JR石勝線

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北海道旅客鉄道(JR北海道)
(全線 第一種鉄道事業者
日本貨物鉄道(JR貨物)
(全線 第二種鉄道事業者
石勝線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地北海道
種類普通鉄道在来線幹線
起点南千歳駅
終点新得駅
駅数一般駅:0駅
旅客駅:8駅
貨物駅:0駅
信号場:17か所
電報略号ユウセ(夕張線時代)[1]
路線記号H(南千歳駅)
K(追分 - 新得間)
路線記号については当該記事も参照
開業1892年11月1日北海道炭礦鉄道夕張線)
国有化1906年10月1日
全通1981年10月1日
民営化1987年4月1日
廃止1981年7月1日(紅葉山 - 登川間)
2019年4月1日(夕張 - 新夕張間)
所有者北海道旅客鉄道(JR北海道)
運営者北海道旅客鉄道(JR北海道)
(全線 第一種鉄道事業者
日本貨物鉄道(JR貨物)
(全線 第二種鉄道事業者
車両基地札幌運転所釧路運輸車両所
使用車両運行形態の節を参照
路線諸元
路線距離132.4 km[2]
軌間1,067 mm狭軌
線路数全線単線
電化区間全線非電化
最大勾配12
閉塞方式単線自動閉塞式
保安装置ATS-DN
最高速度120 km/h[報道 1][報道 2][報道 3]

石勝線(せきしょうせん)は、北海道千歳市南千歳駅から夕張市を経て上川郡新得町新得駅を結ぶ北海道旅客鉄道(JR北海道)鉄道路線幹線)である。

概要[編集]

滝川経由で三角形の2辺を遠廻りする格好だった札幌 - 千歳 - 新得[注 1]間を短絡する目的で開業した。

追分 - 新夕張間は1892年(明治25年)に開業した国鉄夕張線の一部を利用している。

駅一覧[編集]

便宜上、南千歳駅側のすべての普通列車が乗り入れる千歳線千歳駅までの区間を記載。千歳駅 - 南千歳駅間については、石勝線直通列車についてのみ述べる。

  • 全駅が北海道内に所在
  • 停車駅
    • 特急「おおぞら」は、列車により停車駅が異なる。
    • 特急「とかち」は、川端を除く各駅に停車する。
    • 普通列車は千歳駅 - 新夕張駅間の全旅客駅に停車。新夕張駅 - 新得駅間は普通列車の運転が無く、開業時より乗車券のみで特急の自由席に乗車できる特例が設定されている。
  • 石勝線(南千歳駅 - 新得間)は単線、すべての駅・信号場で列車交換が可能。
  • ※:千歳駅 ‐ 南千歳駅間は千歳線。同区間は複線


路線 駅番号 駅名 営業キロ おおぞら とかち 普通 接続路線・備考 所在地
駅間 累計
H 13 千歳駅 - 3.0   北海道旅客鉄道:
千歳線(札幌方面)
石狩管内 千歳市
H 14 南千歳駅 3.0 0.0       北海道旅客鉄道:
千歳線(苫小牧方面)
千歳線空港支線
石勝線
  駒里信号場 - 5.4  
  西早来信号場 - 11.7   胆振管内 勇払郡 安平町
K 15 追分駅 17.6 17.6 a     北海道旅客鉄道:室蘭本線
(K 16) 東追分信号場 - 21.6  
K 17 川端駅 9.4 27.0     空知管内 夕張郡 由仁町
  滝ノ下信号場 - 30.3   栗山町
(K 18) 滝ノ上信号場 - 35.8   夕張市
(K 19) 十三里信号場 - 40.2  
K 20 新夕張駅 16.0 43.0 a    
  楓信号場 - 48.7    
  オサワ信号場 - 55.7     胆振管内 勇払郡 むかわ町
  東オサワ信号場 - 59.6    
  清風山信号場 - 67.3     上川管内 占冠村
K 21 占冠駅 34.3 77.3 b      
  東占冠信号場 - 81.3    
  滝ノ沢信号場 - 85.7    
  ホロカ信号場 - 92.6    
K 22 トマム駅 21.3 98.6        
  串内信号場 - 104.2     空知郡 南富良野町
  上落合信号場 - 108.3   根室本線〔富良野方面〕と
石勝線との施設上の接続点だった
  新狩勝信号場 - 113.9     十勝管内 上川郡
新得町
  広内信号場 - 120.1    
  西新得信号場 - 125.6    
K 23 新得駅 33.8 132.4       北海道旅客鉄道:
根室本線(特急のみ直通あり)
  • 上落合信号場 - 新得駅間は2024年3月末まで根室本線と重複
  • a: 全12便中8便が停車する。
  • b: 全12便中2便、昼前の1往復が停車する。

廃止区間[編集]

  • 駅名・接続路線の事業者名・路線名は各支線廃止時点のもの。新夕張駅(紅葉山駅)を除く全駅が路線廃止日をもって廃止
  • 全駅が北海道空知管内夕張市に所在

登川支線[編集]

駅名 営業キロ 接続路線・備考
駅間 累計
紅葉山駅 - 0.0 日本国有鉄道:夕張線(本線)
(現在の新夕張駅)
楓駅 4.5 4.5 (2代目であり、現在の楓信号場とは異なる)
登川駅 3.1 7.6

