香辛料

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香辛料(こうしんりょう)とは、スパイスと同義。ほとんどが植物であり、種子、果皮、根茎、果実、樹皮、葉などである。

概要[編集]

植物は身を守るために自身を強い匂いや苦味、辛味といったアルカロイドを持つが、人類はこれを消化器系統から消化液を分泌させて食欲増進に利用した。特にヨーロッパでは獣肉の保存のために使われ、ローマ帝国では香辛料は同じ重さのと同じ価値であった。オスマン帝国地中海を支配し、香辛料に高い関税をかけたのをきっかけにレコンキスタを終わらせて他のヨーロッパ諸国よりも早く絶対王政を確立させたスペインポルトガルが香辛料を大量に栽培されるインドと直接取引するために大海原に乗り出した。これが大航海時代の始まりである。

などいろいろあるが、乾燥させて粉末状にしたものが「香辛料」、生のまま利用するのが「ハーブ(香菜、香味野菜)」ということであるらしい。明確な定義はないらしく、JAS の規格に当たっても不明確であった。

人間生活との関わり・利用[編集]

このあたりは、日本人にとっては判断が難しい。「山椒」の葉はハーブであるが種は香辛料である。同じ「ショウガ」でも「生姜」は生で使うからハーブなのであって、「干姜」は香辛料である。大蒜はスライスして乾燥させたニンニクチップは香辛料だが、生で使えば香味野菜なのでハーブである。

日本の香辛料に対する規制では、放射線の使用制限のため、七味などで稀に生きた虫の卵が混入して、かつ常温保存では孵化することがあるため注意が必要である。 対策として、冷蔵保存がある。(そもそも七味は冷蔵保存である。)


脚注[編集]