水木しげる

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちが水木しげるの項目をおカタく解説しています。

水木 しげる(みずき しげる 、1922年大正11年〉3月8日 - 2015年平成27年〉11月30日)は、日本漫画家妖怪研究家、紙芝居作家。

概要[編集]

太平洋戦争で南方へ徴兵され、徴兵先で爆撃に遭って隻腕となり、戦後、神戸等での紙芝居作家生活を経て上京し、1958年に『ロケットマン』で貸本作家としてデビュー。

43歳の時、別冊少年マガジンに掲載された『テレビくん』が講談社児童まんが賞を受賞。それを機にテレビ作品の原作も手がけるようになり、45歳を過ぎてから雑誌連載に恵まれた。

貸本時代からの代表作として、 『ゲゲゲの鬼太郎』、『河童の三平』、『悪魔くん』、雑誌等での代表作として『総員玉砕せよ!』、『のんのんばあとオレ』、『日本妖怪大全』などがある。

2008年、妻・布枝が著したエッセイ『ゲゲゲの女房』が映画化、テレビドラマ化されたことで、80年余りの生涯が改めて注目された。

プロフィール[編集]

別名義[編集]

貸本時代の水木は、出版社や作品などによって複数の名義を使い分けていた。特に自身が編集を任されていた貸本誌では、多数の作家が執筆しているように見せるため、1冊の中で複数の作品を別名義で書き分けていた。

以下は、名義の一覧と簡単な使用歴など[1]

東真一郎
西宮時代に階下を貸していた歯科医の名前「東」と、兄の長男の名前「真一郎」を合わせた名前。兎月書房以外の出版社で多数使用。
むらもてつ
少年時代に名乗っていた雅号から付けた名前。戦記漫画で使用。
関谷すすむ
短編漫画、読み物、イラストなどで多数使用。
武良茂、武良しげる
水木の本名。短編漫画、読み物、イラストなどで多数使用。
米替富夫
貸本時代のアシスタントの名前をいじったもの。短編漫画で使用。
戦記屋三平
戦記読み物やイラストで使用。
なんでも屋三平
科学読み物やイラストで使用。
萩原治、堀田弘
出版社が勝手に付けた名前。時代劇漫画で使用。
猿飛佐一
忍者読み物やイラストで使用。
武取いさむ
出版社が勝手に付けた名前。戦記漫画で使用。
水木洋子
少女漫画で使用。同名の脚本家とは無関係。

受賞[編集]

作品[編集]

代表作[編集]

ゲゲゲの鬼太郎[編集]

詳細は「ゲゲゲの鬼太郎」を参照

  • 墓場鬼太郎(1960年 - 1964年、兎月書房 - 貸本漫画
  • 墓場の鬼太郎(1965年 - 1967年、週刊少年マガジン
  • 鬼太郎夜話(1967年 - 1969年、月刊漫画ガロ
  • ゲゲゲの鬼太郎(1967年 - 1969年、週刊少年マガジン)
  • 鬼太郎のベトナム戦記(1968年、月刊宝石
  • ゲゲゲの鬼太郎(1971年、週刊少年サンデー
  • 鬼太郎とねずみ男(1973年、いんなあとりっぷ)
  • 死神大戦記(1974年、学研劇画文庫
  • 鬼太郎の世界お化け旅行(1976年、少年アクション
  • 続ゲゲゲの鬼太郎(1977年、週刊実話
  • ゲゲゲの鬼太郎挑戦シリーズ(1977年、週刊漫画サンデー
  • 新ゲゲゲの鬼太郎 スポーツ狂時代(1978年、週刊実話)
  • 新ゲゲゲの鬼太郎(1978年、週刊実話)
  • 大ボラ鬼太郎(1980年、DONDON)
  • 雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎(1980年 - 1981年、月刊少年ポピー
  • 最新版ゲゲゲの鬼太郎(1985年 - 1987年、コミックボンボン
  • 新編ゲゲゲの鬼太郎(1986年 - 1987年、週刊少年マガジン)
  • ゲゲゲの鬼太郎 鬼太郎地獄編(1987年、月刊少年マガジン
  • 鬼太郎国盗り物語(1990年 - 1993年、コミックボンボン)
  • 鬼太郎霊団(1996年・1997年、ビッグゴールド、漫画サンデー)

河童の三平[編集]

詳細は「河童の三平」を参照

  • 河童の三平(1961年 - 1962年、兎月書房 - 貸本漫画)
  • カッパの三平(1966年、月刊ぼくら
  • 河童の三平(1968年 - 1969年、週刊少年サンデー)
  • カッパの三平(1993年 - 1994年、小学一年生

悪魔くん[編集]

