マルクス・レーニン主義
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マルクス・レーニン主義 は、マルクス主義を元にした共産主義の思想のことである。
概要[編集]
カール・マルクスとウラジーミル・レーニンの名前から1924年4月にヨシフ・スターリンが提唱した共産主義の用語である。
以降、ベルリンの壁崩壊まで世界各国の共産党の多くがマルクス・レーニン主義を標榜し、プロレタリア独裁の下での国家指導を志向していた。
別名称に科学的社会主義があるほか北朝鮮では金日成によって朝鮮独自の思想としてチュチェ思想が登場した。
一方で、中国で社会主義市場経済導入といったマルクス主張の経済の一元国有化を実質放棄した政策も生じている。
その他[編集]
- 日本共産党は宮本顕治が個人崇拝につながりかねないマルクス・レーニン主義からの断絶を打ち出し、当時の日本以外の共産党からは「ブルジョア修正主義」と批判された。
- 日本共産党とほぼ同時期に、西欧最大の共産党だったイタリア共産党(イタリア左翼民主主義者の源流)もマルクス・レーニン主義からの断絶を打ち出している。
- ベルリンの壁崩壊後、ドイツ社会主義統一党の後身のドイツ左翼党がマルクス・レーニン主義から断絶している。