JR千歳線

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
(全線 第一種鉄道事業者
日本貨物鉄道(JR貨物)
(沼ノ端 - 白石間 第二種鉄道事業者
千歳線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地北海道
種類普通鉄道在来線幹線
起点沼ノ端駅(本線)
南千歳駅(支線)
終点白石駅(本線)
新千歳空港駅(支線)
駅数一般駅:1駅
旅客駅:14駅
貨物駅:1駅
信号場:2か所
電報略号チセセ
路線記号H(沼ノ端駅 - 白石駅間)
AP(新千歳空港駅)
路線記号については当該記事も参照
開業1926年8月21日(沼ノ端駅 - 東札幌駅 - 苗穂駅間)
1973年9月9日(北広島駅 - 新札幌駅 - 白石駅間)
1992年7月1日(南千歳駅 - 新千歳空港駅間)
廃止1973年9月10日(北広島駅 - 東札幌駅 - 苗穂駅間)
所有者北海道旅客鉄道(JR北海道)
運営者北海道旅客鉄道(JR北海道)
(全線 第一種鉄道事業者
日本貨物鉄道(JR貨物)
(沼ノ端 - 白石間 第二種鉄道事業者
車両基地札幌運転所苗穂運転所
路線諸元
路線距離56.6 km(沼ノ端駅 - 白石駅間)
2.6 km(南千歳駅 - 新千歳空港駅間)
軌間1,067 mm
線路数複線(沼ノ端駅 - 白石駅間)
単線(南千歳駅 - 新千歳空港駅間)
電化区間全線
電化方式交流20,000 V・50 Hz
架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置ATS-DN
最高速度120 km/h(沼ノ端 - 白石間)
95 km/h(南千歳 - 新千歳空港間)

千歳線(ちとせせん)は、北海道旅客鉄道(JR北海道)の鉄道路線幹線)である。

概要[編集]

北海道西南部、石狩平野南部、渡島半島の基部を横断し、札幌、千歳空港、苫小牧方面を結ぶ幹線鉄道で、JR北海道の鉄道路線の中では最も輸送密度が高い[1]

駅一覧[編集]

本線[編集]

便宜上、末端部で全列車が乗り入れる室蘭本線苫小牧駅 - 沼ノ端駅間、函館本線白石駅 - 札幌駅間も合わせて掲載。

  • 全区間交流電化(ただし、後述の日高本線用単線を除く)
  • 苫小牧駅 - 苫小牧貨物駅間は三線(室蘭本線・千歳線用の複線と日高本線用の単線を併設)、苫小牧貨物駅 - 白石駅間は複線、白石駅 - 札幌駅間は複々線(函館本線用・千歳線用それぞれの複線を併設)
  • 駅番号の( )は旅客駅時代のもの
  • (貨):貨物専用駅、◇:貨物取扱駅(定期貨物列車の発着なし)、特定都区市内制度の「札幌市内」エリアの駅
  • 累計営業キロは沼ノ端駅からのもの。駅間営業キロは旅客駅間のもの。
  • 停車駅
    • 普通列車は基本的にすべての旅客駅に停車するが、一部の列車は▽の駅を通過する。
    • 特別快速・快速=特別快速・快速「エアポート」…●:全列車停車、|:全列車通過、▲:早朝・夜間のみ停車
      • 特別快速・快速「エアポート」のすべての停車駅については列車記事を参照
    • 特急列車については、広域輸送に挙げられている各列車記事参照
路線名 駅番号 駅名 営業キロ 特別快速 快速 接続路線・備考 所在地
駅間 累計
室蘭本線 H 18 苫小牧駅 - 8.8     北海道旅客鉄道室蘭本線東室蘭方面)・日高本線 胆振管内
苫小牧市
  (貨)苫小牧貨物駅 - 5.4     (日高本線との施設上の分岐駅)
H 17 沼ノ端駅 8.8 0.0     北海道旅客鉄道:室蘭本線(岩見沢方面)
千歳線
H 16 植苗駅 6.4 6.4      
(H 15) 美々信号場 - 13.9       石狩管内 千歳市
H 14 南千歳駅 12.0 18.4 北海道旅客鉄道:千歳線(支線)・石勝線[* 1]
H 13 千歳駅 3.0 21.4  
H 12 長都駅
キリンビール北海道千歳工場前)
3.5 24.9  
H 11 サッポロビール庭園駅 2.2 27.1   恵庭市
H 10 恵庭駅
北海道文教大学前)
2.3 29.4  
H 09 恵み野駅 2.5 31.9  
H 08 島松駅 2.2 34.1  
H 07 北広島駅 6.5 40.6   北広島市
  西の里信号場 - 44.4
H 06 上野幌駅 8.0 48.6   札幌市 厚別区
H 05 新札幌駅 2.9 51.5 札幌市営地下鉄T 東西線新さっぽろ駅 (T 19)
  (貨)札幌貨物ターミナル駅 - 53.6   白石区
H 04 平和駅 2.9 54.4  
H 03 白石駅 2.2 56.6 北海道旅客鉄道: 函館本線(岩見沢方面)
函館本線
H 02 苗穂駅 3.9 60.5   中央区
01 札幌駅 1.9 62.4 北海道旅客鉄道: 函館本線(小樽方面)[* 2] 札沼線(学園都市線)[* 3]
札幌市営地下鉄:N 南北線H 東豊線さっぽろ駅 (N 06H 07)
北区
[* 4]
  1. 南千歳駅を始発・終着とする列車はなく、普通列車は全列車が千歳駅まで乗り入れる。
  2. 大半の列車が小樽方面へ直通運転をする。
  3. 札沼線の正式な起点は函館本線桑園駅だが、運転系統上は全列車が札幌駅に乗り入れており、うち上り1本が千歳線札幌駅 - 新千歳空港駅間に快速「エアポート」として直通する。
  4. 駅ビルは中央区に所在。

