出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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16進数表記#0060ff
RGB (0, 96, 255)
HSV (217°, 100%, 100%)
HSL (217°, 100%, 100%)
HWB (217°, 0%, 0%)
XYZ (22, 16, 96)
Lab L:46.43 a:38.99 b:-84.43
青(JIS慣用色)
16進数表記#0067c0
RGB (0, 103, 192)
HSV (208°, 100%, 75%)
HSL (208°, 100%, 75%)
HWB (208°, 0%, 25%)
XYZ (14, 14, 52)
Lab L:43.52 a:9.79 b:-53.43
ブルー
16進数表記#0040ff
RGB (0, 64, 255)
HSV (225°, 100%, 100%)
HSL (225°, 100%, 100%)
HWB (225°, 0%, 0%)
XYZ (20, 11, 96)
Lab L:39.39 a:58.07 b:-96.04
ブルー(JIS慣用色)
16進数表記#007dc5
RGB (0, 125, 197)
HSV (202°, 100%, 77%)
HSL (202°, 100%, 77%)
HWB (202°, 0%, 23%)
XYZ (17, 19, 56)
Lab L:50.33 a:-1.95 b:-45.4
青色の風船
晴れた空は青い
この色

(あお、: blue)とは、この色。基本色彩語の一つ。寒色の一つ。後退色の一つ。

色名での青[編集]

具体的な連想は、晴れたや澄んだ、湖、川、水、地球の海などの色。

青に対するイメージは、気持ちを落ち着かせたり静めたりする沈静色(鎮静色)で、エネルギーの代謝を抑える色や、憂鬱を表す色で、遠くにあるように見える後退色で、収縮色である。可視光線のうち、純色の中では比較的短い波長、短波長域付近の色である。


食べ物には、ブルーハワイ(ハワイアンブルー)、ブルーベリー、琵琶湖ブルーバウムクーヘン、スカイブルーラテ、ソーダ味のガリガリ君、バタフライピーをコーティングしたジャスミンライスなどしかなく、青い食べ物は少なく、あまり無い。ブルーハワイは主にかき氷に使われる。青い食べ物は、食用色素の青色に関係している場合がある。食用色素の青の粉は、単体では緑がかった濃い青で、水に溶かした場合は、わずかに緑がかった青で、セルリアンブルーに近い色合いをしている。ブルーハワイは、わずかに緑がかった青をしている。ブルーハワイの色素は、青色1号と呼ばれている。

青の心理効果・イメージは、寒冷、寒い、冷たい、冷静(冷静な判断)、陰気、沈静、安全、落ち着いた、静か、清浄、衝撃、恐怖、憂鬱な心境、誠実、信頼、希望、素朴、寂しさ(孤独)、不安感、不安定、指示、用心、理性、知性、理知的、開放感、儚さ、ぼんやりとした感じなど。交通標識に使われる色の一つ。日本語の「青」という言葉は、古くは緑を青のカテゴリに含んでいて、日本語の青のカテゴリの範囲は、青緑真っ青青紫寄りの青までの幅広い色域の範囲の色相を含んでいて、緑に相当するかなり広範囲に及ぶ色の総称で、緑系の色をもいい、曖昧な意味を持っていた。緑と青の明確な区分がわかりにくく、曖昧な定義だった。それは、青紫寄りの青の場合、光の三原色の青(#0000FF)(後述)は、やや紫がかった青で、群青色に近い色であり、この色をシンプルに「青」と呼んでいたという関係である。信号機では「進行可能」を表すが、青信号は実際には青緑である。緑は、植物の葉の青々とした様子。ブルーベリーは青紫。青は日本語最古の基本色彩語となっている。また、JR西日本のコーポレートカラー、交通標識では指示標識、一般道路の案内標識。

青は、青春、青年というように、青は若さや未熟さを表す。

単に「青」だけだと、この色の他に、この色(明るい青)この色(やや緑がかった明るい青=セルリアンブルー)この色(真っ青)この色(群青色=光の三原色の青)といった、青の様々な色合いを含む場合もあり、色合いが微妙に異なるものが存在し、いろんな青があり、色合いにばらつきがあって、曖昧で紛らわしい気がする。一般的な青は、この色であると思うが、真っ青は、青を強めた言い方で、純粋な青で、一般に、濃い青に近い感じの色で、全く水色っぽくない青のことで、やや群青色っぽい青で、コバルトブルーのような色で、この色のものが多い。真っ青は、マンセル色相記号で表すと、厳密には「わずかに紫みの青」が近い。真っ青のイメージは、沈静感、憂鬱で沈んだ感じの青で、血の気が引いて、青ざめる感じの色である。真っ青は、有彩色の中で最も輝度が低い色に近いので、ほぼ暗く見える。真っ青の英語表記は、「deep blue」、単に「blue」とも書かれる。青系の色は、真っ青を中心に、色相の範囲は、青緑色~真っ青~青紫寄りの青までの広い範囲に渡る基本色彩語として使われる。

