出羽国
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出羽国(でわのくに)は、かつて存在した令制国の一つ。東山道に属する。
明治期の二国分割前の国域は、現在の山形県全域と秋田県の大半が該当する。羽州(うしゅう)とも言われる。
大和朝廷の北方進出により蝦夷の住む土地に郡を設置して支配を拡大する中、712年9月23日(和銅5年9月23日)に郡から出羽国に昇格し、翌10月1日に陸奥国から置賜郡と最上郡を譲られて国としての体制が整った。
1869年(旧暦の明治元年)、旧国域を羽前、羽後の二国に分割する再編を実施したが、その後の廃藩置県と府県統合で、羽前の全域と羽後の一部が山形県、羽後の大半と陸中の鹿角郡が秋田県の県域となった。
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