楳図かずお

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
Wikipedia-logo.pngウィキペディアの生真面目ユーザーたちが楳図かずおの項目をおカタく解説しています。

楳図 かずお(うめず かずお、1936年9月3日 - )は、日本漫画家タレント作詞家作曲家

プロフィール[編集]

略歴[編集]

本名は楳図 一雄

五條高校卒業。

1955年に『森の兄妹』、『別世界』で漫画家デビュー。

1995年以降は腱鞘炎などの理由で漫画は休筆となり、タレントとしても活動するようになる。

主な代表作は 『漂流教室』、『まことちゃん』、『わたしは真悟』、『14歳』など。

主要作品[編集]

この節は執筆の途中です この節はまだ執筆途中です。加筆、訂正して下さる協力者を募集中!

連載作品[編集]

  • ロマンスの薬(原題:ロマンスの薬あげます!!) - 『なかよし』(1962年)
    惚れ薬をめぐって繰り広げられるギャグ作品。ラブコメディーの原点といわれる。
  • 紅グモ - 『週刊少女フレンド』(1965年47号 - 1966年10号)
    シリーズこわい本<13>に収録。[1]
    黒いねこ面』『のろいの館』と共に、サンデーコミックス(秋田書店)により、貸し本屋でロングセラーとなり、少女マンガを読まない人にも知られるようになった作品。
  • 半魚人 - 『週刊少年マガジン』(1965年48号 - 53号)
    シリーズこわい本<15>に収録。[1]
  • ひびわれ人間 - 『週刊少年マガジン』(1966年06号 - 12号)
  • へび少女 - 『週刊少女フレンド』(1966年11号 - 25号)
  • ウルトラマン - 『少年マガジン』(1966年 - 1967年)
    テレビ特撮番組のコミカライズ。当初は少年マンガ調の画風だったが、連載途中から劇画ブームの時勢に合わせ、劇画風の緻密な絵柄に変わっている。バルタン星人やドドンゴの話には恐怖マンガを感じさせる描写もある。
    恐怖マンガの第一人者として、全国的に知られることになった作品。
  • 赤んぼ少女 - 『週刊少女フレンド』(1967年30号 - 39号)
    のちに『のろいの館』『赤んぼう少女』とも改題される。
  • SF異色短編集 - 『ビッグコミック』(1968年 - 1969年)
  • 映(かげ)像 - 『ティーンルック』(1968年)
    後に『谷間のユリ[2] と共にシリーズこわい本<1>に収録。[1]
  • 蝶の墓 - 『ティーンルック』(1968年)
    初出時は作者名を伏せて発表された。(作者名当てクイズを懸賞として)シリーズこわい本<2>に収録。[1]
  • 猫目小僧 - 『少年画報』など(1968年 - 1976年)
  • おそれ - 『ティーンルック』(1969年)
    楳図作品に見られる「美しさの崩壊に対する恐れ」が描かれている作品。シリーズこわい本<10>に収録。[1]
  • 死者の行進
  • おろち - 『週刊少年サンデー』(1969年25号 - 1970年35号)
    不思議な能力を持つ美少女「おろち」が様々な人々や家族と関る。
  • イアラ - 『ビッグコミック』(1970年1月10日号 - 9月25日号)
  • 怪獣ギョー - 『週刊少年サンデー』(1971年36号 - 37号)
  • アゲイン - 『週刊少年サンデー』(1971年43号 - 1972年5号)
    年老いた沢田元太郎が、偶然手に入れた薬「アゲイン」によって高校生に若返り、高校や実家の沢田家であばれまわる。ドタバタ劇のギャグ漫画だが、当時表面化しつつあった老人問題への目配りも見られる。沢田家の孫のまことに人気が集まり、後に『まことちゃん』が描かれる。
  • 漂流教室 - 『週刊少年サンデー』(1972年23号 - 1974年27号)
    人類絶滅後の未来にタイムスリップした大和小学校の児童たちのサバイバルを描く近未来SF。
  • 洗礼 - 『少女コミック』(1974年 - 1976年)
    年老いた女優が再び美しさを取り戻すため自分の娘と脳をいれかえる手術をする。
  • 恐怖 - 月刊誌『平凡』
    高校生シリーズ。1976年文庫版初版。(秋田漫画文庫)
  • まことちゃん - 『週刊少年サンデー』(1976年16号 - 1981年30号)
    『アゲイン』に脇役として登場していた幼稚園児の沢田まことが主人公。「グワシ」、「サバラ」などのセリフ(手の形もつく)で知られるギャグ漫画で、楳図最大のヒット作。作中には楳図自身も頻繁に登場した。最終回などはなく、人気絶頂のまま突然終わっていた。1989年に同誌で連載再開したものの、約1年半で終了。こちらでは最終回が描かれている。後者は区別して「平成まことちゃん」と呼ばれることがある。
  • わたしは真悟 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1982年8号 - 1986年27号)
    小学生さとるとまりんのひそかな遊びは、産業用ロボット・モンローに知識を与えることだった。離ればなれになることが決まった二人は、モンローに尋ねた「どうしたら二人の子供が作れるのか?」と
  • 楳図かずおの呪い - (1986年)
    表題の3話と短編1話[3] をまとめて1989年に単行本初版。[1]
  • 神の左手悪魔の右手 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1986年31号 - 1988年32号)
  • 14歳 - 『ビッグコミックスピリッツ』(1990年4・5合併号 - 1995年37号)
    動植物・人間・神を問題として地球上の生命の連鎖とその終末を描いたSF作品。