詳細は「悪魔くん」を参照

  • 悪魔くん(1963年 - 1964年、東考社 - 貸本漫画)
  • 悪魔くん(1966年 - 1967年、週刊少年マガジン)
  • 悪魔くん復活 千年王国(1970年、週刊少年ジャンプ
  • 悪魔くん 世紀末大戦(1987年 - 1988年、コミックBE!
  • 最新版悪魔くん(1988年 - 1990年、コミックボンボン)
  • ノストラダムス大予言(1993年・1994年、辰巳出版

貸本漫画[編集]

シリーズ物や、長編作品を中心に記載。

  • ロケットマン(1958年、兎月書房) - 漫画デビュー作。
  • 戦場の誓い(1958年、兎月書房)
  • 怪奇猫娘(1958年、緑書房)
  • 0号作戦(1958年、緑書房)
  • プラスチックマン(1958年、綱島出版社)
  • スポーツマン宮本武蔵(1958年、綱島出版社)
  • 怪獣ラバン(1958年、暁星書房)
  • 地獄の水(1958年、暁星書房)
  • 恐怖の遊星魔人(1958年、暁星書房)
  • 暁の突入(1958年、兎月書房)
  • 空中爆雷(1958年、兎月書房)
  • 水木しげる作戦シリーズ(1959年 - 1960年、兎月書房)
  • 水木しげる秘話シリーズ(1959年 - 1960年、兎月書房)
  • 鬼軍曹シリーズ(1959年 - 1960年、兎月書房)
  • ベビーZシリーズ(1960年、兎月書房)
  • 墓場鬼太郎シリーズ(1960年 - 1964年、兎月書房・三洋社東考社佐藤プロ
  • 壮絶!特攻(1961年、曙出版
  • 駆逐艦魂(1961年、曙出版)
  • 零戦総攻撃(1961年、曙出版)
  • 墓の町(1961年、曙出版)
  • 河童の三平(1961年 - 1962年、兎月書房)
  • 怪奇鮮血の目(1961年、曙出版)
  • 化烏(1961年、いずみ出版)
  • 人魂を飼う男(1962年、曙出版)
  • 墓をほる男(1962年、曙出版)
  • 地底の足音(1962年、曙出版)
  • 鈴の音(1962年、やなぎプロ)
  • 火星年代記(1962年、やなぎプロ)
  • 妖棋死人帳(1962年、セントラル文庫
  • 呪いの谷(1963年、全漫プロダクション)
  • 怪談 嘆き川(1963年、セントラル文庫)
  • 花の流れ星(1963年、セントラル文庫)
  • 怪談 幻行燈(1963年、セントラル文庫)
  • 悪魔くん(1963年 - 1964年、東考社)
  • 怪談 かえり船(1964年、東考社)
  • 怪談 夜の草笛(1964年、東考社)
  • 深雪物語(1964年、東考社)
  • 地獄流し(1964年、東考社)
  • 古墳大秘記(1964年、東考社)
  • 猫姫様(1965年、東考社)
  • 呪われた村(1965年、東考社)
  • 青葉の笛(1965年、東京・日の丸文庫
  • ゴマスリ二等兵(1965年、東京・日の丸文庫)
  • 地獄(1965年、佐藤プロ)

連載漫画[編集]

『ゲゲゲの鬼太郎』、『河童の三平』、『悪魔くん』は前述

長編描き下ろし漫画[編集]

短編読み切り漫画[編集]

他、多数。

著作[編集]

エッセイ[編集]

