ゲゲゲの鬼太郎

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ゲゲゲの鬼太郎』(ゲゲゲのきたろう)は、水木しげるによる日本漫画作品であり、またそれを原作として漫画・テレビアニメ映画小説テレビドラマゲーム舞台などに波及した作品のこと。主人公は墓場から生まれた幽霊族の少年である鬼太郎

概要[編集]

幽霊族の末裔である鬼太郎を主人公とし、妖怪をテーマにした作品。社会風刺漫画でもあり、元々怪奇色が強かったが、アニメ化により、鬼太郎と人間に悪さをする妖怪との対決が定番化し、鬼太郎は正義のヒーローという側面が強くなる。ただし、作品やアニメシリーズによっても作風はかなり異なる。

歴史[編集]

1960年に水木が貸本漫画として、怪奇色の強い『墓場鬼太郎』[注 1]を刊行した。墓場鬼太郎は、2008年に深夜アニメとして全11話でアニメ化された。

1964年に『墓場の鬼太郎』として少年マガジンでの連載を開始し(貸本の墓場鬼太郎とは別作品)、これが現在のゲゲゲの鬼太郎の作品の元となり原点となる作品である。
実写で好評を得た「悪魔くん」に続いて、ヒーローものとして水木作品で初めて1968年にアニメ化することになるが、この際、題名に「墓場の」があると縁起が悪く、スポンサーが付かないとして、題名を「ゲゲゲの鬼太郎」としてアニメ化される。これが全65回のテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第1期である(ちなみに鬼太郎シリーズのアニメの中では第1期のみ白黒である)。アニメ化に伴い連載漫画の『墓場の鬼太郎』も『ゲゲゲの鬼太郎』へと改名される[注 2]

さらに、1971年に、週刊少年サンデーにおいて、ゲゲゲの鬼太郎の新規ストーリーの連載を開始し、同年、全45回のテレビアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』第2期としてアニメ化される。なお、第2期ではゲゲゲの鬼太郎とは別の水木作品をもとにした話も多くアニメ化されている。

その後は、1985年に第3期、1996年に第4期、2007年に第5期、2018年に第6期として、11年ごとにリメイク・アニメ化し、マガジン版、サンデー版の話を大幅なアレンジを加えたものや、オリジナルの話をテレビアニメとして放送している。ちなみに作者の水木はテレビアニメでの原作からのアレンジを大きく許容していた。

なお、第1期と第2期は続編としてアニメ化されているが、それ以外はリメイクされた別物で、話の繋がりはない。

なお、貸本漫画以前に、水木は神戸在住時の知人の紙芝居弁士に勧められて、「墓場鬼太郎」を作画していた。

登場人物[編集]

鬼太郎
ねずみ男
目玉おやじ
子泣きじじい
砂かけばばあ
一反木綿
ぬりかべ
猫娘

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  1. 長井勝一経営の三洋堂の貸本や雑誌『ガロ』では「鬼太郎夜話」の題名。
  2. 水木の児童期のあだ名「げげる」をヒントにしたという。

外部リンク[編集]

実写作品

月曜ドラマランド版 | 魔笛エロイムエッサイム

コラボレーション 境線
関連項目

水木しげる | 小学館週刊少年サンデー) | 講談社週刊少年マガジン) | フジテレビ | ノイタミナ