JIS慣用色名の青は、色相202.5°で、厳密にはわずかに緑みの明るい青で、この色と定義されている。

青の種類(青系の色)には、固有色名を総称として含んでいる。「水色(みずいろ)」と呼ばれる、青から光の明るさ(輝度)をかなり上げた色、薄い青色がある。水色は、一般に、少し緑がかった薄い青色で、この色である。

日本語の青という色名の定義は、英語のブルーだけを指しているのではない。日本語の青が、緑を含んでいた理由と、水色が明るい緑みの青の理由と、青系の色の範囲が青緑色を含む理由は、真っ青な青色から、RGB値で、G(緑)の値をだんだん加えていくと、明度(色の明るさ)は全く変わらず、明るくなるのは光の明るさ(輝度)だけ上がり、やや淡くなり、意外なことに、青がだんだん明るくなる・薄くなるというふうに見せかけて、水色っぽくなり、明るい青のような感じの色になるからである。純色の色相のうち、青の色相で、だんだん緑みが加わったもの。色名は、ターコイズブルー、シアンのような色になる。

色相180°~色相240°のグラデーション

青を薄くした色といえば、青に白を足した色のはずである。

真っ青な色(●#0040FF)から、色相を全く変えずに、単に明度(色の明るさ)を上げると、この色になり、実際には本物の薄い青色よりはやや紫みを帯びて見える。このとき色相は、色相の角度の値がわずかに上がっていると見せかけている。ある色から、明度を上げると、色相がわずかに異なっていると見せかけている現象が起きる。この名前は「アブニー効果」「アブニーシフト」という。

青緑色が青系の色なのはもう一つ考えられ、RGBカラーの色相である純色における青緑色は、明るい青緑色をしているという関係で、 明るい青緑色のことを「明るい青」、薄い青緑色のことを「薄い青」と表現していた。

青といっても、光の三原色の青は、群青色付近の色で、色相240°、一般的な青は、色相217.5°~225°、真っ青は色相225°で、使い方によって、色合いが異なる場合がある。

JIS慣用色名の青、マンセル色相の範囲の青は、色相では厳密には真っ青よりはわずかに緑がかっている(?)。

青のセロファンは、光を当てると、やや緑がかった青の色相になる。

青系の色の配色は、バリエーションが豊富であり、様々な青が作られてきた。

  • 真っ青
  • 明るい青

真っ青と水色とでは、色のイメージも違ってくる。一方で、やや緑みの明るい青である水色に対する心理効果・イメージは、爽やか、清らか、清潔を表す。

光の三原色の青[編集]

blue(Webカラー)
16進数表記#0000ff
RGB (0, 0, 255)
HSV (240°, 100%, 100%)
HSL (240°, 100%, 100%)
HWB (240°, 0%, 0%)
XYZ (18, 7, 95)
Lab L:32.3 a:79.19 b:-107.85
Lightblue(Webカラー)
16進数表記#add8e6
RGB (173, 216, 230)
HSV (195°, 25%, 90%)
HSL (195°, 25%, 90%)
HWB (195°, 68%, 10%)
XYZ (56, 64, 84)
Lab L:83.81 a:-10.89 b:-11.48
Mediumblue(Webカラー)
16進数表記#0000cd
RGB (0, 0, 205)
HSV (240°, 100%, 80%)
HSL (240°, 100%, 80%)
HWB (240°, 0%, 20%)
XYZ (11, 4, 58)
Lab L:24.98 a:67.18 b:-91.49
Darkblue(Webカラー)
16進数表記#000080
RGB (0, 0, 128)
HSV (240°, 100%, 50%)
HSL (240°, 100%, 50%)
HWB (240°, 0%, 50%)
XYZ (4, 2, 21)
Lab L:12.98 a:47.51 b:-64.7


