古事記

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古事記(こじき)は、現存する中では日本最古の歴史書といわれている[1]。全3巻。建国の由来、歴史上の出来事や物語が語られる。

概要[編集]

712年(和銅5年)、稗田阿礼が誦習した「帝紀」「旧辞」を基に元明天皇の命により太安麻呂が撰録し献上したと序文に記載される。

刊行本[編集]

  • 『新訂増補国史大系』
  • 『古事記大成』
  • 『角川文庫』
  • 『岩波文庫』[2]
  • 『日本古典文学大系』
  • 『日本古典全書』
  • 『日本思想体系』

写本[編集]

『古事記』の原本は現存しない。伊勢系諸本と卜部系諸本の2種類がある。

  • 真福寺本系
    • 国宝、愛知県宝生院(大須観音)蔵
    • 最も古く確かな写本として、古事記研究の底本となる。
  • 道果本(重要文化財、奈良県天理図書館蔵)
    • 上巻の前半部分しか現存しない。
  • 道祥本(伊勢本ともいう。東京都静嘉堂文庫蔵)
  • 春瑜本(重要文化財。伊勢神宮蔵。伊勢一本、御巫本とも云う。)
  • 兼永筆本(京都府・鈴鹿勝蔵、兼永本、鈴鹿登本ともいう。)
  • 近衛本(陽明文庫本、京都府陽明文庫蔵)系
  • 梵舜本(ぼんしゅんぼん:東京都國學院大學蔵)系
  • 山田本(やまだぼん:東京都静嘉堂文庫蔵)系
  • 猪熊本(香川県猪熊家蔵)系
  • 三浦本(戸川本、兵庫県戸川家蔵)系
  • 九條本(奈良県天理図書館蔵)系
  • 隠顕蔵本(奈良県天理図書館蔵)系
  • 祐範本(ゆうはんぼん:前田本、東京都前田育徳会尊経閣文庫蔵)系
  • 国立国会図書館蔵(1644年(寛永21年)、前川茂右衛門)

[編集]

  1. 現在しないものを含めると『帝紀』『旧辞』『国記』『天皇記』の方が成立が古いといわれる。
  2. 倉野 憲司(1963)『古事記』岩波文庫、ISBN-10:4003000110