料理
料理(りょうり)とは、野菜・果物・食肉・魚類その他の食材を「剥く」「切る」「さらす」「焼く」「蒸す」「揚げる」といった方法で加工し、加工した本人自身も含めた誰かに供する行為(調理を含む)、および供出された食品をいう。
なお、格闘技で相手を圧倒することもいう。
概要[編集]
食事は栄養を取って生命活動を保つための重要な手段であるが、人類は古今東西、美味を求め、食品の盛り付けの美しさを求め続けた。これによって料理は発達し、生活の楽しみの一つとなった。
歴史[編集]
二足歩行が可能で両手が自由に使える人類が誕生し、食材の加工を可能にした。他の動物は食材の不可食部分は歯や嘴で取り除いたが、人類は手で、さらに石を加工したナイフで取り除いた。これが料理の始まりである。火の発見は食材の加工に大きく寄与した。食材を焼くことで寄生虫を殺し、有毒物質を変性させ、灰汁取り除いたり、軟らかくすることもできるようになった。土器の発明は煮炊きすることによって、固い種子も軟らかくすることができるようになった。
地域性[編集]
単に緯度の違いのみならず、生産地・漁獲地や、食品の保存性や流通、消費地における消費動向などによって、各地に地域的な料理が生まれている。
たとえば沖縄料理は北前船の影響もあって昆布が使われており、北前船がなぜ沖縄に立ち寄ったかというと砂糖を仕入れ乾物を輸出するためであり、昆布・鮑・フカヒレ・ナマコ・椎茸などが乾物として大陸に輸出されていたためである。
駿河湾ではシラスやサクラエビの本場であるのは漁獲地であるからである。生鮮野菜は都市周辺に生産地があるが、それ以外に地産地消タイプの地場野菜がある。
その他[編集]
『獣医ドリトル』に登場する「謎丼」は、「栄養素が足りていて手早く作れる」というものだが、なんとなく形式として認知されて様式化し、「謎丼」と呼ばれるようになって料理として成立した。
「玉子がけご飯」も、もともとは料理とは謂いがたいものであったが、「TKG」として様式化されたたために料理として成立した。藤子不二雄のマンガに登場する「小池さん」が常食しているインスタントラーメンも、当人なりの「こだわり」があり、個性の一部として認められている以上、料理のひとつである。
この観点からいうと、「料理上手」「料理下手」といったカテゴライズはフェミニズムを含むポリティカル・コレクトネスに反す(メシマズなどはこのあたりに引っかかっている)。「料理」のサブカテゴリーである「病人食」「メシ」は料理のうちだが、「前の晩にやったスキヤキの汁を玉子でとじて飯にかけて食う」などは、「料理以前」であり「料理の原点」に近いものがある。「まかないメシ」などは、同じく料理の原点近くに位置し、「なつかしメシ」などはここに類する。代表はソーライス。
九州男児メシマズ説[編集]
「料理」とは、「理(ことわり)を料(はか)る」の意であり、要するに化学実験であるので核反応とかは起きない。つまり、一定の材料を用いて分量・時間・温度などを守れば、ほぼ安定した(結果としての食品である)「料理」は結果として再現できる。
ところが、九州男児は「理を謂うな!」「理を説くな!」という気風でそだっているため、調理法を守らない。その結果としてメシマズになるという説がある。自炊環境で自分で作ったものを喰っているぶんにはまったく問題はないのだが、複数人分の食品を調理する際に、核反応じみたマズメシを大量に作って「うまいか?」「うまいか?」攻撃をする筋悪なメシマズがいる。
うえやまとちの『クッキングパパ』は、そうした風潮に対する「九州男児が全員メシマズという訳ではないんだぞ!」というアンチテーゼであると思われる。
地域別料理一覧[編集]
中東・アジア[編集]
ヨーロッパ・地中海[編集]
南北アメリカ[編集]
太平洋・オセアニア・マライ・ポリネシア[編集]
アフリカ[編集]
脚注[編集]
関連項目[編集]
- 料理美術
- 料理史
- 世界の料理一覧
- 古代料理の一覧
- 歴史的な料理の一覧
- 世界三大料理
- 調理
- 調理法
- 料理本
- 食事
- 食文化
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