読み切り[編集]

  • 愛の方程式 - 『高2時代』(1973年)
    ギャグ作品。連載当時、『まことちゃん』の人気が高まっていたこともありお下劣内容である。
  • ねがい - 『週刊少年サンデー』(1975年16号)
    「友だちがほしい」と願い、“モクメ”という人形を造った少年が体験する恐怖を描く。
  • 男神 - 朝日ソノラマDUO』(創刊号)
    55歳になったまことちゃんを見ることができる作品である。80年代の匂いを感じさせてくれる。

本人歌唱作品[編集]

シングル
  • ビチグソロック(1977年、「まことちゃん」B面曲)
  • グワシ!!まことちゃん/ギャングの母(1977年、「KAZZ(楳図の変名)、フィーリング・フリー」名義)
  • サンバ・デ・まことちゃん/パパ&ママROCK(1980年、「楳図かずお&スーパー・ポリス」名義)
  • 木村の兄さん(1996年、UMEZZ名義)
  • あしゅらの道のまん中で/猫目小僧(2006年5月23日、映画『猫目小僧』主題歌。「浅草ジンタ with 楳図かずお」名義)
  • まことちゃん音頭(2010年12月22日)
  • 新宿烏(2011年7月27日、映画『おろち』劇中歌のセルフカバー)
アルバム
  • 闇のアルバム(1975年7月21日、SOLL-152)
  • 闇のアルバム(2005年6月29日、ソニー・ミュージック MHCL-542)
    1975年発売の『闇のアルバム』に未発表音源を追加してCD化。
  • 闇のアルバム・2(2011年8月31日)
その他

作詞提供作品[編集]

作品の映像化[編集]

アニメ化作品[編集]

  • まことちゃん
  • おろち(漫画ビデオ)
  • 楳図かずおの呪い
    • 第1話「ビデオカメラに何が映ったか?」
    • 第2話「幽霊屋敷」

なお、『妖怪伝 猫目小僧』(静止画アニメ)はテレビドラマ化作品に記述

映画化作品[編集]

  • 蛇娘と白髪魔(1968年、監督:湯浅憲明
    • 楳図の作品を初めて実写映画化した。楳図本人も運転手役で出演。製作・配給した大映は、本作以降、恐怖映画のシリーズ化を企画しており、定かではないが第2弾として「猫目小僧」の映画化の企画もあったという。
  • 映画まことちゃん (1980年、監督:芝山努
  • 漂流教室 (1987年、監督:大林宣彦
  • 漂流教室 DRIFTING SCHOOL (1995年、監督:J・J・ミムラ)
  • 洗礼 (1996年、監督:吉原健一
  • 楳図かずお恐怖劇場(2005年)
    • 楳図かずお恐怖劇場「まだらの少女」 (監督:井口昇)
    • 楳図かずお恐怖劇場「ねがい」 (監督:清水厚)
    • 楳図かずお恐怖劇場「蟲たちの家」 (監督:黒沢清
    • 楳図かずお恐怖劇場「絶食」 (監督:伊藤匡史)
    • 楳図かずお恐怖劇場「プレゼント」 (監督:山口雄大
    • 楳図かずお恐怖劇場「DEATH MAKE」 (監督:太一
  • 猫目小僧 (2006年、監督:井口昇)
  • あしゅらの道のまん中で (2006年、歌:浅草ジンタ with 楳図かずお、監督:楳図かずお)PV
  • 神の左手 悪魔の右手 (2006年、監督:金子修介)コンビニの客役で本人登場
  • おろち (2008年、監督:鶴田法男
  • 赤んぼ少女 (2008、監督:山口雄大)

監督映画作品[編集]

テレビドラマ化作品[編集]

  • ロング・ラブレター〜漂流教室〜フジテレビジョン、2001年)(原作 『漂流教室』)
  • 妖怪伝 猫目小僧 - 「ゲキメーション」と称する、静止画の背景に切り抜きの紙人形を動かし特殊効果や音声を加えた独特な表現手法の作品。一般的なテレビアニメには分類されないことが多い。
  • 怪談整形美女(原作『黒いねこ面』)
  • 雪花魔人形(原作『おろち』姉妹) - 楳図本人も冒頭で雪の中、フンドシ1枚姿で少し登場している。

オリジナルビデオ作品[編集]

  • うばわれた心臓(1985年、監督:早川光 日本初のオリジナルビデオ作品)原作は高校生シリーズ「恐怖」の1エピソード

舞台化作品[編集]

出演[編集]

映画[編集]

ドラマ[編集]

CM[編集]

[編集]

ほか多数

美術展[編集]

  • 楳図かずお大美術展(2022年1月28日〈予定〉 - 3月25日〈予定〉、東京シティビュー TOKYO CITY VIEW(六本木ヒルズ))

アシスタント[編集]

脚注[編集]

  1. a b c d e f ハロウィン少女コミック館
  2. 女性セブン』(1973年)
  3. 悪夢の数式
  4. テレビドガッチ
  5. Yahoo!映画「マザー 」
  6. 「デビュー当時、編集の紹介で1か月くらい(アシスタントではなく)手伝いをした」『ぱふ』の特集より

外部リンク[編集]