足利義持
ナビゲーションに移動
検索に移動
足利義持(あしかがよしもち)は、室町幕府4代征夷大将軍。足利尊氏の曾孫(孫の子)。
概要[編集]
1386年出生。1395年に将軍職を引き継ぐ。政務は父の足利義満がとったが、義満はこの頃、異兄弟を偏愛していた。
義満死後は管領の斯波義将が政務を取る。1400年代初頭に日明貿易を中止し、1416年には上杉禅秀の乱を鎮圧した。晩年に室町殿から政治拠点を三倉殿に移した。1423年に出家し僧侶となり、将軍職を嗣子の足利義量に譲るが、事実上の権利は義持が持っていた。義量が早逝すると、3年ほど将軍職は空位となり、前将軍で実質大御所の義持が再び幕府のトップとなった。後に大甥の義稙が将軍職を一度取り上げられ、返り咲いた事例が生じたが、大御所に相当する者が後継将軍を置かずに3年もの間、幕閣トップに就いたのは義持しかいない[注 1]。
1428年に病に倒れ死去。享年43。後継将軍は義持の弟の中から籤で決められ義教が就いた。
同時代の帝王[編集]
- フランス - 国王:シャルル6世 - シャルル7世(ヴァロワ朝)
- エジプト - スルタン:ナースィル・ファラジュなど数代(マムルーク朝)
- イラン - シャー:ティムール - ハリール・スルタン - シャー・ルフ(ティムール朝)
- インド南部 - 国王:デーヴァ・ラーヤ1世など数代(サンガマ朝)
- 中国 - 皇帝:洪武帝 - 建文帝 - 永楽帝(明)
- 日本 - 天皇:後小松天皇 - 称光天皇
関連項目[編集]
注[編集]
日本史における歴代将軍一覧 |