ソーライス
ナビゲーションに移動
検索に移動
ソーライスとは、大阪の阪急百貨店うめだ本店の大食堂の話とされる。
概要[編集]
本来はランチメニューの一部であったらしい。
定食は前菜も主菜もあってコーヒーなどとのセットメニューであったが、「ご飯お代わり」や「アラカルトとご飯」という注文もOKであったらしい。
そうするとライスには付け合わせの漬物とキャベツの繊切りも添えられていたため、「ライスのみ」を注文してテーブル備えつけのソースをかけて喰うという(コーヒーくらいは注文したかもしれない)が頻発し、「ライスのみのご注文はお断りします」という貼紙をした。
支配人は社長に相談したところ、「ライスだけの注文にはライスを大盛りにして、付け合わせも多めに」と指示して「ライスのみの注文を歓迎いたします」と新聞広告を打ち、結果的に百貨店の売上も上がったという。
百貨店の客は食堂だけを利用するわけではなく、他のテナントの売上によって利益を上げているという関係上、合理的な判断ではある。
デパートの屋上に遊具があったり園芸コーナーがあったり観賞魚コーナーがあったり、その下が催事場・美術館・食堂・映画館というスタイルの応用である。百貨店の大食堂はおおむね店舗階の最上階にあり、入店して食堂に直行して食事だけをしてすぐ出店する客はほとんどいなかろうと思われる。カレーライスやオムライス、お子様ランチなどは百貨店の食堂メニューとしては定番であり、スパゲッティ・ナポリタンやスパゲッティ・ミートソース、チキンライスなどと同様の立ち位置であったと思われる。
由来ははっきりしており、風説・風聞によって広く知られているものの、現在では その実体はあまり知られていないという謎の料理となっている。