東日本旅客鉄道長野支社
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東日本旅客鉄道長野支社
E353系。当形式も長野支社が管理している。 | |
所在地 | 長野県長野市栗田源田窪992-6 |
管理旅客路線 | 北陸新幹線(軽井沢 - 飯山間の駅) 中央本線(信濃境 - 塩尻) 辰野支線(全線) 篠ノ井線(全線) 大糸線(松本 - 南小谷) 信越本線(篠ノ井 - 長野) 飯山線(豊野 - 森宮野原) 小海線(甲斐小泉 - 小諸) |
車両センター | 長野総合車両センター(都ナノ) 松本車両センター(都モト) 小海線営業所(長コミ) |
運輸区 | 長野総合運輸区 松本運輸区 |
公式Twitter | 信州の列車旅 JR東日本長野支社【公式】 |
東日本旅客鉄道長野支社とは、長野駅を拠点とするJR東日本の支社である。通称「長野支社」。国鉄時代には同所に長野鉄道管理局が所在していた。
概要[編集]
中央本線信濃境 - 塩尻・辰野支線や篠ノ井線・信越本線(長野区)等を管轄している当支社。348.5Kmの在来線と136.5Kmの新幹線、豊野駅を含む114駅の鉄道駅を管轄している。
当支社には長野総合車両センターがあるため検査などで入場する車両も多く、JR東日本八王子支社やしなの鉄道など様々な場所の車両が改造や検査のため入場する。過去には相鉄の車両が入場したこともある。
また、当支社に所属する鉄道車両は運用範囲が広く、在来線だけでも211系に関しては八王子支社管轄の立川駅やJR東海管轄の中津川駅に乗り入れる運用が存在。E353系に関しては更に足を伸ばし東京支社管轄の新宿駅や東京駅、千葉支社管轄の千葉駅にまで乗り入れる運用が存在。幅広い範囲で当支社所属の車両が使われている。
北陸新幹線(長野新幹線)開業以前はしなの鉄道線の信濃追分駅から篠ノ井駅、北しなの線の妙高高原駅を除く全線を管理していた。
歴史[編集]
- 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化。東日本旅客鉄道長野支社発足。
- 1988年(昭和63年)12月1日 - 小海線に美里駅を新設。
- 1997年(平成9年)10月1日 - 長野新幹線→北陸新幹線 高崎駅 - 長野駅間開業。これに伴い信越本線軽井沢駅 - 篠ノ井駅間をしなの鉄道に移管。そのほか、軽井沢駅が新幹線の駅として高崎支社から移管され、小海線に新幹線接続駅として佐久平駅を設置。信越本線に今井駅を新設。
- 2007年(平成19年)3月18日 - 篠ノ井線に平田駅を新設。
- 2010年(平成22年)4月1日 - 飯山線 足滝駅 - 越後川口駅間を新潟支社に移管。
- 2015年(平成27年)3月14日 - 北陸新幹線 長野駅 - 金沢駅間延伸開業。これに伴い信越本線 長野駅 - 妙高高原駅間をしなの鉄道株式会社に移管。篠ノ井駅 - 長野駅間はJRのまま存続。
- 2019年(平成31年)4月1日 - 新幹線統括本部発足に伴い、北陸新幹線の運行・線路設備管理業務ならびに、長野新幹線車両センターを同本部へ移管。
- 2020年(令和2年)12月18日 - この日を以って支社公式サイトを閉鎖。だが完全に無くなったわけではなく、プレスリリースなどはJR本部とは別で発行されている。
管轄路線[編集]
長野県内のJR線のうち、中央本線塩尻駅以東・大糸線の大部分(南小谷駅以南)の路線並びに県外につながる小海線を管轄している。新幹線については2019年4月1日より発足した新幹線統括本部へ列車運行・線路設備管理業務を順次移管しているが、現在も元々の管轄区間が営業エリアとして位置づけられている。
- 長野県内の中央本線塩尻駅以西と飯田線は、東海旅客鉄道東海鉄道事業本部の管轄。
- 長野県小谷村の大糸線非電化区間(中土駅・北小谷駅)は、西日本旅客鉄道金沢支社の管轄。
- 路線
※支社境界はいずれも閉塞区間上にあるため、境界線の内側の停車場(駅・信号場など)を記載している。
路線名 | 区間 | 駅数 | 備考 |
---|---|---|---|
北陸新幹線 | (軽井沢駅・佐久平駅・上田駅・長野駅・飯山駅) | [* 1]2(5) | 左記5駅の駅運転・営業業務のみ担当 列車運行・線路設備管理は新幹線統括本部の管轄 |
■中央本線 | 信濃境駅[* 2] - 塩尻駅[* 3] | 10 | 旅客案内上は「中央東線」と呼称する場合あり |
岡谷駅 - 辰野駅 - 塩尻駅(辰野支線) | [* 4]4 | ||
■篠ノ井線 | 塩尻駅 - 篠ノ井駅(全線) | [* 5]13 | |
■大糸線 | 松本駅 - 南小谷駅 | [* 6]32 | |
■信越本線 | 篠ノ井駅 - 長野駅 | 5 | |
■飯山線 | 豊野駅[* 7] - 森宮野原駅[* 8] | 18 | |
■小海線 | 甲斐小泉駅[* 9] - 小諸駅[* 7] | 30 |
- 駅数・支社境界についての注釈
- ↑ カッコ内は在来線併設駅を含めた駅数。
- ↑ 小淵沢駅との間の、山梨県と長野県の県境の若干東側(東京基点172キロポスト付近)に八王子支社との境界がある。
- ↑ 塩尻駅以西の「中央西線」区間を管轄するJR東海の東海鉄道事業本部との境界は中央西線第一場内信号機であるが、営業上は塩尻駅を境界としている。
- ↑ 支線分岐駅である岡谷駅と塩尻駅は含まない。
- ↑ 中央本線と接続する塩尻駅、信越本線と接続する篠ノ井駅は含まない。
- ↑ 篠ノ井線と接続する松本駅は含まない。
- ↑ a b 豊野駅と小諸駅の構内はしなの鉄道の管轄であるが、共同使用駅の扱いとしてJR長野支社管内の駅としても計上される。
- ↑ 足滝駅との間の、長野県と新潟県の県境付近に新潟支社との境界がある。
- ↑ 小淵沢駅との間の、県道11号線との交差付近(小淵沢起点1.0km地点)に八王子支社との境界がある。
車両基地[編集]
- 長野総合車両センター
- 松本車両センター
- 小海線統括センター
- キハE200系、キハ110系、キハ100系(全て小海線用)
関連ページ[編集]
- 東日本旅客鉄道八王子支社 - 共に中央本線を管轄する支社。中央本線の大月以西の列車はすべて当支社の車両が使われている。
- 東日本旅客鉄道