光の三原色に基づいた青(#0000FF)RGBのBは、ウェブカラーの青のことで、この色であり、日常的に連想される青よりはやや紫がかった青色をしていて、固有色名で表すと群青色に近い。群青色付近の色である。RGBの比率で表すと、「0:0:1」の割合で混合した色に相当する。有彩色の中で光の明るさ(輝度)が一番低い色である。光の三原色の一つ。真っ青よりはわずかに紫がかっている。「群青色」と書かれていても、略号はBlueの頭文字「B」と呼称される。マンセル値に変換すると「紫みの青」。青に少し紫がかると、光の明るさ(輝度)は下がり、濃度が濃くなり、沈静感が強くなり、硬さを持ち、深く重厚感のある青になり、比較的地味な感じの青になる。光の波長は約450nm。「#0000FF=やや紫がかった青、群青色」は、光の三原色では、シンプルに「青」と呼ぶのが普通である。「#0000FF」の色表記の場合、「群青色」であれば、「#0000FF」を曖昧さなく回避できる。純色の中では、短波長の色であり、色温度が高い色である。

サーモグラフィーでは、寒色の感度が強く、冷え込んでいる色に見える。

ウェブカラーとしてはさらにLightblue、Mediumblue、Darkblueの三色が定義されている。


背景色・文字色の使用[編集]

(注)青は有彩色(色相)の中で、輝度(光の明るさ)が比較的低い色であり、青い背景色に黒い文字で書くとわかりにくく、色の見分けがはっきりしない。

span styleで背景色の変更
  • <span style="background-color:#0060FF;”>背景色は青×文字色は黒</span>背景色は青×文字色は黒と表示される
文字色の変更
  • <span style="color:#0060FF">'''背景色は白×文字色は青'''</span>背景色は白×文字色は青と表示される
背景色と文字色の組み合わせの変更
  • <span style="color:#FFFFFF;background-color:#0060FF;">'''背景色は青×文字色は白'''</span>背景色は青×文字色は白と表示される

青色で連想されるもの[編集]

プロ野球チーム[編集]

プロサッカーチーム[編集]

鉄道関連[編集]

コーポレートカラー[編集]

その他[編集]

脚注[編集]

関連項目[編集]

基礎的事象 可視光線 · 色覚 · 色覚異常 · 色覚恒常
基礎的概念 色彩理論 · 色空間 · 配色 · 反転色 · 補色 · 加法混合 · 減法混合 · 色名 · 原色 · 純色 · 有彩色 · 無彩色 · 混色 · 二次色 · 三次色 · 中間色 · ホワイトバランス · アルファブレンド
色の三属性 色相 · 彩度 · 明度
色名
基礎的な色  ·  ·  ·  ·  · シアン/藍 · マゼンタ/紅 · 黄色
代表的な二次色 紫色 · 碧色 · 橙色 · 褐色 · 灰色
分野
印刷 網点 · CMYK · 特色(スポットカラー)
コンピューター 色深度 · ウェブカラー · X11の色名称
研究者 ドルトン · ヤング · プルキニェ · グラスマン · E.W.V.ブリュッケ · ヘルムホルツ · ヘリング · ヴィルヘルム・フォン・ベゾルト · マッハ · オストヴァルト · クルト・ゴールドシュタイン · グラニト · マクアダム
表色系
混色系 CIE XYZ · CIE RGB · CIE Lab · CIE Luv · CIE Yuv · CIE UVW · CIECAM02 · オストワルト表色系 · Rec._2020 · RGB · YUV
顕色系 HSV · HSL · マンセル表色系 · NCS · PCCS
関連項目 色名一覧 · 色立体 · カラーチャート · グレースケール · 明るさ · 蛍光色 · 言語による青と緑の違い · 緑#緑をさす「青」 · グルーのパラドックス · 色彩調和論 · 色素 · 視覚効果 · 透明 · 無色 · 日本の色の一覧 · 日本の伝統色 · バルール · パレット · パーソナルカラー · ヒトの髪の色 · ヒトの虹彩の色 · ヒトの肌の色 · 不可能な色 · 構造色
0F

 ・  ・  ・ 黄色 ・ ライムグリーン ・ 水色 ・  ・ フクシャ

08

銀色 ・ 灰色 ・ マルーン ・ オリーブ ・  ・ ティール ・ ネイビー ・