ゲゲゲの女房
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ゲゲゲの女房(げげげのにょうぼう)は武良布枝著のエッセイおよびそれを原作としたテレビドラマ、映画。
概要[編集]
漫画家水木しげるの妻である著者の、自身の出身地の安来市での結婚前の生活、2人の娘を育てながら、貸本漫画家として売れない時期、雑誌連載、アニメ化で売れっ子になる時期、スランプに陥る時期に夫を支えた半生を著したエッセイ。
終盤は老齢になって、夫妻の出身地の山陰との繋がりが戻ったことを著している。
テレビドラマ[編集]
連続テレビ小説82作として2010年度上半期に放映。島根県安来市と東京調布市が主舞台となっている。
主題歌はいきものがかりの「ありがとう」。
現在の8時開始となり、あさイチが後座となった最初の作品。
キャスト[編集]
ヒロイン[編集]
- 武良(飯塚)布枝がモデル。
- 身長が高くて、嫁の来手がおらず、29歳で茂と見合いして見合いから5日で慌ただしく結婚。少女期は次姉と違い地元志向だったが、島根を離れることになった。
- 明日の生活にも困る暮らしだったが、茂が大手出版社の漫画賞を取ってから生活が上向きになる一方、新たな悩みを抱えつつ、茂を陰日向で支える。
自家の家族[編集]
- 村井茂 - 演・向井理
- 水木しげる(武良茂)がモデル。
- 南方に従軍し、戦傷で隻腕となる。結婚を渋ったが、親の勧めで布枝と結婚。
- 貧乏な貸本漫画家だったが、大手出版社の漫画賞を受賞してからは、売れっ子漫画家になる。
- 村井藍子 - 演・青谷優衣(少女期・菊池和澄〔再演〕)
- 夫妻の長女。現・水木プロ社長の原口尚子がモデル。
- 父親の売れない時期をかすかに記憶している。布美枝に似て、堅く引っ込み思案の性格。父とは距離を置き、大学卒業後に教諭になる。
- 村井喜子 - 演・荒井萌(少女期・松本春姫)
- 夫妻の次女。エッセイストの水木悦子がモデル。
- 茂に似て、大らかてマイペースの性格。短大入学後に家の手伝いを始める。
安来の家族[編集]
- 布美枝の次姉。戦時下に農家へ嫁ぐ。結婚前は都会志向で島根を離れたがっていた。
- 足立は本作が朝ドラ初出演。
- 飯田哲也 - 演・大下源一郎
- 布美枝の兄。教師で、実家を後継。
- 布美枝の弟。学校卒業後は家業を手伝うが、ミシン店の一人娘と恋仲になり、ミシン店の後継となる。岩海苔を取ろうとして若死する。
- 星野、鈴木とも朝ドラ初出演。
ゲスト[編集]
- 魚屋の店員 - 演・ネゴシックス
映画[編集]
公開はテレビドラマ終了より数ヶ月遅れたが、企画は映画の方が先行した。水木の講談社児童まんが賞受賞までの時期を描いている。
布枝を吹石一恵、水木しげるを宮藤官九郎が演じた。
その他[編集]
- 平岩紙は、テレビドラマ(友人役)、映画(義姉役)とも出演している。
- 柄本佑は、テレビドラマ(アシスタント役)、映画(編集者役)とも出演している。
- 徳井優は、テレビドラマ(質屋店主役)、映画(妖怪役)とも出演している。
注[編集]
- ↑ 菊池は小学生期の長女役として再出演。