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ソビエト連邦
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| 国旗 | |
| 名称 | |
|---|---|
| 国の標語と国歌 | |
| 国の標語 | Пролетарии всех стран, соединяйтесь!(万国の労働者よ、団結せよ!) |
| 国歌 | ソビエト社会主義共和国連邦の国歌(時代に合わせ変化あり) |
| 基本情報 | |
| 首都 | モスクワ |
| 公用語 | ロシア語 |
| 建国年月日 | 1922年12月30日 |
| 解体年月日 | 1991年12月26日 |
| 人口/面積 | |
| 経済 | |
| 通貨 | ソビエト連邦・ルーブル（SUR） |
| コード | |
| 政府 | |
| 歴史 | |
| 十月革命 | 1917年11月7日 |
| 建国 | 1922年12月30日 |
| 承認 | 1924年2月1日 |
| 一党独裁制の放棄 | 1990年3月14日 |
| ソ連8月クーデター | 1991年8月19日-8月22日 |
| ソビエト連邦の崩壊 | 1991年12月26日 |
| 備考 | |
ソビエト社会主義共和国連邦（ソビエトしゃかいしゅぎきょうわこくれんぽう、英:Union of Soviet Socialist Republics、USSR ,露:Союз Советских Социалистических Республик,СССР ）は、かつてユーラシア大陸北部に存在した社会主義国。略称はソビエト連邦、ソ連、蘇。
概要[編集]
ロシア、ウクライナ、ベラルーシ、モルドバ、西アジアの一部(コーカサス)、中央アジアおよび北アジア(カザフスタン、シベリア)、そしてバルト三国がソ連の領域だった[注 1]。1917年のロシア革命によって生まれ、1922年12月30日にロシア・白ロシア・ウクライナ・ザカフカスの4共和国でソビエト社会主義共和国連邦の樹立を宣言し、成立した世界最初の社会主義国である。ロシア・ソビエト連邦社会主義共和国をはじめとする15の社会主義共和国で構成された。首都はモスクワ。世界最大の国土面積で人口は世界第3位。資本主義国のアメリカ合衆国と並ぶ超大国であったが、1989~91年に東欧・中欧で民主化革命が起きた煽りを受けて冷戦を経て70年足らずで解体した。解体後はロシアやベラルーシ等が独立し、独立国家共同体（CIS諸国、NIS諸国）を創設し、全部で15の国に別れている。ソ連から独立した国々のうち、ソ連に伴合されたのが第二次世界大戦以降であるエストニア、ラトビア、リトアニアのバルト三国は、独立国家共同体には加わらず、完全にヨーロッパの範囲の国になった。
冷戦中の時点では、ルーマニア、ハンガリー、チェコスロバキア、ポーランド、スウェーデン（海上）、フィンランド、ノルウェー、カナダ（海上）、米国（海上）、日本（海上）、北朝鮮、中国、モンゴル、アフガニスタン、イラン、トルコと数多くの国に接していた。
ソビエト連邦は、ヨーロッパとアジアの2つにまたがる地理区域を統合させて建国されていた。これは、ヨーロッパ側発祥のロマノフ朝がアジアに領地を広げ、そのロマノフ朝の領土を継承したからである。なお、面積はアジア側が広いが、人口はヨーロッパ側が多かった。
歴史[編集]
第二次世界大戦まで[編集]
前身はロシア帝国。第一次世界大戦での相次ぐ敗戦と戦争の長期化により国民生活が逼迫。日に日に不満が溜まってゆく状況だった。1917年3月の二月革命で帝政が打倒され、ケレンスキーを首脳とするブルジョワ民主主義の立場に立つ臨時政府が形成された。しかし、欧米との協調を図りたい臨時政府は戦争を継続、更に中央同盟国への大攻勢(ケレンスキー攻勢)を行ったが、ことごとく失敗。同年11月の十月革命でウラジーミル・レーニン率いるボリシェヴィキが臨時政府を打倒し、ソビエト政権を樹立した。1918年7月にロシア・ソビエト連邦社会主義共和国が成立し、反革命派との内戦の末、1922年12月30日にロシア・ザカフカス・ウクライナ・ベラルーシの各共和国がソビエト社会主義共和国連邦を結成した。 ボリシェヴィキは1918年にロシア共産党、1925年に全連邦共産党、1952年にソビエト連邦共産党と改称され、一党独裁体制を築いた。
