快速アクティー

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アクティー (列車)から転送)
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東京駅に停車するアクティー

快速アクティー (かいそく-)とは、かつて運行されていた東海道線の快速列車である。なお、同区間を走行していた東海道線の通勤快速(つうきんかいそく)に関しても本ページで記載する。

概要[編集]

1989年JR東日本停車駅が飽和状態であった特急踊り子の停車駅を見直した際、都心から通過駅への速達性を確保するための代替として設定した。当時は日中に熱海 - 東京間に上下それぞれ毎時1本、夜間に下りが小田原 - 東京に毎時1本運行していた。元々7駅しか通過せず隔駅停車に近かったが、年々停車駅が増えていき、2007年には、普通列車との停車駅の差がたったの4駅になった。それを皮肉った鉄道ファンに「快速カクティー」とあだ名をつけられてしまった。ちなみにこれは各停とかけている。とはいえ、先行の普通と接続するダイヤになっており、一応快速の貫禄を見せつけている。

そんな快速アクティーも2021年3月のJR東日本ダイヤ改正で夜間の下り2本のみに大減便され、日中は湘南新宿ライン直通の小田原発着の特別快速が主力となってしまった。また、この改正で国府津車の受け持つ運用がなくなり、アクティーはダイヤ乱れ時を除き全便小山車が運用されるようになった。なお、この状態でも大船駅平塚駅で普通列車を追い抜かすことで速達性を見せていたものの、2023年のダイヤ改正で全廃された。運転本数が少なすぎることや通過駅の乗車チャンス拡大、特急湘南への誘導が主な目的とみられている。

通勤快速[編集]

1990年に混雑が激しかった平日夜間の「快速アクティー」の混雑を緩和するためこれを格上げして登場した。運行区間は東京 - 小田原である。新たに川崎駅横浜駅戸塚駅を通過することで近距離利用者と長距離利用者の分散を図った大胆なダイヤとなった。
最初は一日4本であったが、2009年改正で1本が廃止され3本となった。2021年3月改正で特急「湘南」新設による特急誘導のために2本が快速「アクティー」に格下げされ、残りの一本は東京駅発車時刻が繰り上がった寝台特急サンライズ瀬戸・出雲のスジへ転用された。

停車駅の変遷[編集]

廃止直前時点

凡例
● - 全列車停車
▲ - 一部停車
― - 全列車通過
改正 種別 東京 新橋 品川 川崎 横浜 戸塚 大船 藤沢 辻堂 茅ヶ崎 平塚 大磯 二宮 国府津 鴨宮 小田原 早川 根府川 真鶴 湯河原 熱海
89.3 快速アクティー
90.3 通勤快速
快速アクティー
98.3 通勤快速
快速アクティー
04.10 通勤快速
快速アクティー
07.3 通勤快速
快速アクティー
21.3 快速アクティー

関連項目[編集]


東北本線宇都宮線
現存する列車 きぬがわ - スペーシア日光 - 快速ラビット
過去の列車 日光 - スペーシアきぬがわ - 通勤快速 - 快速スイフト - カシオペア - 北斗星 - フェアーウェイ - はくつる - 北星 - 八甲田 - 津軽 - なすの - とちぎ - おはようとちぎ・ホームタウンとちぎ - あいづ - ばんだい - ひばり - まつしま - はつかり - やまびこ
高崎線上越線吾妻線
現存する列車 あかぎ - 草津・四万 - 快速アーバン
過去の列車 スワローあかぎ - 草津 - 白根 - 通勤快速 - 快速タウン - 水上 - ゆけむり - 谷川 - あけぼの - 出羽 - 鳥海 - いなほ - 天の川 - 北陸 - はくたか
常磐線常磐快速線
現存する列車 ひたち - ときわ - 特別快速
過去の列車 ゆうづる - みちのく - 十和田 - エアポート常磐 - 我孫子踊り子 - おはようライナー土浦 - ホームライナー土浦 - 通勤快速
JR東海道線 (JR東日本)
現存する列車 踊り子 - 湘南 - サンライズ出雲 - サンライズ瀬戸
過去の列車 快速アクティー - 通勤快速 - 湘南ライナー - 東海 - サンライズゆめ - リゾート踊り子
その他臨時列車 あしかが大藤まつり - シュプール
関連する新幹線 東北新幹線 - 上越新幹線 - 北陸新幹線
在来線関連項目 東北本線優等列車沿革 - 上野東京ライン - 湘南新宿ライン