智頭急行智頭線
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智頭急行 智頭線 | |
|---|---|
 | |
| スーパーはくと(大阪駅にて) | |
| 基本情報 | |
| 国 |  日本 |
| 所在地 | 兵庫県、岡山県、鳥取県 |
| 起点 | 上郡駅 |
| 終点 | 智頭駅 |
| 駅数 | 14駅 |
| 開業 | 1994年12月3日 |
| 所有者 | 智頭急行 |
| 運営者 | 智頭急行 |
| 車両基地 | 大原車庫 |
| 使用車両 | 使用車両の節を参照 |
| 路線諸元 | |
| 路線距離 | 56.1km |
| 軌間 | 1067mm （狭軌） |
| 線路数 | 単線 |
| 電化方式 | 非電化 |
| 最大勾配 | 26‰ |
| 最小曲線半径 | 260m |
| 閉塞方式 | 自動閉塞式 |
| 保安装置 | ATS-P |
| 最高速度 | 130km/h[1] |
智頭急行智頭線（ちずきゅうこうちずせん）は、兵庫県赤穂郡上郡町の上郡駅から鳥取県八頭郡智頭町の智頭駅を結ぶ智頭急行の鉄道路線である。
兵庫県、岡山県、鳥取県を結ぶ鉄道路線である。
沿革[編集]
陰陽連絡線の一つとして明治時代から構想されたが、工事開始は遅く、1960年代後半に日本鉄道建設公団の工事線となり、工事が進められた。しかし、1980年成立の国鉄再建法によって工事が凍結された。地元では第三セクターによる営業が計画され、智頭鉄道が設立された。設立後、制御付き振子気動車に対応するため、若干工期が延び、智頭鉄道は開業直前に智頭急行と改称した。
路線データ[編集]
運用[編集]
旅客列車[編集]
- 特急「スーパーはくと」
- 運行区間：倉吉・鳥取－智頭－上郡－姫路－京都
- 本数：2時間に1本
- 車両：智頭急行HOT7000系気動車
- 鳥取と京阪神を結ぶ特急[注釈 1]。
- 特急「スーパーいなば」
- 運行区間：鳥取－智頭－上郡－岡山
- 本数：2〜3時間に1本
- 車両：JR西日本キハ187系気動車
- 津山経由の急行「砂丘」に代わって、岡山駅と鳥取駅を結ぶ特急。新幹線接続は岡山駅のみ[注釈 2]なので、「Sはくと」の補完にはならない。
普通列車は鳥取駅乗り入れが設定される一方、上郡駅に近い新幹線停車駅で新快速の本数も多い相生駅には乗り入れていないため、多客期に特急の補完機能を果たしていない。車両はすべてHOT3500形が使用される。
貨物列車[編集]
運転の実績はない。
駅一覧[編集]
- ●：停車 ｜：通過
- 普通列車は全駅停車
- 列車交換…∨・◇：列車交換可能 ｜：列車交換不可能
| 駅名 | 駅間キロ | 営業キロ | 特急 | 接続路線 | 列車交換 | 所在地 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 上郡駅 | - | 0.0 | ● | 西日本旅客鉄道：A S 山陽本線 | ∨ | 兵庫県 | 赤穂郡 上郡町 |
| （岩木信号場） | - | (3.8) | ｜ | ◇ | |||
| 苔縄駅 | 4.8 | 4.8 | ｜ | ｜ | |||
| 河野原円心駅 | 2.6 | 7.4 | ｜ | ◇ | |||
| 久崎駅 | 4.8 | 12.2 | ｜ | ◇ | 佐用郡 佐用町 | ||
| 佐用駅 | 5.0 | 17.2 | ● | 西日本旅客鉄道：K 姫新線 | ◇ | ||
| 平福駅 | 5.3 | 22.5 | ｜ | ◇ | |||
| 石井駅 | 4.6 | 27.1 | ｜ | ｜ | |||
| 宮本武蔵駅 | 3.5 | 30.6 | ｜ | ｜ | 岡山県 | 美作市 | |
| 大原駅 | 2.6 | 33.2 | ● | ◇ | |||
| 西粟倉駅 | 4.2 | 37.4 | ｜ | ｜ | 英田郡 西粟倉村 | ||
| あわくら温泉駅 | 3.2 | 40.6 | ｜ | ◇ | |||
| 山郷駅 | 6.6 | 47.2 | ｜ | ｜ | 鳥取県 八頭郡 智頭町 | ||
| 恋山形駅 | 2.8 | 50.0 | ｜ | ◇ | |||
| 智頭駅 | 6.1 | 56.1 | ● | 西日本旅客鉄道：B 因美線 | ◇ | ||
- 智頭急行直営駅（3駅）
- 上郡駅・大原駅・智頭駅
- JR西日本交通サービスによる業務委託駅（1駅）
- 佐用駅
上記以外の駅は無人駅である。
連絡運輸[編集]
- 線内通過の特急列車があるため、上郡、佐用、智頭の各駅で接続するJR西日本を含むJR旅客鉄道6社と接続駅間の通過連絡運輸を結んでいる。これは伊勢鉄道、京都丹後鉄道と同様である。
- 一方、線内の非接続駅発着の切符については、連絡運輸はJR北海道以外のJRの一部の駅に限定される。
- 開業後間もなく周遊指定地接続線、及び周遊券の経路となったが、ほどなく周遊券の制度そのものが廃止された。周遊きっぷの経路としても認められたが、これもほどなく廃止された。
脚注[編集]
注釈[編集]
出典[編集]
- ↑ 寺田裕一『日本のローカル私鉄 (2000)』 - ネコ・パブリッシング
参考文献[編集]
特定地方交通線／公団凍結線／その他国鉄工事線 |