大漢拳
大漢拳(だいかんけん)は、NHK教育テレビジョンの子供向けバラエティ『大!天才てれびくん』2011年度に放送されたゲームコーナーである。
概要[編集]
主に毎月木曜日に生放送「大!木曜LIVE」で行われ、2学期以降は月に1回「大漢拳バトルロワイヤル」として行われた。視聴者も番組ホームページからプレーできる。2012年度は放送されていないが、ゲームはホームページでプレーできた。
ルール[編集]
基本[編集]
- 用意された漢字の中から総画数の合計が50画以下になるように漢字4文字を選択する。後述の「ETOファイター」によって選べる漢字は違う。その際、選んだ漢字は4枚の漢字札となり、その合計画数がプレイヤーのHP(体力)となる。
- プレイヤーは文字を選択し、「攻撃」。相手よりも画数が大きければ、選んだ漢字の画数分相手のHPを減らすことができる。同じ画数だった場合は「無効」となり(何も起きない)、次の札に移る。
- プレイヤーは一局の間に2回「防御」を選択することができる。防御を選んだ場合、相手札の画数から自分の選んだ札の画数分攻撃力を減らすことができ、相手の画数を上回った場合ノーダメージとなる。両者が防御を使った場合にはこれも無効になる(ただし防御の使用権は消費)。
- 同様に一局の間に1回「逆転」を選択することもできる。使用した場合「四字熟語スロット」が発動、正しい四字熟語が揃えば逆転となり相手の漢字札と一時的に交換される。失敗した場合は攻撃を選んだ場合と同じ扱いになるが、使用権は消費される。通常、相手の漢字札よりも自分の漢字札の画数が少ない場合に使用するコマンドだが入力ミスなどで相手の漢字札よりも画数が多いときに使っても四字熟語スロットは発動するので注意。
- 一局で決着しない場合は二局、三局とターン制で続けて行い、相手のHPを0にしK.O.させれば勝利となる。
番組放送時[編集]
- 1学期
男子てれび戦士と女子てれび戦士があやつる,干支の動物がモチーフのキャラクター「ETOファイター」による対戦。放送で使われたETOファイターは放送終了後の番組ホームページの大漢拳で実際に使うことが出来るようになる。基本的には通常ルールと同じだが、第2回放送となる5月5日放送から視聴者参加の「チーム戦」ルールが採用されている。なお、どちらかのHPが0になる前に時間切れになった場合は、その時点での残りHPの多いほうの勝ちとなる。
- チーム戦
放送中、番組ホームページから視聴者が放送で対戦するETOファイター2体のどちらにつくかを選択し同様にゲームに挑戦できる。勝利すれば自分の応援する側に勝利数が加算され、一札終了ごとにそれぞれのサイドの勝利数を確認し、5000勝に達するたびに持ち札のうち1枚が「封印札」と呼ばれる非常に画数の多い札に変化する。通常、封印札は次局へは持ち越せないが、残り札が全て封印札の場合は次局に持ち越される。
大漢拳バトルロワイヤル(2学期以降)[編集]
2人のてれび戦士側の「ETOファイター」と出川&漢能人ゲストの「KAIファイター(こちらは妖怪がモチーフのキャラクター)」による対決。前哨戦として漢字クイズを行い、その結果によってそれぞれのチームに強力な漢字札が支給、その漢字札を持って本戦へ進む。ETOファイターが負けた場合、参戦したETOファイター2体が出場停止となりホームページ上でそのキャラクターを使用することができなくなる。2月に行われた最終決戦では勝てば全ETOファイター出場停止解除、負ければ全ETOファイター出場停止となり大漢拳も閉鎖されることになったが、見事てれび戦士側が勝利し,大漢拳は存続されることとなった。
放送回 | 放送日 | 漢能人 |
---|---|---|
1 | 2011年 | 9月22日光浦靖子 |
2 | 10月20日 | 宇治原史規 |
3 | 11月24日 | ウド鈴木 |
4 | 2012年 | 1月12日ふかわりょう |
5 | 2月16日 | アンガールズ |
大漢拳クイズ[編集]
てれび戦士と出川&漢能人がそれぞれ漢字クイズに挑戦。問題は視聴者もホームページで挑戦できる。3問行い1問ごとに勝者は画数の多い漢字札を持ち札1枚から交換することができ、その分HPも上昇する。同点の場合はどちらにも渡らない。なおもらえる漢字札はクイズが進むごとにだんだん強いものになる。
第1問・10連発画数バトル[編集]
出てきた漢字の画数を8秒以内に4択の中から解答する。10問出題され1問正解につき3点獲得、全問正解で30点。
第2問・漢字ストラックアウト[編集]
9分割されたパネルの後ろ側にある漢字の読みを4つの中から答える。制限時間は60秒、解答権は2回。正解すれば30点だが、2枚目からは1枚開けるごとに3点ずつ獲得得点が減る。1回目の誤答による減点はない。
第3問・四字熟語キューブ[編集]
6面キューブの面に描かれた6つの漢字のうち4つを使って四字熟語を作る。制限時間は90秒、ヒントを見ることもできるが見ている間はキューブは見られない。解答権は1回。正解すれば40点だが、30秒経過ごとに10点ずつ獲得得点が減る。
- 4枚目は視聴者がホームページで挑戦した総獲得得点が100万点を超えればてれび戦士に、越えなければ出川&漢能人に渡る。
大漢拳バトル[編集]
- 大漢拳クイズで獲得した札を持って対戦する。基本ルールは同じだが、1学期同様「チーム戦」が採用されており、KAIファイターを応援することも出来る。1学期同様、時間切れになった場合はその時点での残りHPの多いほうの勝ちとなる。
チーム戦[編集]
基本ルールは1学期と同じだが、視聴者は大漢拳クイズで3問で50点以上(100点満点中)を獲得していれば、封印札が1枚始めから与えられる。この場合封印札以外の3枚の総画数が50を超えないように選択することができるため通常より有利な手札にすることができる。
脚注[編集]