  • 娘に語るお父さんの戦記 小さな天国の話(1975年、河出書房新社
    • (改題)娘に語るお父さんの戦記(1982年、河出文庫 / 1985年、河出書房新社)
    • (改題)水木しげるの 娘に語るお父さんの戦記(1995年、河出文庫)
    • (改題)娘に語るお父さんの戦記 南の島の戦争の話(1999年、社会批評社
  • のんのんばあとオレ(1977年、筑摩書房・「ちくま少年図書館」 / 1990年、ちくま文庫
  • ほんまにオレはアホやろか(1978年、ポプラ社 / 2002年、新潮文庫 / 2004年、ポプラ社・「私の生き方文庫」 / 2010年、ポプラ社・新装版 / 2016年、講談社文庫
  • 水木しげるの不思議旅行(1978年、サンケイ出版) - 1977年から1978年にかけて『月刊小説』で連載。
    • (改題)不思議旅行 (1984年、中公文庫)
    • (改題)怪感旅行(2001年、中公文庫)
    • 水木しげるの不思議旅行(2016年、中公文庫)
  • ねぼけ人生(1982年、筑摩書房 / 1999年、ちくま文庫)
  • 妖怪天国(1992年、筑摩書房 / 1996年、ちくま文庫)
  • 水木しげるのラバウル戦記(1994年、筑摩書房 / 1997年、ちくま文庫)
  • トペトロとの50年(1995年、扶桑社
    • (改題)ラバウル従軍後記 トペトロとの50年 (2002年、中公文庫)
  • 水木しげるのカランコロン(1995年、作品社
    • (分冊・改題)妖怪になりたい(2003年、河出文庫)
    • (分冊・改題)なまけものになりたい(2003年、河出文庫)
  • カランコロン漂泊記(2000年、小学館文庫 / 2010年、小学館・新装版) - 1997年、1999年に『ビッグコミック』で連載。
  • 生まれたときから「妖怪」だった(2002年、講談社 / 2005年、講談社+α文庫
  • 水木サンの幸福論(2004年、日本経済新聞社 / 2007年、角川文庫) - 2003年に『私の履歴書』(日本経済新聞)で連載。
  • 水木しげるのんのん人生 ぼくはこんなふうに生きてきた(2004年、大和書房
  • 本日の水木サン 思わず心がゆるむ名言366日(2005年、草思社) - 大泉実成・編の名言集。
  • 水木しげる 人生をいじくり回してはいけない(2010年、日本図書センター・「人生のエッセイ」) - 再録エッセイ・インタビュー集。
    • (改題)人生をいじくり回してはいけない(2015年、ちくま文庫)
  • ちゃんと食えば、幸せになる 水木三兄弟の日々是元気(2012年、保健同人社
    • (再構成・改題)よく食べ、よく寝て、よく生きる 水木三兄弟の教え(2016年、文春文庫
  • 戦争と読書 水木しげる出征前手記(2015年、角川新書) - 荒俣宏との共著。
  • ゲゲゲのゲーテ(2015年、双葉新書
  • 水木サンと妖怪たち 見えないけれど、そこにいる(2016年、筑摩書房)

画集・図鑑[編集]

  • 水木しげる妖怪画集(1970年、朝日ソノラマ
    • 水木しげる妖怪画集 改訂版(1985年、朝日ソノラマ)
    • 水木しげる妖怪画集 愛蔵復刻版(2017年、復刊ドットコム
  • 妖怪なんでも入門(1974年、小学館
    • (改題)水木しげる 妖怪大百科(2004年、小学館)
  • 東西妖怪図絵(1975年、読売新聞社
    • 東西妖怪図絵 愛蔵復刻版(2017年、復刊ドットコム)
  • 水木しげるの妖怪事典(1981年、東京堂出版
  • 水木しげるのあの世の事典(1983年、東京堂出版)
  • 水木しげるの続・妖怪事典(1984年、東京堂出版)
  • 水木しげるの世界妖怪事典(1985年、東京堂出版)
  • 妖怪世界編入門(小学館 1986年)
  • 水木しげるの中国妖怪事典(1990年、東京堂出版)
  • 水木しげるの続・世界妖怪事典(2000年、東京堂出版)
  • 日本妖怪大全(1991年、講談社
  • 続・日本妖怪大全(1994年、講談社)
    • 図説 日本妖怪大鑑(2007年、講談社+α文庫)
  • 決定版 日本妖怪大全 妖怪・あの世・神様(2014年、講談社)
  • 妖怪画談(1992年、岩波新書
  • 続 妖怪画談(1993年、岩波新書)
    • 愛蔵版 妖怪画談(2002年、岩波書店) - 上記、妖怪画談2冊を再編集したもの。
  • 幽霊画談(1994年、岩波新書)
  • 水木しげるの憑物百怪(1995年、学習研究社) - 1991年から1995年に掛けて『月刊ムー』で連載。
    • 水木しげるの憑物百怪 上・下(2005年、小学館文庫
    • 愛蔵版 水木しげるの憑物百怪(2016年、学研プラス)
  • 妖精画談(1996年、岩波新書)
  • 妖鬼化(むじゃら) 全8巻(1998年 - 1999年、Softgarage
    • 妖鬼化(むじゃら) 全6巻(2003年 - 2004年)
    • 妖鬼化(ムジャラ)完全版 全12巻(2008年 - 2010年)
  • 水木しげる 妖怪道五十三次(2003年、やのまん
  • 水木しげるの日本全国神様百怪(2010年、小学館)
  • 妖怪 水木しげる画集(2019年、講談社)

絵本[編集]

  • のんのんばあ カッパの水(1975年、文研出版
  • のんのんばあ おばけどろぼう(1976年、文研出版)
  • 水木しげるのおばけ学校 全12巻(1980年 - 1983年、ポプラ社
  • ゲゲゲの鬼太郎おばけのくに 全8巻(1987年 - 1988年、ポプラ社)
  • 絵巻えほん 妖怪の森(1995年、こぐま社
  • 絵巻えほん ゲゲゲの鬼太郎 妖怪島へ(1996年、こぐま社)
  • 水木しげるのふしぎ妖怪ばなし 全8巻(2007年 - 2009年、メディアファクトリー
  • 水木少年とのんのんばあの地獄めぐり(2013年、マガジンハウス
  • 水木しげるの妖怪なぞなぞめくり 家の中の巻(2015年、こぐま社)
  • 水木しげるの妖怪なぞなぞめくり 山里の巻(2015年、こぐま社)