第二次世界大戦後[編集]
第二次世界大戦では大きな被害を受け、戦死者は世界一であった。スターリングラードやレニングラードでは悲惨な攻防戦や包囲戦があった。戦後、核武装宣言を行い、アメリカ合衆国に先駆けて人工衛星を打ち上げ、人類を宇宙に送った。1979年のアフガニスタン侵攻によって1980年モスクワオリンピックがボイコットされ、それに対抗して1984年ロサンゼルスオリンピックをボイコットした。 1986年のチェルノブイリ原子力発電所事故、ミハイル・ゴルバチョフ書記長主導のペレストロイカ、グラスノスチを経て、9月クーデターが起き、これによって1991年12月に解体した。
後身[編集]
- 東ヨーロッパ
ロシア
ベラルーシ
ウクライナ
沿ドニエストル共和国（トランスニストリア）
モルドバ
- バルト3国
- コーカサス（カフカス）
- 中央アジア
- 北アジア
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経済[編集]
1929年に全世界で大規模な不況が発生し列強の経済が軒並み落ち込む中、外国と貿易をほとんど行っていなかったソ連は我関せずと言わんばかりに発展を遂げ、世界2位の経済大国となり、1989年に日本に抜かれるまでその地位にあった。その後ロシアとなり10位ほどまで下がる。2010年以降はアメリカ1位と中国2位でソ連に代わり資本主義と社会主義の対立となる。
計画経済なる価格や供給量は全てソ連政府が設定するという特殊なシステムを採用していた為、全期間を通して慢性的な品不足が生じることとなった。
ヨシフ・スターリンの推し進めた重工業化により主に軍需産業が発展する[注 2]も、民生品などの軽工業は軽視され、民衆の生活は貧しかった。60年代になると生活水準は次第に改善していった。質素ではあるが食生活に困ることはなかった。
共産主義思想は競争を否定的に捉えており、技術が余り進歩しなかったので、アメリカからは「ソ連製の商品は安かろう悪かろう」と評される事が多かった。
余談[編集]
- 南極大陸で氷点下89.2度の世界最低気温を観測した基地は本国である。
- スポーツ分野でもステート・アマ制を導入し、社会主義国家の特色が出ている。とりわけオリンピックに力を入れており、宿敵のアメリカと激しいメダル争いを繰り広げていた。
- ただし、ソ連崩壊後は(他の東側諸国も含めて)ドーピング問題も浮き彫りになった。
身分[編集]
資本主義社会では、金持ちほど身分が高く特別扱いされ貧乏人は差別や嫌がらせを受けるが、社会主義社会では、貧しいほうが身分が高く英雄とされやすく共産党でも出世した。代表的な例ではゴルバチョフが有名で大統領まで上り詰めた。（貧しいほど庶民の状況がわかり富裕な社会主義建設に役立つという考え方）
旅行[編集]
外国人[編集]
- 北朝鮮と同様に、外国人の旅行は高額でソ連の国営旅行社に手配してもらう必要があり、旅行中はガイドが付く[1]。
ソ連国民[編集]
- ソ連の国民が外国に旅行に行くことは社会主義国に限り許可されたが、資本主義国へは禁止された。
娯楽[編集]
音楽に関しては、プロの音楽家を目指すものは「VIA(ВИА, Vokalno-instrumentalny ansambl=Vocal and Instrumental Ansemble)」への参加が義務付けられていた。音源はメロディヤしかなかった。だが、皆国立の音楽養成所を出ていたのでテクニックだけはすごかったという[2]。
音楽[編集]
ドラマ[編集]
- 未来からの来訪者 - (1985年、ソビエト連邦中央テレビ)
- ソ連風子供向けSFドラマ 内容が実現するかはプーチンの勝利次第である
アニメ[編集]
歴代最高指導者[編集]
レーニン系の頭髪の少ない指導者と、スターリン系の頭髪の多い（ただし白髪）指導者が交互に現れた。これを「つるふさの法則」あるいは「ハゲ・白髪の法則」と呼ぶ。
国旗[編集]
1924-1955
1955-1980
1980-1991
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