小田急多摩線

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小田急電鉄
OT 多摩線
基本情報
日本国旗.png日本
所在地神奈川県東京都
起点新百合ヶ丘駅
終点唐木田駅
駅数8駅
路線記号OT
開業1974年6月1日
所有者小田急電鉄
運営者小田急電鉄
路線諸元
路線距離10.6 km
軌間1,067 mm
線路数複線
電化方式直流1,500 V
架空電車線方式
閉塞方式自動閉塞式
保安装置D-ATS-P
最高速度110 km/h

小田急多摩線(おだきゅうたません)は、小田急電鉄が運営する神奈川県川崎市麻生区新百合ヶ丘駅から東京都多摩市唐木田駅までを結ぶ路線。

概要[編集]

新百合ヶ丘駅から唐木田駅まで運行する多摩ニュータウンのアクセス路線として小田急電鉄が運営する。快速急行・急行・通勤急行・一部の各駅停車は新宿駅まで直通で運行している。1974年新百合ヶ丘駅開業と同時に小田急永山駅まで開業し1975年小田急多摩センター駅まで全線開業。1990年唐木田駅まで車両基地設置にあわせ延伸開業。2004年はるひ野駅が開業。新百合ヶ丘駅からはるひ野駅間は小田急が不動産開発に関わった住宅地が続く。

開業当初は更地が多く利用客が少なく、90年代前半までは日中4本の各駅停車のみの運行であった。しかし沿線開発が進み2002年に多摩急行が運行開始し千代田線に直通となる。2002年の時点では駅舎が70年代の設備であったが2004年以降はリニューアルが進む。2018年に急行が新宿発着となり現在に至る。

沿革[編集]

  • 1974年(昭和49年)6月1日 - 新百合ヶ丘駅開業。多摩線小田急永山駅まで開業。
  • 1975年(昭和50年)4月23日 - 小田急多摩センター駅まで開業。
  • 1990年(平成2年)3月27日 - 唐木田駅まで開業。
  • 2002年(平成14年)3月23日 - 多摩線で多摩急行の運行が開始され千代田線と直通運転を開始。
  • 2004年(平成16年)- 多摩線の五月台駅から小田急多摩センター駅で大幅リニューアルを実施(2006年〈平成18年〉3月まで)。
  • 2004年(平成16年)12月11日 - はるひ野駅開業。
  • 2018年(平成30年)3月17日 - 多摩線で快速急行・通勤急行の運行が開始。種別が変更され千代田線発着を新宿発着に変更。急行は土休日下り方面一本を除き小田急線内のみの運行となった。

種別[編集]

快速急行
2018年のダイヤ改正より多摩線直通の運転を開始した。
2022年時点での運行本数は下り方面は平日のみ朝に3本、夕方以降に1本設定されている。
上り方面は土休日のみ、早朝に2本運転されている。
停車駅
唐木田駅 - 小田急多摩センター駅 - 小田急永山駅 - 栗平駅 - 新百合ヶ丘駅 - 小田急小田原線新宿駅まで運転
通勤急行
2018年のダイヤ改正に合わせて新規に設定された種別である。
設定目的は京王線との競合に競り勝つためである。実際のところ小田急の方が京王よりも9分程度早く新宿駅に着ける。
平日朝ラッシュの上り方面のみに設定されており、快速急行との違いは小田原線内の停車駅である。
一時期は8両編成による運行もあったが、現在は10両編成での運行に統一されている。
なお、小田急多摩センター始発の列車の方が多いのが当列車の特徴でもある。
停車駅
唐木田駅小田急多摩センター駅小田急永山駅栗平駅新百合ヶ丘駅小田急小田原線新宿駅まで運転
急行
昔は多摩線の急行はごく僅かに設定されている程度であったが、現在では多摩線内の主力の優等種別にまでなった。
以前は東京メトロ千代田線JR常磐線(各駅停車)への乗り入れが中心で「多摩急行」の名称の時期もあったが、現在は廃止になった。
その代わり新宿駅発車の急行が中心となった。
現在運行されている急行は4つのパターンに分けることができる。土休日下りは新宿駅7時台から22時台まで(新宿駅10時33分発から15時52分発までは全列車)、土休日上りは唐木田駅6時台から22時台まで(唐木田10時49分発から16時42分発までは全列車)が設定されている。
  1. 新宿発着の急行(多摩線内は各駅停車)→2022年のダイヤ変更で大増発された。平日下りは新宿駅9時台から22時台まで(新宿駅9時53分発から16時12分発までは全列車)、平日上りは唐木田駅6時台から21時台まで(唐木田駅10時04分発から15時23分発までは全列車)が設定されている。
  2. 新宿発着の急行→2022年のダイヤ変更で減便された。基本的には朝・夕ラッシュ時間帯を中心に設定されている。
  3. 多摩線内のみを走る急行→平日下りは朝に3本、平日上りは早朝に1本のみ設定されている。
  4. 途中駅始発の急行→平日下りに登戸始発が1本設定されている。
停車駅
唐木田駅 - 小田急多摩センター駅 - 小田急永山駅 - 栗平駅 - 新百合ヶ丘駅 - 小田急小田原線新宿駅まで運転。なお土休日下り一本のみJR常磐線各駅停車から千代田線経由の急行唐木田行きが運行されていたが廃止された。
各駅停車
多摩線内各駅に停車する。
基本的には新百合ヶ丘 - 唐木田間の6両編成の折り返し運転が中心だが、早朝深夜帯には新宿駅発着が運行される。
停車駅
多摩線内の各駅。

駅一覧[編集]

  • 駅番号は、2014年1月より順次導入[1]
  • 各駅停車は各駅に停車するため省略
凡例
  • 停車駅 - ●:停車、|:通過、↑:上り方向通過(通勤急行のみ)
  • 待避設備 - ◇:あり、□:以前はあったが現存しない、空欄:なし
駅番号 駅名 駅間
キロ
累計キロ 急行 通勤急行 快速急行 接続路線 待避設備 所在地
新百合ヶ丘
から
新宿
から
OH 23 新百合ヶ丘駅 - 0.0 21.5 小田急電鉄OH 小田原線新宿駅まで直通運転) 神奈川県
川崎市
麻生区
OT 01 五月台駅 1.5 1.5 23.0  
OT 02 栗平駅 1.3 2.8 24.3  
OT 03 黒川駅 1.3 4.1 25.6  
OT 04 はるひ野駅 0.8 4.9 26.4  
OT 05 小田急永山駅 1.9 6.8 28.3 京王電鉄KO 相模原線京王永山駅:KO40   東京都
多摩市
OT 06 小田急多摩センター駅 2.3 9.1 30.6 京王電鉄:KO 相模原線(京王多摩センター駅:KO41
多摩都市モノレールTT 多摩都市モノレール線多摩センター駅:TT 01
OT 07 唐木田駅 1.5 10.6 32.1    

車両[編集]

脚注[編集]

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注釈[編集]

出典[編集]

外部リンク[編集]

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