監修[編集]

作詞[編集]

論文[編集]

ゲーム[編集]

「ゲゲゲの鬼太郎」関連作品についてはゲゲゲの鬼太郎#ゲームを、「悪魔くん」関連作品については悪魔くん#ゲームを参照。

その他[編集]

  • 映画『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994年、高畑勲監督) - 井上ひさしらとともに資料提供などに協力しておりエンドロールの「協力」にクレジットされている。この映画に登場する水木先生のモチーフともなっている。
  • てれび絵本 えほん寄席 死神』(NHK教育) - アニメーションの原画を担当。死神のデザインは「サラリーマン死神」のものと酷似。落語家のデザインはねずみ男に似ている。目玉おやじもゲスト出演。

出演・関連作品[編集]

出演[編集]

テレビ番組(出演)[編集]

  • 新世界紀行(TBS、1988年8月、1989年6月4日)
  • ETV8「妖怪たちはどこへ行った 〜水木しげるのねぼけ人生」(NHK、1989年5月4日)
  • 妖怪博士水木しげるの夢探検シリーズ(テレビ東京、1990年:日本編、1991年:台湾編、1992年:タイ・スリランカ編)
  • いのちの響(TBS、1998年7月5日)
  • いつみても波瀾万丈(日本テレビ、2000年1月30日)
  • たけしの誰でもピカソ(テレビ東京、2004年7月30日、2008年10月24日)
  • グレートマザー物語「水木しげるの母・琴江〜神様になった鬼太郎」(テレビ朝日、2005年8月14日)
  • 妖怪・水木しげるのゲゲゲ幸福論(BSジャパン、2006年3月18日)
    主演:水木しげる 朗読:和久井映見(悦子役)
    出演:荒俣宏呉智英南伸坊京極夏彦佐野史郎、武良幸夫(水木しげる弟・マネージャー)、武良布枝(水木しげる夫人)、武良悦子(次女・悦子)、村沢昌夫(水木しげるアシスタント)
    第43回ギャラクシー賞テレビ部門選奨受賞[2]
  • 知るを楽しむ〜人生の歩き方。「百歳まで生きるでしょう」(NHK教育テレビ、2008年6月、全4回)
    水木夫妻のこれまでの人生を松本和也とのインタビュー形式で綴った講義。
    2010年BShiプレミアム8」で「水木しげるのなまけ者になりなさい〜ゲゲゲの女房とののほほん人生〜」と題して、未収録・新規の撮り下ろしのインタビューを交えた再編集版を放送。
  • 衝撃速報!アカルイ☆ミライ(TBS、2012年6月3日)- 水木三兄弟で出演。
  • 水木しげる93歳の探検記〜妖怪と暮らした出雲国〜(2015年9月、山陰放送、JNN中四国ブロック(9月5日)・BS-TBS(9月6日))

ゲゲゲの女房』がヒットした2010年には『あさイチ』(NHK総合、2010年5月19日)、『ボクらの時代』(フジテレビ、2010年8月15日)などに夫妻で出演。

ドラマ・映画(出演)[編集]

手塚眞監督のVシネマ手塚治虫楳図かずおも出演。
  • ゲゲゲの鬼太郎 妖怪奇伝・魔笛 エロイム エッサイム(1987年) - 霊界郵便配達夫役
  • 京極夏彦 「怪」 第4話「福神ながし」(WOWOW、2000年9月15日) - 鳥山石燕
  • 妖怪大戦争(2005年) - 妖怪大翁役
  • 水木しげるの妖怪ワールド 恐山物語 (2006年)- ナレーター

水木を扱った作品[編集]

テレビ番組[編集]

ドラマ・映画[編集]

『総員玉砕せよ!』を原作としたドラマ。
妻の自伝を原作としたドラマ・映画。

舞台[編集]

水木の世界観を表現した舞台作品。脚本・演出は前川知大

DVD[編集]

  • 水木サン大全 - 水木しげると荒俣宏の対談(2004年)
  • 妖怪水木しげるのゲゲゲ幸福論(同テレビ番組のDVD版)

CM[編集]

脚注[編集]

  1. 山口信二 『水木しげる貸本漫画のすべて』 やのまん、2007年5月。
  2. 第43回ギャラクシー賞受賞作品”. 放送批評懇談会. 2019年3月21日確認。

外部リンク[編集]