支線[編集]

  • 全区間交流電化・単線
  • すべての特別快速・快速「エアポート」ならびに普通列車が両駅に停車する。
  • 両駅ともに石狩管内千歳市内に所在し、列車交換が可能
駅番号 駅名 営業
キロ
接続路線・備考 地上

地下
AP 15 新千歳空港駅 - 地下
H 14 南千歳駅 2.6 北海道旅客鉄道:千歳線(本線)[* 1]石勝線 地上
  1. 新千歳空港駅発着の全列車が札幌駅へ乗り入れている。

廃止区間[編集]

所在地の名称は廃止時点のもの。全駅北海道(石狩管内)に所在。これらの区間は非電化(苗穂駅 - 東札幌駅間は1931年 - 1957年の間1500 V 直流電化)。

  • 苗穂駅 - 東札幌駅間 (3.1km) - 1973年(昭和48年)9月10日廃止。
  • 東札幌駅 - 月寒駅間 (2.7km) - 1973年(昭和48年)9月10日函館本線(貨物線)に編入後、1976年(昭和51年)10月1日廃止。
  • 月寒駅 - 北広島駅間 (16.1km) - 1973年(昭和48年)9月10日廃止。
駅名 営業キロ 接続路線・備考 所在地
駅間 累計
苗穂駅 - 0.0 日本国有鉄道:函館本線
札幌市電:苗穂線(苗穂駅前停留場) - 1971年10月1日廃止
札幌市 中央区
東札幌駅 3.1 3.1 日本国有鉄道:函館本線(貨物支線・白石方面) - 1986年11月1日廃止
定山渓鉄道定山渓鉄道線 - 1969年11月1日廃止
白石区
月寒駅 2.7 5.8  
大谷地駅 3.1 8.9  
上野幌駅(初代) 3.5 12.4   白石区
(現在は厚別区に分離)
西の里信号場(初代) 5.2 17.6   札幌郡広島町
(現在の北広島市
北広島駅 4.3 21.9 日本国有鉄道:千歳線(沼ノ端方面)

かつて旅客駅だった信号場[編集]

  • 美々信号場 - 旧・美々駅 (H15)。2017年(平成29年)3月4日旅客扱い廃止。

過去の接続路線[編集]

  • 沼ノ端駅:富内線(旧線) - 1943年(昭和18年)11月1日休止(実質廃止)
  • 千歳駅:
    • 海軍千歳第一飛行場軍用線 - 1978年(昭和53年)12月1日廃止
    • 旧海軍第二・第三飛行場軍用線 - 1976年(昭和51年)廃止

トリビア[編集]

旧線のうち、苗穂 - 東札幌間は、定山渓鉄道電車の乗り入れのため、北海道鉄道時代の1931年に直流電化され、国有化後の1957年まで架線が張られていた。このため、函館本線に先んじた国鉄北海道最初の電化区間となった。

脚注[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

路線
営業路線 函館本線 - 根室本線 - 石勝線 - 室蘭本線 - 日高本線 - 千歳線 - 札沼線(学園都市線)
廃止路線 石勝線(夕張支線)(2019年廃止)函館本線(上砂川支線)(1994年廃止) - 歌志内線(1988年廃止) - 幌内線(1987年廃止)
車両基地・車両工場
現有組織 札幌運転所 - 苗穂運転所 - 苫小牧運転所 - 岩見沢運転所 - 苗穂工場
乗務員区
(車両基地併設除く)
現有組織 日高線運輸営業所 - 小樽運転所
廃止組織 追分運転所
その他 岩見沢レールセンター - JR札幌病院