岩波書店

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岩波書店(いわなみしょてん)は1913年開業の出版社。開業当時は古書店としてスタートした。創業者は岩波茂雄

概要[編集]

1913年(大正2年)8月5日、岩波茂雄が東京市神田区南神保町16番地(現・東京都千代田区神田神保町)に開いた古書店として出発。あわせて新刊書・雑誌も取り扱う[1]。看板の社名は文豪の夏目漱石が筆をとったといわれる。

定価販売を採用した。ホームページでは『良習慣』と記載されている[1]夏目漱石の『こころ』は著者漱石の自費出版の形で発行された。岩波書店の出版活動としてはこれが最初の活動と見なされている[1]

1927年には東西の古典の普及を目的に岩波文庫を創刊し、大きな反響を呼んだ。

結果として岩波書店と夏目漱石との関係がこの出版によって生まれ、『漱石全集=岩波書店』という関係が築かれ岩波書店にとっての収益源の一つとなる。2016年には『定本 漱石全集』が発行される[2]。漱石全集の編纂については山下浩[3]から岩波書店に対して「本文とは一体何なのか」(山下浩著「拝啓岩波書店殿 ー『新漱石全集』の問題点についてー」1頁目引用[4])と言った質問状が送られたこともあり、結果として『漱石全集=岩波書店』という地位を一段と高めた。

学術書を出版するだけでなく、岩波文庫で多くの古典を収録し大衆が安価で古典を手に取ることが出来るようになった。また岩波新書では多岐にわたる学問の中から多くの学術研究の成果を収録した。

日本の共産主義の中で講座派と呼ばれる派閥の語源は岩波書店から刊行された『日本資本主義発達史講座』であり[5]大塚金之助山田盛太郎平野義太郎服部之総羽仁五郎小林良正など、マルクス主義の理論家30数名が執筆している。

前出の『漱石全集』以外にも『森鷗外全集』『泉鏡花全集』『西田幾多郎全集』『三木清全集』等も発行している。

また図書、世界、科学、思想、文学、環境と公害、などリベラル系の雑誌を刊行している。

出典・引用[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]