JR石勝線 (夕張支線)
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北海道旅客鉄道(JR北海道) 石勝線 夕張支線 | |
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基本情報 | |
国 | 日本 |
所在地 | 北海道 |
種類 | 普通鉄道(在来線・幹線) |
起点 | 新夕張駅 |
終点 | 夕張駅 |
駅数 | 7駅 |
路線記号 | ○K |
開業 | 1892年11月1日(北海道炭礦鉄道夕張線) |
廃止 | 2019年4月1日(夕張 - 新夕張間) |
所有者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
運営者 | 北海道旅客鉄道(JR北海道) |
車両基地 | 札幌運転所・釧路運輸車両所 |
使用車両 | 運行形態の節を参照 |
路線諸元 | |
路線距離 | 16.1 km |
軌間 | 1,067 mm(狭軌) |
線路数 | 全線単線 |
電化区間 | 全線非電化 |
閉塞方式 | 単線自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-DN |
夕張支線(ゆうばりしせん)は、北海道夕張市の新夕張駅から同市夕張駅を結んでいたJR石勝線の支線である。
概要[編集]
夕張炭田の石炭輸送を目的として、追分駅 - 紅葉山駅[注 1]間と同時に「夕張線」として開業した。
運行形態[編集]
2019年ダイヤ改正時は1日8往復ほど、車両はキハ40系気動車で運行していた。全線非電化であり単線だったため単行での走行となっていた。
廃止後[編集]
廃止後は、夕張鉄道(夕鉄バス)が代替として新夕張駅 - レースイリゾート(鉄道廃止時点での夕張駅前) - 夕張市石炭博物館で1日10往復(一部は乗継が必要、ただし運賃は同額で利用可能)のバスを設定した。従来の夕張鉄道バス夕張市内線の増発・バス停増設という形を取った。予算は、JR北海道が廃線時に夕張市に支払った7億5千万円(代行バスの地元負担額20年分相当)で賄われた。
路線の乗客は約1日260人(『朝日新聞』記事より。『北海道新聞』では280人とする)で、従来のバス路線に比べると1割程度増えている。
2020年3月現在で、新夕張駅前発が12本、新夕張駅前着が10本運転されている。夕張市内では、新夕張駅前・りすた(南清水沢の公共施設) - 新札幌駅前間の新札夕線(北海道炭礦汽船夕張鉄道線の代替)と一体の運用となっており、全区間で10往復以上の便を確保している。
駅一覧[編集]
- 新夕張駅以外では列車交換不可
- 全駅夕張市所属。
駅番号 | 駅名 | 営業キロ | 接続路線 | |
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駅間 | 累計 | |||
K 20 | 新夕張駅 | - | 0.0 | 北海道旅客鉄道:K 石勝線(本線) |
Y 21 | 沼ノ沢駅 | 2.7 | 2.7 | |
Y 22 | 南清水沢駅 | 4.0 | 6.7 | |
Y 23 | 清水沢駅 | 1.5 | 8.2 | |
Y 24 | 鹿ノ谷駅 | 6.6 | 14.8 | |
Y 25 | 夕張駅 | 1.3 | 16.1 |
過去の接続路線[編集]
夕張地域の炭鉱から産出される石炭の輸送を目的とした私鉄・専用鉄道が分岐していたが、現在ではそのすべてが廃止されている。
- 沼ノ沢駅:北海道炭礦汽船真谷地炭鉱専用鉄道 - 1987年(昭和62年)10月13日廃止。
- 清水沢駅:三菱石炭鉱業大夕張鉄道線 - 1987年(昭和62年)7月22日廃止。
- 鹿ノ谷駅:北海道炭礦汽船夕張鉄道線 - 1975年(昭和50年)4月1日廃止。
注釈[編集]
- ↑ 現在の新夕張駅付近