近鉄けいはんな線

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近畿日本鉄道
C けいはんな線
基本情報
通称ゆめはんな
日本国旗.png日本
所在地大阪府奈良県
起点長田駅
終点学研奈良登美ヶ丘駅
駅数8駅
路線記号C
開業1986年10月1日
最終延伸2006年3月27日
所有者近畿日本鉄道
運営者近畿日本鉄道
使用車両近鉄けいはんな線#車両を参照
路線諸元
軌間1,435 mm標準軌
線路数複線
電化方式直流750 V 第三軌条方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置WS-ATC
最高速度95 km/h

近鉄けいはんな線(きんてつけいはんなせん)は、大阪府東大阪市長田駅から奈良県奈良市学研奈良登美ヶ丘駅を結ぶ近畿日本鉄道(近鉄)の鉄道路線である。長田駅からは大阪メトロ中央線と相互直通運転を行っている。

概要[編集]

大阪市営地下鉄中央線の市外延長区間を手掛けるために東大阪生駒電鉄が設立され、工事を開始。生駒山地は、大軌開業時の旧生駒トンネルを再利用して、ぶち抜いた。

開業直前に近鉄路線として編入されることが決まり、1984年(昭和59年)に長田駅生駒駅間が奈良線のバイパスとして、東大阪市、生駒市と大阪・船場や大阪港を直結する役割を持つ東大阪線の路線名で開業。
その後2006年に関西文化学術研究都市へのアクセス路線として、京阪奈新線区間の生駒駅から学研奈良登美ヶ丘駅が延伸開業し、現在の姿になった。その際に路線名も現在のけいはんな線に改称された。

軌間は近鉄の大勢と同じ標準軌であるものの、電化方式は直通先の大阪メトロ中央線に規格を合わせるため、第三軌条方式・直流750Vを採用しており、架線集電方式が標準の近鉄においては異彩を放っている路線である。

また、全国においても地下鉄を除く私鉄で第三軌条を昭和戦後開業路線で採用する路線は、本路線と北大阪急行電鉄の2例しかない[注 1]

駅一覧[編集]

駅番号 駅名 駅間キロ 営業キロ 接続路線 所在地
C23 長田駅 - 0.0 大阪市高速電気軌道C 中央線コスモスクエア駅まで直通運転) 大阪府
東大阪市
C24 荒本駅 1.2 1.2  
C25 吉田駅 1.8 3.0  
C26 新石切駅 1.5 4.5  
- (鉄軌分界点) - 5.1  
C27 生駒駅 5.7 10.2 近畿日本鉄道A 奈良線 (A17)・G 生駒線 (G17)、Y 生駒鋼索線 …鳥居前駅 (Y17) 奈良県 生駒市
- 東生駒信号場 - 11.2  
C28 白庭台駅 5.1 15.3  
C29 学研北生駒駅 0.8 16.1  
- 登美ヶ丘信号場 - 17.9  
C30 学研奈良登美ヶ丘駅 2.7 18.8   奈良市

車両[編集]

自社車両は7000系9本と7020系4本で統一されている。

大阪メトロ中央線からは30000A系400系が本路線に直通する。2024年3月までは20系24系も乗り入れていた。

参考文献[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. 大手私鉄においては唯一である。もっとも、東京で最初の地下鉄路線である銀座線は戦中の帝都高速度交通営団発足まで私鉄路線だった。
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近畿日本鉄道 (近鉄) の路線
第1種鉄道事業
標準軌(1,435mm) A 奈良線* | A 難波線* | G 生駒線
B 京都線*
| B 橿原線* | H 天理線 | I 田原本線
C けいはんな線ゆめはんな
D 大阪線*
| J 信貴線
E 名古屋線*
| K 湯の山線 | L 鈴鹿線
M 山田線*
| M 鳥羽線* | M 志摩線*
狭軌 (1,067mm) F 南大阪線* | F 吉野線* | N 道明寺線 | O 長野線 | P 御所線
鋼索鉄道 Y 生駒鋼索線 | Z 西信貴鋼索線
索道事業 葛城索道線
譲渡・運営移管 北勢線(三岐鉄道) - 内部線 - 八王子線(四日市あすなろう鉄道) - 伊賀線(伊賀鉄道) - 養老線(養老鉄道)
南海本線 - 高野線 - 高師浜線 - 多奈川線 - 加太線 - 天王寺支線 - 北島支線 - 大浜支線 - 阪堺線 - 上町線 - 平野線(南海電気鉄道)
廃止 法隆寺線 - 小房線 - 伊勢線 - 東信貴鋼索線
未成線 四条畷線 - 岐阜線 - 五条線
関連路線 長谷線 - 山上線 - 信貴生駒電鉄 - 中勢鉄道 - 三重電気鉄道松阪線 - 三重交通神都線
*印は特急列車運行線区、印は区間によっては軌道・第2種鉄道事業(奈良生駒高速鉄道が第3種)