異次元獣 (天才てれびくん)
異次元獣(いじげんじゅう)は、NHK教育テレビジョンの子供向けバラエティ番組『天才てれびくん』に登場する架空の怪獣。
概要[編集]
2014年に異次元から突然現れた怪獣で、地球から異次元に投棄された廃棄物が捨てられた恨みや悲しみによって変化した物。様々な不可解な事件を巻き起こし地球を混乱に陥れ、滅亡へ導く恐るべき存在。凶暴性が高く地球の武器では倒すことはできず、倒すためにはどちゃもんの力が必要となる。2015年になって、超次元帝国清掃課地球係が大量のゴミを異次元に撒き散らすため害悪とみなした地球をお掃除(殲滅)するために、地球からの廃棄物をコアとして造り上げた物であることが判明した。さらに2016年度では、それまでに清掃課の手で回収されたどちゃもんを洗脳・記憶操作し暴走衝動を強めた上でコアとした新型の異次元獣も投入されている。3年間で計13体の異次元獣が投入されたが、異次元獣は全てITAISENとどちゃもんたちに撃破され、コアにされた物体やどちゃもんは皆解放された。これを受けて清掃課総監・ぱぺらぴ子は異次元獣戦13連敗となった地球係をクビにし、現時点で回収している4体のどちゃもんを全て合成した「キメラ異次元獣」の投入を計画したが、その後次元ホール消去作戦の成功を受けて計画を中止し、4体のどちゃもんは全て地球に返還された。
なお、元来は清掃課の清掃活動のために製作される物で、製作は清掃課技術センターの異次元獣係が行っている。この異次元獣係からは月刊で「異次元獣コアカタログ」というコア候補の廃棄物のカタログが発行されており、地球係を始め現地対策課はこのカタログから希望のコアを申請する。恨みや悲しみの念が深いコアを使うほど強力な異次元獣となるが、その分コストもかかるという。スプーン異次元獣の事件では、22世紀の地球は異次元獣によって穴ぼこだらけになり、わずかに生き残った地球人は地球を捨てて宇宙移住を始め、そのための限られた宇宙船のチケットを奪い合う争いが起きていた事が明らかになったが、その後21世紀で襲撃してきたスプーン異次元獣が倒された事で歴史が変わり、22世紀の地球も平和になったという。他にも、国語辞典異次元獣の事件では22世紀の地球のあらゆる場所に辞書の説明書きが出現したり、こまちまちこ異次元獣の事件では22世紀の地球が増殖するなまはげに支配される事が明らかになるなど、22世紀の地球がたびたび異次元獣によって危機に陥る描写があった。
種類[編集]
- セロハンテープ異次元獣
- ワクワクさんこと久保田雅人の所有物であるセロハンテープが捨てられた怨念を増幅された結果異次元獣と化した。
- 口紅異次元獣
- 素体となったのは天童よしみがファンから貰った口紅。当初大野課長は捨てられた怨念で異次元獣化したと考えていたが、偵察に行った新潟どちゃもん・こめくるりんは「そもそも捨てられたものとは限らないんじゃないのかな?」、石川どちゃもん・けにまぬがあは「新品同様で誰にも使われた様子はなかった」と証言。実は一度も使わないまま知らないうちに紛失してしまい、使ってもらえない事に対する不満を増幅させられたのだ。
- スプーン異次元獣
- 杉本瑛の知人であるスプーン工場の社長坂田利が製造したスプーンの一つが捨てられた怨念を増幅されて異次元獣化した。
- 国語辞典異次元獣
- 名も知れぬ人間が持つ国語辞典が使われないまま捨てておかれた事に対する不満を増幅させられて異次元獣化した。
- 熊のぬいぐるみの異次元獣
- 竹内力が5歳のクリスマスプレゼントに貰ったテディベアが捨てられた事に対する怒りを増幅させられ異次元獣化した。
- カスタネット異次元獣
- てれび戦士の飯島緋梨のカスタネットが母親に処分され、その怨念を増幅させられ異次元獣化した。
- 靴下異次元獣
- スギちゃんが芸の練習に使っていた靴下の右半分が素体。
- ラーメン屋台の異次元獣
- 原口あきまさの父が使っていた屋台がコア。
- カメラ異次元獣
- 狩野英孝が祖父から貰ったフィルムカメラが素体。
- ぷうかの異次元獣
- かつて口紅異次元獣から地球を守った広島どちゃもん・ぷうかが記憶を操作され異次元獣に組み込まれてしまった姿。
- うぎろうの異次元獣
- 岐阜どちゃもん・うぎろうをコアに組み込んだ異次元獣
- おくとぱすみれの異次元獣
- 兵庫どちゃもん・おくとぱすみれをコアに組み込んだ異次元獣。
- こまちまちこの異次元獣
- 秋田どちゃもん・こまちまちこをコアに組み込んだ異次元獣。