廃止後は紅葉山から楓 - 登川地区境界までのほとんどが国道274号(三川国道)に利用されている。

代替交通機関として夕張鉄道(夕鉄バス)のバス路線が設定されていたものの、2017年10月1日のダイヤ改正をもって廃止された[3]。代替としてタクシー乗車料金補助制度が設定されている[4]

夕張支線[編集]

詳細は「JR石勝線 (夕張支線)」を参照

かつて旅客駅だった信号場[編集]

  • 東追分信号場:旧・東追分駅 (K 16) 。2016年(平成28年)3月26日旅客扱い廃止[5][報道 4][新聞 1]
  • 十三里信号場:旧・十三里駅 (K 19) 。2016年(平成28年)3月26日旅客扱い廃止[5][報道 4][新聞 1]
  • 楓信号場:旧・楓駅(3代)。2004年(平成16年)3月13日旅客扱い廃止[報道 5][新聞 2]

廃駅・廃止信号場[編集]

廃止区間内のものを除く。( ) 内は南千歳駅を起点とした営業キロ。

  • 鬼峠信号場:1986年(昭和61年)3月3日廃止[6]。清風山信号場 - 占冠駅間 (72.5km)

関連項目[編集]

参考文献[編集]

資料[編集]

  • 『北海道鉄道百年史』下巻、日本国有鉄道北海道総局(編集・発行)、1981年3月、67-68頁。

書籍[編集]

雑誌[編集]

  • 北海道夕張郡登川村(編)「[1]」『登川村勢一斑』、夕張郡登川村、1915年
  • 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』第21巻第5号(通巻245号、1987年4月号)、成美堂出版1987年4月1日、 103頁。
  • 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル』第51巻第8号(通巻610号、2017年8月号)、成美堂出版、2017年8月1日、 56頁。
  • 鉄道ファン』第35巻第8号(通巻412号、1995年8月号)、交友社1995年8月1日、 56頁、67頁。
  • 曽根悟(監修) 『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』24号 石勝線・千歳線・札沼線、朝日新聞出版分冊百科編集部、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2009年12月27日

外部リンク[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. 正確には上落合信号場。

出典[編集]

  1. 日本国有鉄道電気局 『鉄道電報略号』、1959年9月17日、25頁。
  2. 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』24号 5頁
  3. 夕張地区ダイヤ改正のお知らせ”. 夕張鉄道 (2017年9月15日). 2018年10月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月1日確認。
  4. 広報ゆうばり 2017年9月号”. 夕張市. 2019年4月1日確認。
  5. a b 『鉄道ジャーナル』通巻610号 56頁
  6. 『歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』24号 14-15頁

報道発表資料[編集]

  1. “安全性向上に向けた輸送サービス抑制へのご理解について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2013年9月4日), オリジナル2013年9月21日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20130921053616/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/130904-1.pdf 2013年9月21日閲覧。 
  2. “11月以降のダイヤについて” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2013年9月20日), オリジナル2013年9月21日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20130921053935/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2013/130920-1.pdf 2013年9月21日閲覧。 
  3. “平成26年8月ダイヤ改正について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2014年7月4日), オリジナル2014年7月14日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20140714153703/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/140704-1.pdf 2014年7月14日閲覧。 
  4. a b “平成28年3月ダイヤ改正について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2015年12月18日), オリジナル2015年12月18日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20151218154545/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2015/151218-3.pdf 2015年12月18日閲覧。 
  5. “平成16年3月ダイヤ改正について” (日本語) (PDF) (プレスリリース), 北海道旅客鉄道, (2003年12月26日), オリジナル2003年12月31日時点によるアーカイブ。, https://web.archive.org/web/20031231131233/http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2003/031226.pdf 2003年12月31日閲覧。 

新聞記事[編集]

  1. a b “「道内8駅」、3月25日廃止〜鉄道ファン訪れ撮影&書き込み〜” (日本語). 北海道新聞 (北海道新聞社). (2016年3月14日 
  2. “さよなら楓駅*最終列車230人乗車*夕張” (日本語). 北海道新聞. フォト北海道(道新写真データベース) (北海道新聞社). (2004年3月12日). オリジナル2016年1月5日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20160105141957/http://photodb.hokkaido-np.co.jp/detail/0090439877 2016年1月5日閲覧。 
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路線
営業路線 函館本線 - 根室本線 - 石勝線 - 室蘭本線 - 日高本線 - 千歳線 - 札沼線(学園都市線)
廃止路線 石勝線(夕張支線)(2019年廃止)函館本線(上砂川支線)(1994年廃止) - 歌志内線(1988年廃止) - 幌内線(1987年廃止)
車両基地・車両工場
現有組織 札幌運転所 - 苗穂運転所 - 苫小牧運転所 - 岩見沢運転所 - 苗穂工場
乗務員区
(車両基地併設除く)
現有組織 日高線運輸営業所 - 小樽運転所
廃止組織 追分運転所
その他 岩見沢レールセンター - JR札幌病院
路線
営業路線 石勝線 - 根室本線 - 釧網本線
廃止路線 標津線(1989年廃止)- 池北線(1989年転換、2006年廃止)
車両基地 釧路運輸車両所(乗務員区併設)
乗務員区など 帯広運転所 - 花咲線運輸営業所
その他 JR中標津トラベルセンター