートである。このため個別の愛称があるのだが、鉄道ファンの間では数字の「1」を「ゲ」と読む習慣があるため、このような呼ばれ方をしている。
ニゲニーナ・カラシ[編集]
EF65形の2127号機に対して呼ばれていた(引退済)。カラシという名は前面貫通扉がカラシ色をしていたから。
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ニゲサンク[編集]
EF65形の2139号機に対して呼ばれていた(引退済)。
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EF66形[編集]
ダニエル・ニーナ[編集]
EF66形の27号機に対して呼ばれていた(引退済)。
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鮫[編集]
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EF81形[編集]
星釜[編集]
北斗星色の車両。現在は80号機と98号機のみ残存。
パイパイ[編集]
- EF81形の81号機のあだ名。番号の語呂合わせから命名された。
- こんな
卑猥なあだ名であるが、一応元・お召し列車牽引指定機である。
ローピン[編集]
国鉄原色のローズピンクを纏った車両。
カシ釜[編集]
カシオペア専用塗装の車両。
ゲサンサン[編集]
星釜にしてヒサシ付きのレア車両、133号機(既廃車)のこと。
ゲサンク[編集]
EF81-139。
ヒサシ[編集]
前照灯付近に庇を備えたEF81最終増備車のこと。
銀釜[編集]
- 銀色のステンレスでできた車体だから。
JR型電気機関車[編集]
EH200形[編集]
青雷[編集]
- JRの公式愛称「ブルーサンダー」より。
EF210形[編集]
変電所キラー[編集]
- フルパワーを出力した際に電圧降下を引き起こし、変電所の電流保護回路を作動させたという逸話から。本当にぶっ壊したわけではない。
EF210形[編集]
ニート[編集]
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クマイチ[編集]
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黄桃・押し桃・金桃[編集]
- 最大22.6‰の急勾配区間である瀬野-八本松間(セノハチ)を走行する貨物列車に補機として連結される、EF210形300番台のこと。ほかのEF210と異なり帯が黄色いのが特徴。
EH500形[編集]
キンタ・金玉[編集]
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EF510形[編集]
ゴトー・後藤[編集]
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赤雷[編集]
- JRの公式愛称「レッドサンダー」より。
国鉄型ディーゼル機関車[編集]
DE10形[編集]
デーテン[編集]
DD16形[編集]
高原のこぶた[編集]
主に小海線での通称。「高原のボニー」と呼ばれて人気だったSLを駆逐したことから。
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国鉄近郊型車両[編集]
111系/113系・115系[編集]
かぼちゃ[編集]
- 湘南色と呼ばれる塗装がかぼちゃに似ているため命名された。/111-113-115全てに相当する。
詳細は「湘南色」を参照
キムワイプ[編集]
- 第二次新潟色という塗装がキムワイプのパッケージに似ていることから命名された。115系のみ。
JKワイパー[編集]
- 第三次新潟色という塗装がJKワイパーのパッケージに似ていることから命名された。こちらも115系のみ。
なお、キムワイプとJKワイパーは姉妹商品である。
山スカ[編集]
- 房総半島を走っていた113系よりも中央本線用115系クリーム色の色味が濃かったことによる命名。
レモン牛乳[編集]
- 115系弥彦線色のこと。黄色と緑のカラーリングが、栃木名物のレモン牛乳に似ている。
いも[編集]
- 新潟所属の115系が旧新潟色と呼ばれる70系塗装に塗り替えられた。この塗装が赤紫色+黄色(いわゆるさつまいも色)に塗り替えられたため、こう呼ばれるようになった。
末期色[編集]
- 京都113系、山陽113・115系に塗装されている緑/黄色一色の塗装の総称。
103系もどき/食パン[編集]
- 和歌山、山陰本線の113系2000番台及び115系の先頭車化改造を受けた際、103系に似た顔となってしまった。
サンパチくん[編集]
- 113系3800番台のあだ名。もうこれは語ると奥が深くなってしまう…()
詳細は「サンパチくん」を参照
419系/715系[編集]
食パン[編集]
- これはお察しの通り、サハネ581から改造された車両の切妻具合がすごかったためである。
詳細は「食パン (鉄道用語)」を参照
国鉄急行型車両[編集]
169系松本改座車/長野みすず用車[編集]
N塗装/かもしか塗装[編集]
- 車体に長野のNをあしらった塗装がされていたためである。急行かもしかとしても走っていたため、かもしか塗装の別名がある。
12系、14系、20系、24系[編集]
ブルートレイン[編集]
- こちらもお察しの通り、車両の塗装が青かったためである。そのため、正式名称ではない。
