名鉄7000系電車
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名鉄7000系電車とは、1961年から2009年まで運用していた電車。通称「パノラマカー」と呼ばれていた。
概要[編集]
当時就任した副社長の要望により本形式が誕生した。近未来感のあるデザインと当時、踏切事故が多かったことから安全面に配慮した作りとなる。
塗色[編集]
車内[編集]
落ち着いた色彩を採用した。
車体[編集]
画家の杉本健吉の提案でスカーレット1色塗装となった。
走行機器[編集]
5500系を基本とした性能となった。台車は空気バネとされている。
増備[編集]
9次・14年間にわたって116両製造されたが、9次車の12両は両開きドアの7100番台となった。これとは別に7700系も製造されている。
事故[編集]
運用開始後まもなくダンプカーと衝突する事故を起こしたが、7000系側は先頭部の窓ガラスが割れただけで済んだどころか相手側のダンプカーをふっ飛ばしたため、ダンプキラーと報道された。
改造・廃車[編集]
1983年から車体更新が始まったが、2両ずつの整備だったので先頭車入場中は5500系5519Fとペアを組んだ。
これにより中間車8両が余剰になり、2両が先頭車化のうえで7100系に改造されて4両固定編成を組み、4両は8800系に機器を供出され廃車されている。
1982年からは特急専用の白帯車が現れたが、1999年の1600系登場で消えた。
8800系への機器供出は他4両に対して行われた他、1998年から本格的な廃車が始まり、2004年の時点では7700系の中間車がすべて7000系に組み込まれていた。
2005年の空港線開業後も急行や準急として入選したが、2006年に6両編成がなくなり、2008年をもって定期運用を終えた。
そして2009年8月30日の団臨運用「ありがとうパノラマカー」をもって、最後まで残った7011Fが廃車され、7000系は姿を消した。