相模鉄道
ときめきと やすらぎをつなぐ
種類 | 株式会社 |
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略称 | 相鉄 |
本社所在地 | 日本 〒220-0004 神奈川県横浜市西区北幸2-9 |
設立 | 1964年11月24日 |
業種 | 陸運業 |
事業内容 | 鉄道事業 |
代表者 | 堀康紀 |
資本金 | 1億円 |
売上高 | 334億9000万円 (2019年) |
純利益 | 47億9300万円 (2019年) |
従業員数 | 1163人 |
主要株主 | 相鉄ホールディングス株式会社 (100%) |
外部リンク | 相鉄グループ |
相模鉄道株式会社 (さがみてつどう) とは、神奈川県横浜市と県央地区で路線を持つ相鉄グループの鉄道会社。通称:相鉄線と呼ばれる。
概要[編集]
1917年(大正6年)設立[1]。1990年に大手私鉄入り。1950年(昭和25年)には不動産と乗合バス業を、1952年(昭和27年)には貸切バス業を、1953年(昭和28年)には石油製品販売業を開始[1]。2003年(平成15年)に事業再編を推進し、2005年(平成17年)までに商業施設、ホテルなどの事業内容を分社化し持株会社に移行した[1]。
2009年(平成21年)、鉄道事業を分社化、相模鉄道は持株会社相鉄ホールディングス株式会社に名称変更、鉄道事業承継会社は相模鉄道株式会社に商号を変更[1]。
横浜を中心に相鉄線沿線など県央エリアで事業を展開している。
鉄道路線[編集]
- 相鉄新横浜線(相鉄・JR直通線/相鉄・東急直通線)
- SO 08 西谷駅 - SO 52 新横浜駅
- 西谷駅から新横浜駅を結び、羽沢横浜国大駅でJR線に、新横浜駅から東急線に直通。
- 2019年11月30日からJR線新宿方面との直通運転を開始。東急線とは2023年3月から直通運転を開始し相鉄本線は東急目黒線に、相鉄いずみ野線は東急東横線に直通。
- 厚木線
- 本線とJR相模線を連絡する路線。神中鉄道として開業の際は旅客営業を行なっていたが、1941年に旅客営業を廃止してからは貨物線となっていた。現在は、新造車両の搬入や厚木駅近くにある留置線への早朝夜間の回送に用いられる。
所有車両[編集]
戦前は中小私鉄故の脆弱な経営基盤により他社からの譲渡車が集まる状態にあった。その後、昭和30年代に入ると初代5000系が登場し、以降新7000系のはじめまでは以下の機器構成が標準系となっていった。
- 駆動方式は直角カルダン駆動方式
- 制御方式は抵抗制御
- ブレーキ方式は日立式電磁直通ブレーキ
また、発電ブレーキは基本持たず、持っている場合は一般のHSC電磁直通ブレーキとした。
VVVFの導入も比較的早めで、3000系を吊り掛け駆動方式から直角カルダン駆動のVVVFに改造したのを皮切りに新7000系の中盤以降の増備はすべて直角カルダン駆動のVVVF車となった。その後、8000系以降は電気指令式ブレーキを採用。しかし、直角カルダン駆動の採用は2001年の9000系まで続いた。
以降は通勤電車の標準系となるE231系以降の設計を流用したものが増備されるようになり現在に至る。
現有車両[編集]
過去の車両[編集]
都心直通プロジェクト[編集]
相鉄・JR直通線の開業によって相鉄線の都心直通運転が開始され横浜市西部・神奈川県央エリアから都心方面へ横浜駅で乗り換えが必要なくなり所要時間が短縮され利便性が大幅に向上。二俣川駅 - 新宿駅間の所要時間が約15分短縮[2]。
相鉄・東急直通線は、2023年3月に開業し東急線および西武以外の東急乗り入れ各社との直通運転を開始した。新横浜駅から東海道新幹線への乗り継ぎも向上する。
大和駅 - 新横浜駅が約23分短縮。ラッシュ時間帯に最大14本、日中1時間に4本から8本運転され十分な本数で運行される一方、西谷 - 横浜間で折り返し運行が増加することになった。
主な直通先は、相鉄本線は東急目黒線、相鉄いずみ野線は東急東横線である[3]。
相鉄デザインブランドアッププロジェクト[編集]
相鉄グループのブランドイメージと認知度向上を図る目的のプロジェクト。「YOKOHAMA NAVYBLUE」(ヨコハマネイビーブルー)と呼ばれるカラーリングを採用した高級感のある新型車両の導入。従来の車両も、2024年までに全車両が、このカラーリングへリニューアルされる。………らしいが、全然終わる気配がない。更にはCIカラーのままリニューアルを受ける車両まで出てきた。駅舎はブルーとグレーでまとめ「レンガ」「鉄」「ガラス」を使用したデザインへリニューアルが進んでいる。都心直通プロジェクト・いずみ野線を中心とした不動産開発の強化とあわせ、相鉄沿線の沿線価値は向上しており土地価格上昇を期待し沿線のマンションを購入し移住してきた利用客もいると報じられる[4][5]。
100 YEARS TRAIN 相鉄都心直通記念ムービー[編集]
都心直通を記念して「100 YEARS TRAIN 相鉄都心直通記念ムービー」が公開されている。映像は3分と短いながら、相鉄線車内を舞台としており二階堂ふみが演じ、大正・昭和・平成・令和の相鉄線が登場する。使用したセットは羽沢横浜国大駅で展示された。▶ 再生
相鉄東急直通記念ムービー 父と娘の風景[編集]
東急線直通を記念して「相鉄東急直通記念ムービー 父と娘の風景」が公開されている。相鉄線車内が舞台で櫻坂46山﨑天とオダギリジョーが演じる。▶ 再生
相模鉄道デザインランドセル[編集]
横浜髙島屋の開店60周年記念と相鉄線と横浜に愛着をもってもらうことを目的として、相鉄ホールディングス・相模鉄道・横浜高島屋がコラボレーションした限定ランドセル。相鉄線都心直通用12000系・20000系をデザインに取り入れた2種類があり、カラーリングは相鉄が横浜をイメージして車両に採用した上品な「ヨコハマネイビーブルー」が使われている。横浜店・新宿店・港南台店のみで各50個限定販売。価格は約7万円[6]。
これらヨコハマネイビーブルーの採用や不動産事業の強化、ドラマ制作は、阪急電鉄を参考にしたものである。
関連項目[編集]
- 相模線 - 相鉄の源流の路線
脚注[編集]
外部リンク[編集]
日本の主な鉄道事業者 |