相模国

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

相模国(さがみのくに)とは、日本旧国名のひとつである。相州(そうしゅう)とも呼ばれる。

概要[編集]

現在の神奈川県中西部の大半が国域だった。

隣接の令制国[編集]

相模国に隣接する令制国 (江戸幕末期)
武蔵国
甲斐国 相模国 上総国
伊豆国

※ 上総国は浦賀水道を挟んで隣接。

歴史[編集]

相模国の記述が初めて文献で確認できるのは奈良時代和銅5年(715年)に完成した『古事記』である。また、それ以前の相模国の領域あたりについての記録はほとんど無い。

令制下の国分寺は現在の海老名市に所在したが、国府の所在地ははっきりしない。

鎌倉時代源頼朝鎌倉幕府という日本初の幕府を創設したり、下剋上の雄である北条早雲が旗揚げして後北条氏5代の栄華を築き上げたり、幕末期に武州横浜が開港場となり、その影響を受けた国であった。

明治維新後、高座郡鎌倉郡三浦郡を除く全域(現在の湘南西部、西湘、県央地域に相当)が伊豆と共に足柄県(県庁・小田原)となったが、1876年(明治9年)4月に神奈川県に併合された。

相模国ゆかりの有名人[編集]

外部リンク[編集]

律令制下の国名(旧国名)一覧
畿内 山城国 / 大和国 / 河内国 / 和泉国 / 摂津国
東海道 常陸国 / 下総国 / 上総国 / 安房国 / 武蔵国 / 甲斐国 / 相模国 / 伊豆国 / 駿河国 / 遠江国 / 三河国 / 尾張国 / 伊賀国 / 伊勢国 / 志摩国
西海道 豊前国 / 豊後国 / 筑前国 / 筑後国 / 肥前国 / 肥後国 / 日向国 / 大隅国 / 対馬国 / 壱岐国
南海道 紀伊国 / 淡路国 / 讃岐国 / 阿波国 / 土佐国 / 伊予国
東山道 陸奥国 / 出羽国 / 下野国 / 上野国 / 信濃国 / 飛騨国 / 美濃国 / 近江国
山陽道 播磨国 / 美作国 / 備前国 / 備中国 / 備後国 / 安芸国 / 周防国 / 長門国
山陰道 丹波国 / 丹後国 / 但馬国 / 因幡国 / 伯耆国 / 出雲国 / 石見国 / 隠岐国
北陸道 佐渡国 / 越後国 / 越中国 / 能登国 / 加賀国 / 越前国 / 若狭国