JR[編集]
209系/E501系[編集]
走ルンです[編集]
- コスト半分、寿命半分で設計されたいわば写ルンです的な。このあだ名は主に209系に使用。
詳細は「JR東日本209系電車」、「走ルンです」を参照
ゴマイチ[編集]
- 501をひらがなに直すとごーまるいち。それが略されてゴマイチとなった。
走るプレハブ[編集]
701系[編集]
走ルンです[編集]
走るプレハブ[編集]
E353系[編集]
PS5[編集]
カラーリングが酷似、形状も似ている事から。なお、登場はE353系の方が先である。
E655系[編集]
ゴキブリ[編集]
- 車体の色と前面のヘッドライトの位置から。
E331系[編集]
ニートレイン[編集]
- 「ニート」+「トレイン」
700系[編集]
カモノハシ[編集]
681系[編集]
サンダーバード[編集]
- 後に公式が付けた特急愛称名となるが、元は単なる車両愛称。
私鉄[編集]
京急700形2代[編集]
サウナ・赤い棺桶[編集]
非冷房で、窓の開け方も小さいことから夏場が暑かったことに由来する。冷房化で解消。
東急5000系初代[編集]
青ガエル[編集]
東急5200系[編集]
ステンレスガエル[編集]
上記5000系の派生で、セミステンレス試作車として運用されたため。
営団地下鉄500形電車[編集]
赤い貴公子[編集]
南海7000系電車[編集]
塩害魔王[編集]
海浜部を走るため塩害が激しく、老朽化も早く進んだことが由来。実際に本系列が全廃された時点で兄貴分のステンレス車6000系には1両も廃車が出ていなかった。
定山渓鉄道2300形電車[編集]
ゲロ電[編集]
非冷房で窓が開かない低性能サウナ電車の代表格であることが由来。
名鉄7000系電車[編集]
パノラマカー[編集]
みんな大好き、非鉄にも浸透した愛称。派生形式の7700系などには、「セミパノラマカー」の名で浸透した。当初からではなく、後に名鉄も公認(てことは記載の対象にならn((殴)。なお、名鉄側は当初フェニックスと公式愛称を指定しており、本当はそのように呼んでほしかったとのこと。
ダンプキラー[編集]
踏切事故でダンプカーと衝突した際に死者を出さなかったどころかダンプカーを跳ね飛ばしたことに由来する。
名鉄7300系電車[編集]
似非パノラマカー[編集]
7000系と同様の車体でありながら足回りが吊り掛け駆動方式だったことに由来。
名鉄1380系電車[編集]
スリランカアタック[編集]
1030系時代にスリランカ人の運転する自動車と衝突死傷事故を起こし特別車2両を失ったことが由来。
名鉄850系電車[編集]
なまず[編集]
前面になまずの3本髭のような模様があったため。
名鉄3400系電車[編集]
いもむし[編集]
編成全体の形状より。
名鉄5000系初代[編集]
たまご[編集]
東武8000系電車[編集]
スーパー8000系[編集]
2003年~2007年に車体修繕を行った車両のうち、6連の81110F・81113F・81114Fの3編成が該当。他の8000系と比べて豪華な設備が由来。
東まく号[編集]
東まく氏の愛車である8150Fが該当。2023年廃車。ゆーかブロック祭り2020のすべての元凶ともいえる。
近鉄1422系電車・近鉄1620系電車[編集]
近鉄の赤い悪魔[編集]
下記交通局の白い悪魔と同様のVVVF音を発することから命名。
サイボーグ[編集]
近鉄1220系電車を含む車体更新車に対する総称。前面が原型をほとんど留めていないことからそう呼ばれるようになる。
近鉄22600系電車[編集]
スズメバチ[編集]
丸みを帯びた車体とオレンジの車体色が由来。しかし後者は新塗装化によって消滅し、スズメバチの面影は今ではほとんどないと言っても過言ではない。
西武20000系電車[編集]
コンセント[編集]
先頭部のライトがコンセントのように見えることが由来。
小田急3000形電車[編集]
カビパン[編集]
空調からカビのような匂いがすること(最近は改善)と食パンのような前面をしていることが由来。
南海21201系電車[編集]
偽ズームカー[編集]
21000系ズームカーの車体でありながら足回りが吊り掛け駆動方式だったことに由来。
京王2000系電車 (2代)[編集]
サカバンバスピス[編集]
見た目が類似していることに由来。
公営鉄道[編集]
東京都交通局5300形電車[編集]
交通局の白い悪魔[編集]
走行時にVVVFが爆音を発することから、管理局の白い悪魔の派生語として生まれる。
東京都交通局6300形電車[編集]
交通局の青い悪魔[編集]
上記5300形と同様の理由。IGBTもかなりの爆音を発する。
海外[編集]
M62形ディーゼル機関車[編集]
ガガーリン・イワン・セルゲイ[編集]
ありがちなロシア人の名前から、ポーランドやチェコスロバキアではこう呼ばれた。
タイガの太鼓(タイガトロンメル/Taigatrommel)・スターリン最後の復讐[編集]
ドイツではエンジンの大騒音によりこのような名前がつけられた。
マシカ[編集]
頭文字Mから、ソ連ではこのあだ名が連想させられた。
チェコ鉄道の各車両[編集]
近年導入された車両の多くに動物にちなんだ公式愛称がつけられていて、「鉄道動物園」と呼ばれている。
- インターパンター - 特急用
- レギオパンター - 近郊用
- レギオシャーク - 近郊用
- レギオスパイダー - 近郊用
- シティエレファント - オール二階建の通勤車。
脚注[編集]